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(画像=Getty Images)

新型肺炎コロナウイルスの経済的・公衆衛生的影響が悪化する中、ワシントン・アップデートの創始者で政治アナリストのアンディ・フリードマン氏は、新型肺炎がトランプ大統領の再選の機会を奪う3つの観点を検証した。

フリードマン氏は2月26日、テレビ演説で、「トランプ大統領は、自分の政権が新型肺炎コロナウイルスとの戦いで 大きな成功を収めていること、米国へのリスクは非常に低いこと、 今後短期間に感染するのは1人か2人だけであることを国民に保証した」としながらも、「しかしこの保証は米疾病管理予防センター(CDC)の悲惨な発表と対照的だ」と述べた。

米疾病管理センター (CDC) によると、これまでに米国で確認された患者は14人で、これに加え、アジアからの旅行者45人は、日本のクルーズ船 「ダイヤモンド・プリンセス」 から本国に送還された人が大半だという。

新型肺炎が国家的危機になればトランプ大統領の再選の可能性は低下へ

フリードマン氏によると、3つの観点から、「実際に新型肺炎コロナウイルスが国家的危機になれば、トランプ大統領の再選の可能性は低くなるかもしれない」と述べた。

機能:「トランプ政権の国家的危機への対応能力が疑問視されるかもしれない」

信頼性:「トランプ大統領の支持者たちは、大統領の発言が自分たちに直接影響を与えないため、誇張をほとんど無視してきた。しかし、もし新型肺炎コロナウイルスが米国で広がれば、テレビで放映された演説を見て、信憑性を疑う支持者もいるかもしれない」

経済:「市場の下落は消費者心理を冷え込ませ、生産や雇用の足を引っ張りかねない。新型肺炎コロナウイルスの拡散が遅くなっても、経済への悪影響は投票日まで続く可能性がある」

フリードマン氏は、世論調査によると、トランプ政権の経済政策を支持する有権者の割合は、個人的支持や大統領としての実績への支持を7ポイント上回った。景気後退はこうした支持を危うくするかもしれない。

しかし、「こうした少数派の有権者すべてが景気後退に否定的な反応を示す訳ではない。一部の人々は、新型肺炎はトランプ大統領がコントロールできないものと見ており、影響が通過すれば、トランプ大統領が就任後に強い経済を作り出したように、経済を復活させると信じている。それでもトランプ大統領への全体的な支持はある程度低下する可能性がある」と付け加えた。

Melanie Waddell
Melanieはワシントン局の投資顧問グループのチーフである。また、規制やコンプライアンスの問題も取り上げ、The Playing FieldコラムやHuman Capitalブリーフィングを執筆している。twitter:@Think_MelanieW mwaddell@alm.com

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