外債(外国債券)とは?メリット/デメリットと併せて、代表的な商品を3つ紹介
(画像=ZUUonline編集部)

外国の資産に投資できる金融商品として人気の外債(外国債券)。日本の債券とはいくつか異なる特徴があるため、投資をするには商品内容をしっかりと把握することが肝心です。併せて、外債ならではのメリットおよびデメリットも確認しましょう。

外債(外国債券)のメリット

外債とは、発行において外国が関わる債券です。狭義には「外国や外国法人が発行した債券」のみを指しますが、広く「発行市場もしくは発行体、発行通貨のいずれかが外国である債券」を示すこともあります。外債は、日本の債券とは商品内容や特徴が異なるため、投資資産に組み入れればリスク分散などに効果的とされています。ここでは、外債に投資を行う具体的な3つのメリットを見ていきましょう。

外債(外国債券)のメリット(1) 日本の債券より利回りが高いことが多い

外債のメリットの1つ目は、日本の債券より利回りの高い商品が多い点です。例えば、2023年5月10日時点の個人向け国債(変動10年)の利率は、0.28%(税引前/年利)。一方、米ドル建ての外債は3~4%の利率が設定されているものもあります。リターンの大きな資産に投資をしたいと考えるなら、外債は有力な選択肢となるでしょう。

外債の利率が高い理由には、外国のほうが日本に比べて政策金利が高い状態にあることが挙げられます。政策金利は、景気や物価の安定などを目的として中央銀行が設定する短期金利です。政策金利が高い国ほど、債券の金利も上がるとされます。では、諸外国のうち日本の証券会社で国債の取り扱いが多い国について、政策金利10年国債の利率を以下で確認しましょう。

【主要先進国の政策金利(2023年5月14日時点)】

国名格付け(S&P)政策金利10年国債
日本A+-0.10%0.389%
アメリカAA+5.25%3.462%
欧州AA3.75【一例】
・ドイツ:2.285%
・イギリス:3.779%
・イタリア:4.176%
・フランス:2.861%
オーストラリアAAA3.85%3.395%
ニュージーランドAA+5.25%4.056%
南アフリカBB-7.75%10.940%
香港AA+5.50%3.105%
トルコB8.50%14.520%
三井住友信託銀行公式サイトをもとに筆者作成

日本の政策金利はマイナスです。その他の国は3~9%。長期金利の指標になる10年国債の利回りも外国のほうが高く、日本の金利が他国と比較して低い水準であることがわかります。日本の政策金利や国債の金利がもう少し上がらない限り、日本の債券よりも外債の利回りが高い状態は今後も続くと考えられます。

外債(外国債券)のメリット(2)為替差益を狙える

外債のメリットの2つ目は、為替差益も狙える点です。一般的な債券投資で得られる利益は、利息と譲渡益です。しかし、外貨で投資を行う外債では、為替レートを利用した利益を狙うことも可能になります。

仮に、1ドル120円のときに外債に1万ドル投資したとしましょう。この場合、円での投資額は120万円(120円×1万ドル)です。購入した外債を満期まで保有すると1万ドルで償還されるため、ドルベースでの元本の増減はありません。為替差益の金額は、ドルで償還された資金を円に戻すタイミングによって変わります。

例えば、1ドル130円になったタイミングで円に戻したとすると、円換算額は130万円(130円×1ドル)となり、10万円(130万円-120万円)の為替差益が得られます。1ドル125円のタイミングで円転すると、差益は5万円((125円×1万ドル)-120万円)です。このように、為替レートによって円換算時に利益を得られるのが為替差益です。

なお、為替レート次第では円換算時に投資額を割り込む為替差損が発生する可能性もある点には注意しましょう。外債に投資をするなら、為替レートの動きも定期的に確認し把握しておくことが重要です。

外債(外国債券)のメリット(3) 値動きが日本株と異なるため、分散投資効果が狙える

外債のメリットの3つ目は、値動きが日本株と異なるため分散投資効果を狙える点です。分散投資とは、投資資金を複数の資産に分けて投資することで、価格の値下がりにより資産が減少するリスクを分散させる投資手法です。

株や債券といった資産は、経済状況などによって値動きの傾向がそれぞれ異なります。値動きの異なる資産を合わせて保有することで、どのような経済状況でも安定的な資産運用を目指せるのが、分散投資を行う最大の目的といえます。

日本株と外債が分散投資に効果的とされるのは、一般的に債券は不景気時に、株式は好景気時にそれぞれ価格が上昇するとされるからです。株式と債券を併せ持つことで、景気状況に左右されることなく安定的な資産の運用を目指せます。日本株をすでに保有している人や、日本株への投資を検討している人は、外債への投資を検討してもよいでしょう。

