資産運用と一言でいっても投資目的、投資対象、投資方法は様々だ。投資目的にフォーカスしても、
・値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う
・配当や賃料といったインカムゲインを狙う
・意図的に損を出して所得税、法人税を圧縮する
・時価と相続税評価額の差を活用して相続税を圧縮する
と4つに分解できる。投資対象となると、株式、債券、為替、投資信託、不動産、金、仮想通貨(暗号資産)、太陽光発電、飛行機、船舶、絵画、美術品、クラシックカーと多岐にわたる。インターネットの普及に伴う流動性の向上もあり、ありとあらゆるモノが投資の対象になってきている。最近ではスニーカー投資という言葉も生まれているようだ。
ここに現金決済、差金決済、借入を活用した購入、デリバティブを活用したオプション、購入通貨(円建てか外貨建てか)など組み合わせると、資産運用と一言でいっても数多くの選択肢が浮かび上がる。これらを一元的に学ぶことができるのが「投資診断士」という資格だ。
投資に特化した専門資格「投資診断士」
「投資診断士」は投資を検討している方、投資を検討しているが踏み出すのが怖い方、投資で後悔したくない方、そういった方々に投資についてのアドバイス(啓発)をしていくための資格だ。
近年では、NISAやiDeCoといった投資にまつわる制度や、仮想通貨などの新しい投資手法も生まれてきているため、このような新しいトピックについてもカバーしている。また情報技術(IT)を活用した投資手法が増加していることから、現代の投資を理解するのに重要なIT情報リテラシーも研修に盛り込んでいる。
「ファイナンシャルプランナー資格」とは何が違うのか?
いわゆる「ファイナンシャルプランナー(FP)資格」とは何が違うのだろうか。FP資格は、「くらしとお金」に関する様々な専門知識を習得でき、ライフプランに基づく将来の収支見通しを立て、最適な資産設計・資金計画を提案・アドバイスが出来るようになると言われている。
一方「投資診断士」は、投資そのものの考え方、投資商品の具体的な知識、選定方法などが習得でき、投資スタンスに合った商品解説やポートフォリオなどのアドバイスが出来るようになる資格だ。個人投資家、アドバイザー問わず身につけておきたい資格と言えるだろう。
仮想通貨、クラシックカー、絵画への投資までカバー
株式や債券といった伝統的資産はもちろん、オペレーティングリース、仮想通貨、クラシックカー、絵画などの投資方法についても学ぶことができる。実際に使用されている教科書から一部ご紹介しよう。
制度改正より、2015年1月1日以降に取得した、会社の会議室やロビーなどに飾られる絵画や彫刻といった美術品は取得価格が30〜100万円未満であれば償却資産として経費計上できるようになった。
この制度を知る事業主の中には、投資と節税をダブルでできる商材として絵画を購入する人も多く見受けられる。(教科書P.104)
普段であればなかなか触れることができない情報だろう。このような投資判断に直結する知識を幅広く学ぶことができるのが「投資診断士」という資格だ。
東京会場で2020年11月に開催
「投資診断士」の資格を取得できるチャンスは、年に数回あり、最も近い資格試験日は2020年11月21日(土)の予定だ。東京で実施される。「投資診断士」はまだ新しい資格だが、資格保有者の少ない今のうちに取得しておけば、先行者利益を確保することもできるだろう。
あなたも「投資診断士」を取得して、資産運用についてさらに深い知識を身につけてみてはいかがだろうか。