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(画像=Nadya Chetah/Shutterstock.com)

新型肺炎コロナウイルス(COVID-19) の世界的な大流行は、引退を計画する多くのアメリカ人の取り組みを複雑にし、ローリング・ストーンズの2020年の米国ツアーの唯一のスポンサーであるアライアンス・フォー・ライフタイム・インカムの取り組みも複雑にしている。

新型肺炎コロナウイルスの感染拡大により、主催者AEG Presents/Concerts Westは17日、ローリング・ストーンズ「ノー・フィルター」ツアーを延期すると発表した。ツアーは5月8日にサンディエゴで始まり、7月9日にアトランタで終わる予定だった。

ツアー延期に非常に失望

バンドメンバーのミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ロニー・ウッドの4人は声明で、「ツアーを延期しなければならなかったことに非常に失望している」と説明した。

バンドメンバーは声明で、 「楽しみにしていたファンには申し訳ないが、ファンの健康と安全を第1に考えていかなければならない。全員でこの問題を解決していく。またすぐに会いましょう」と述べた。ジャガー氏も 「延期しなければならないのは残念だが、今は健康を第1に考えている」 とツイートした。

新型肺炎コロナウイルスの大流行が懸念される中、英国公衆衛生庁(Public Health England)では、70歳以上の人々に対して、地域社会での社会的な交流を避けるよう強く勧告している。

ジャッカー氏とリチャーズ氏は76歳、ワット氏は78歳、ウッド氏は72歳だ。

AEGは、チケット購入者にチケットを保管し、コンサートがいつ開催されるかについて詳しい情報を待つよう求めた。

アライアンス・フォー・ライフタイム・インカムの最高経営責任者(CEO)、ジーン・スタトラー氏は、声明の中で、「アライアンス・フォー・ライフタイム・インカムは新型肺炎コロナウイルスが全米コミュニティーに及ぼす影響を注意深く監視してきた」と述べた。

スタトラー氏は「ローリング・ストーンズが米国ツアーを延期したことを支持し、何百万人ものストーンズファンと公衆衛生にとって最大の利益になると考える。引退後の生涯所得を保護する必要性についてファンを教育するため、ローリング・ストーンズと一緒にできるだけ早く復帰できることを楽しみにしている」と述べた。

同社は2019年のツアーにも協賛した。ローリング・ストーンズはリード歌手のジャガー氏が心臓手術を必要としたため、前年のツアーを延期しなければならなかった。

Allison Bell
Allison Bell氏はThinkAdvisorの保険担当編集者であり、以前はLifeHealthProの保険担当編集者だった。セントルイスのワシントン大学で経済学の学士号、ノースウェスタン大学でジャーナリズム修士号を取得した。連絡先はabell@alm.comかTwitterの@Think_Allisonです。

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