外債(外国債券)のデメリット

外債に投資をするなら、いくつかのデメリットおよびリスクも知っておく必要があります。ここでは、外債への投資で気を付けるべき3つのポイントを見ていきましょう。

外債(外国債券)のデメリット(1)為替変動の影響を受ける

外債のリスクの1つ目は、為替変動の影響を受ける点です。外債には、メリットで解説した為替変動による為替差益を得られる可能性がある一方、為替差損が発生するリスク(為替リスク)もある点は知っておくべきでしょう。

例えば、1ドル130円のときに130万円で1万ドルを購入したとします。その後、1ドル120円になったタイミングで円に戻すと、120万円しか受け取れません。つまり、10万円の為替差損が発生してしまいます。

為替差損の発生を防ぐには、為替レートのタイミングを見て通貨の交換を行うことが何より大事です。不利な為替での通貨交換を強いられないよう、外債投資は使い道のない余裕資金で行うことがポイントです。

外債(外国債券)のデメリット(2)価格変動による元本割れの可能性がある

外債のリスクの2つ目は、価格変動による元本割れの可能性がある点です。債券も株式と同様に日々値動きがあります。満期まで保有すれば、額面金額と同額の償還金を受け取れるため、価格変動の影響を受けません。しかし、満期前に債券を売却する場合は注意しましょう。

満期前に売却する場合、受け取れる金額は時価をもとに計算されます。売却時の価格によっては、元本割れとなる可能性があることは知っておくべきでしょう。

価格変動による元本割れの可能性を抑えるには、満期まで現金化する必要がない資産のみを投資し、不測の事態に備えていくらかの現金を手元に残しておくことが肝心です。外債は商品によって満期までの期間が異なります。投資前にあらかじめ期間を確認しておきましょう。

外債(外国債券)のデメリット(3)信用リスク・流動性リスクがある

外債のデメリットの3つ目は、信用リスクおよび流動性リスクがあることです。

・信用リスク

信用リスクとは、債券を発行した国や企業などの発行体がデフォルト(債務不履行)に陥る可能性のことをいいます。発行体が債務不履行になると、元利金の受け取りができなくなる可能性があります。外債に投資するなら、信用リスクは必ず確認したいポイントです。特に、金利が高い債券は信用リスクが高いケースも少なくないため、慎重な投資判断が必要になります。

信用リスクを抑えるには、債券購入前に格付けをチェックすることが重要です。格付機関が債券やその発行体などの債務支払能力を評価し、格付けを発表します。格付けは信用力を計る材料です。債券購入時には、必ず事前に格付けも確認しましょう。

・流動性リスク

流動性リスクとは、金融商品や証券が市場で取引できなくなるリスクです。市場で取引できなくなるケースとしては、発行体の知名度や債券の魅力が低く、取引を希望する投資家が極端に少ない場合が考えられます。その他、例えば新興国の債券などでは、情勢不安などにより市場での取引ができなくなるケースもあります。

市場での取引ができなくなった場合、希望する価格で売買ができないだけでなく、そもそも債券を売却できない事態にもなりかねません。債券に投資をするなら、信用リスクと併せて流動性リスクも事前にしっかり確認しておきましょう。

外債(外国債券)とは

外債とは、債券の発行において外国が関わるものをいいます。狭義には「外国や外国法人が発行した債券」のみを指す一方、広く「発行市場もしくは発行体、発行通貨のいずれかが外国である債券」を示すこともあります。しかし、本記事では原則として後者を外債の定義として用いることとします。外債と呼ばれる各種債券の基本事項および種類を詳しく見ていきましょう。

外国や外国法人が発行したもの

外債の1つとしてまず挙げられるのは、外国や外国法人といった海外の発行体が発行した債券です。そのうち、元本の払い込みや利子および償還金の受け取りが外貨で行われるものが「外貨建て債券」と呼ばれます。

海外の発行体が発行した債券の中には、元本の払い込みや利子および償還金の受け取りが日本円で行われる「円建て外債」ものもあります。円建て外債の基本事項と2つの種類を以下で確認しましょう。

・円建て外債とは?

