2016~2017年にかけて、2018FIFAワールドカップ・アジア予選の最終予選が行われている。最近では、ネイマール選手の移籍が決定し天文学的な移籍金が動くなど、サッカー界は大きな盛り上がりを見せている。実は、サッカーとiDeCo(個人型確定拠出年金)には共通点があるのをご存じだろうか。どちらも、目標達成のために意識すべき内容は非常に似通っているようだ。今回は、サッカーとiDeCoの共通点について紹介しよう。
サッカーとiDeCoの共通点?!ポジションごとの役割
サッカーには、ポジションごとに役割が存在する。大まかに分類すると、ゴールキーパー(GK)、ディフェンダー(DF)、ミッドフィルダー(MF)、フォワード(FW)の4種類に分けられる。
ゴールキーパーは自チームのゴールを守る役割を果たし、ディフェンダーはゴールの近くに陣取って相手の攻撃を食い止める役割を担う。ミッドフィルダーは攻めと守りの中間に位置するポジションであり、状況に応じて攻めにも守りにも参加する。フォワードは基本的には点を取るために攻撃に専念する。
サッカーという競技は、チームの一人ひとりが自身の役割分担を認識し、状況に応じてポジションの人数を変えたり、フォーメーションや戦術を駆使したりして戦うスポーツである。例えば、攻め続けることで得点を狙うのであれば、ディフェンダー4人・ミッドフィルダー2人・フォワード4人という「4-2-4」の非常に攻撃的なフォーメーションを選択することになる。この戦術では、攻めに特化しているため、守備に不安が残るという一面もある。
逆に、守りを固めて機会をうかがう戦術を執るならば、ディフェンダー5人・ミッドフィルダー4人・フォワード1人という「5-4-1」のフォーメーションの採用が考えられる。このように、サッカーでは、状況に応じて「攻め」と「守り」のバランスを巧みに変更し、最適な戦術を随時選んで行く必要があるようだ。
iDeCoの資産運用における「攻め」と「守り」
サッカーにはさまざまなポジションがあるように、iDeCoの資産運用方法にも運用商品によってさまざまなタイプ(ポジション)が存在する。例えば、元本確保型商品(預貯金・保険)や債券などの運用商品は、リスクが低い代わりにリターンも少ないことから、いわば「守り」の運用といえるだろう。一方、株式や不動産は、ハイリターンが見込める代わりに損失のリスクも大きいことから、いわば「攻め」の運用と捉えることができる。
また、サッカーでは、試合の状況変化に応じてフォーメーションや戦術を機動的に変えていくが、同じことは資産運用にも言える。一つの運用方法に固執するのではなく、マーケットなど市況の変化に応じて運用方法を機動的に見直すことが大切である。サッカーのフォーメーションのようにポートフォリオを状況に応じて見直し、リスクとリターンを考慮した戦術を適切にとることができれば、サッカーならワールド杯6大会連続出場も夢ではないし、iDeCoの資産運用なら目標以上の資産形成も決して夢ではないだろう。
サッカーの選手起用とiDeCoの運用商品選定は同じ!?
サッカーの選手起用とiDeCoの運用商品選定には共通点がある。サッカーで自分がチームの監督となる場合、自分がとりたい戦術に適した選手を起用するのが一般的だ。同じことがiDeCoにも言える。iDeCoの加入者は、いわば自分のチーム(=自分の年金資産)の監督であり、「預金」「国内債券」「国内株式」「外国債券」「外国株式」「不動産」「バランス型商品」などの所属選手(=運用商品)の中から、自身の方針に適した運用商品を好きなバランスで選択することが可能なのだ。
また、サッカーが監督の采配によって試合が左右されるのと同様、iDeCoでは加入者の商品選定によって資産運用の結果が左右される。たとえば、フォワードのスター選手ばかり11人揃えさえすれば史上最強のチームになるかというと、そうとは限らない。チームとして機能させるためには、「攻め」と「守り」のバランスを取った選手起用が大切だ。iDeCoの資産運用もまた同じで、さまざまな運用商品からバランスよく起用することが、良い資産形成につながる近道といえるのだ。
あなたもiDeCoでキックオフ!
以上、サッカーもiDeCoも、根本はよく似ているということが理解できたのではないだろうか。サッカーについて熟知している人ならば、もしかしたら普通人よりもiDeCoを上手く活用することができるかもしれない。サッカー日本代表のワールドカップ出場決定を期に、税制メリットの手厚いiDeCoで資産形成のキックオフといきたいところだ。
(提供: 確定拠出年金スタートクラブ )
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