円建て外債とは、外国や外国法人が発行した債券のうち、元本の払い込みや利子および償還金の受け取りなどのやり取りを日本円で行うものをいいます。日本円で取引ができるため、直接的な為替リスクはありません。投資初心者でも、比較的投資がしやすい点が魅力です。円建て外債は、発行市場によってさらに以下の2つに分けられます。

▽円建て外債の2つの種類
  • サムライ債(サムライボンド):日本国内の市場で発行される
  • ユーロ円債:外国の市場で発行される

サムライ債(サムライボンド)は、非居住者である海外の発行体が日本国内の市場で発行する円建ての債券です。国際機関や外国の政府、外国企業などが円を直接調達するために発行します。

ユーロ円債は、国内もしくは海外の発行体が、海外の市場で発行した円建て債券をいいます。自国の市場以外で通貨を取引する場合に、その取引市場を「ユーロ市場」と呼ぶことに由来する名前です。欧州共通通貨のユーロと直接の関係はありません。ユーロ円債は、海外の市場で発行される外債です。しかし、日本円で取引および利子の支払いが行われるため、直接的な為替リスクがなく、比較的投資をしやすい外債の1つといえます。

外国通貨建てのもの

外債の中でも、外国通貨で発行される債券は外貨建て債券とも呼ばれます。「米ドル建て債券」や「豪ドル建て債券」「ユーロ建て債券」などの名前で取引が行われる、最も一般的な外債の1つです。外貨建て債券は、外貨で元本の払い込みや利子および償還金の受け取りが行われるため、為替リスクが存在します。ちなみに外貨建てであれば、発行体が日本国内であっても外債と呼ばれる可能性があるため注意しましょう。

なお、外貨建て債券の中には元本の支払いと利子および償還金の受け取りが2種類の通貨で行われる「二重通貨建て債券」もあります。二重通貨建て債券はさらに2つ分けられ、それぞれ仕組みやリスクなどが異なるため、違いをしっかり確認しましょう。

・二重通貨建て債券とは?

二重通貨建て債券は、元本の支払いと利子および償還金の受け取りが2種類の通貨で行われる債券です。二重通貨建て債券には、以下の2つの種類があります。

▽二重通貨建て債券の2つの種類
  • デュアル・カレンシー債
  • リバースデュアル・カレンシー債

デュアル・カレンシー債は、元本の支払いと利子の受け取りが同一通貨、償還金の受け取りが別の通貨で行われる外債です。例えば、米ドルで元本の支払いおよび利子の受け取りを行い、日本円で償還金が支払われる場合などが挙げられます。

リバースデュアル・カレンシー債は、元本の払い込みおよび償還金の受け取りが同一通貨、利子の受け取りが別の通貨で行われる外債です。元本の支払いと償還金の受け取りが日本円で行われ、保有中の利子の受け取りが米ドルで行われる債券などが、リバースデュアル・カレンシー債として挙げられます。

デュアル・カレンシー債およびリバースデュアル・カレンシー債は、商品によって償還の条件などが変わるケースがあります。条件次第でリスクの大きさなどが変わるため、事前にしっかりと確認することが肝心です。

新発債・既発債

外債には新たに発行される新発債と、すでに発行され市場に流通している既発債の2種類があります。

新発債は、新たに募集される債券です。購入価格は発行価格となり、保有中に得られる利息が投資の利益です。

既発債は、発行から一定の期間が経過し、すでに市場で流通している債券をいいます。既発債の特徴は、購入価格が時価である点です。発行価格よりも安い価格で購入できれば、利息に加え償還時に償還差益を得られます。ただし、高値で購入してしまうと利息を受け取っても、償還差損が発生する可能性がある点には気を付けましょう。

cool

代表的な外債(外国債券)

外債にはいろいろな種類があるため、どの商品に投資すればよいか悩む人もいるでしょう。ここでは、米ドル建てのものを中心に代表的な外債を3つ紹介します。

代表的な外債(外国債券)(1)米国国債(ストリップス債)

【米国国債(ストリップス債)の概要】

項目詳細
発行体アメリカ合衆国
発行通貨米ドル
参考利回り3.14〜3.74%程度
格付けAA+(S&P)/Aaa(Moody's)
出典:楽天証券の公式サイトをもとに筆者作成

米国国債(ストリップス債)は、アメリカ合衆国が発行体の国債です。信用力があり、高い利回りが期待できることから、人気の外債の1つとなっています。

米国国債(ストリップス債)の特徴は、発行された米国の利付国債を、その利息部分と元本部分に分離して取引する点です。元本部分は、額面から利息(分離された利息部分の現在価値に相当する割合)を割り引いた価格で取引され、保有期間中に定期的な利息の支払いは行われません。

米国国債(ストリップス債)は、最終償還時に額面金額での償還を受けることで、償還差益を利益として受け取れます。購入時の額面が償還時の受取額となるため、資金計画が立てやすいことからも人気の外債となっています。

代表的な外債(外国債券)(2) 国際復興開発銀行債券

【国際復興開発銀行債券の概要】

項目詳細
発行体国際復興開発銀行(世界銀行)
発行通貨豪ドル
参考利回り2.101%(税引前/複利)
格付けAAA(S&P)/Aaa(Moody's)
出典:JTG証券の公式サイトをもとに筆者作成

国際復興開発銀行債券は、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けた取り組みのための資金調達として発行される債券です。国際復興開発銀行は、世界銀行グループに属する銀行で、貧困削減と持続的成長の実現に向けて、途上国政府に対し融資、技術協力、政策助言を提供する国際開発金融機関です。世界銀行は、これまでにも多くの外債を発行してきた実績を持ちます。格付けも高く、比較的投資しやすい外債の1つといえるでしょう。

なお、当外債はゼロクーポン債であり、保有期間中に利子の支払いが行われないかわりに割引価格で発行されます。償還時には額面金額が支払われるため、償還差益を受け取ることが可能です。豪ドル建てであるため、円でも米ドルでもない分散投資先としてポートフォリオへの組み入れを検討できます。

代表的な外債(外国債券)(3)トヨタファイナンスオーストラリアリミテッド

【トヨタファイナンスオーストラリアリミテッドの概要】

項目詳細
発行体トヨタファイナンスオーストラリアリミテッド
発行通貨米ドル
利率4.69%(税引前/年利)
格付けA+(S&P)/A1(Moody's)
出典:JTG証券の公式サイトをもとに筆者作成

トヨタファイナンスオーストラリアリミテッドは、オーストラリア国内でのトヨタ自動車製品に関わる販売金融サービス(自動車ローンおよびリースの提供など)を主に行う会社です。トヨタファイナンスオーストラリアリミテッドの株式は、トヨタ自動車が間接的に100%保有しています。債券の格付けもAを超える高い水準です。

トヨタファイナンスオーストラリアリミテッドは、世界的な企業であるトヨタ自動車の子会社が発行していることから人気の債券です。購入を希望するなら、取扱実績がある証券会社に事前に口座を開設しておき、販売開始時に速やかに手続きをする必要があります。

外債(外国債券)はどこで購入できる?

外債を購入したいなら、証券会社で取引をスタートしましょう。外債購入では、以下の3つの注意点があります。

▽外債購入における3つの注意点
  • 購入できる窓口が限られる
  • 募集が一般に広く公開されていない
  • 募集期間が短い

外債購入でまず気を付けるべき点は、購入できる窓口が限られることです。一般的に外債は証券会社で取引できます。しかし、全ての証券会社で取り扱いがあるわけではありません。取扱商品の種類は証券会社によって異なります。まずは、投資家に合った証券会社を選べるかが外債投資の重要な第一歩です。

外債は、募集が一般に広く公開されていないケースも少なくないでしょう。加えて、募集期間が短く人気の商品は早々に売り切れることもあります。いかに情報を得られるかも外債投資を成功させるポイントです。情報を得るにはIFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)といった専門家の力を借りることも有効です。しかし、個人投資家ではIFAとのつながりを持つのが難しい場合もあります。そのようなときには、金融アドバイザーのマッチングサービスであるZUU Advisorsなども、ぜひ活用してみてください。

まとめ:分散投資に有効な外債(外国債券)を上手に活用しよう

外債は、発行体もしくは発行通貨、発行市場のいずれかが外国である債券です。外債を投資資産に組み入れるメリットは、日本の債券よりも高利回りを狙える点と、為替差益も期待できる点、分散投資の効果を享受できる点です。

一方、デメリットは為替変動および価格変動によっては元本割れの可能性がある点と、信用リスクおよび流動性リスクがある点にあります。リスクを軽減するには、余裕資金で投資をすることと、格付けなどを事前にチェックすることが重要です。

外債は国や企業など、さまざまな発行体がいろいろな商品を発行しています。しかし、募集が公開されていない商品が多いことや募集期間が短いこと、人気のものはすぐに完売するケースが少なくないことから、外債への投資を希望するなら情報をいかに集められるかが重要です。

cool

外債(外国債券)についてよくあるQ&A

1.外債に投資するメリットは何ですか?

外債に投資するメリットは、「利率が高いものが多い」「為替差益の獲得も狙える」「分散投資効果が期待できる」の3つが挙げられます。資産の一部に外貨建て商品を組み入れたいと考えているなら、外債は有力な選択肢の1つです。

2.外債に投資するデメリットは何ですか?

外債に投資するデメリットは、「為替変動の影響を受ける」「価格変動による元本割れの可能性がある」
「信用リスク・流動性リスクがある」の3つが挙げられます。リスクの大きさや詳細は商品によって異なるため、事前にしっかりと確認することが重要です。

3.円建て外債とは何ですか?

円建て外債とは外国や外国法人が発行した債券のうち、元本の払い込みや利子および償還金の受け取りなどのやり取りを日本円で行うものをいいます。直接的な為替リスクがないため、投資初心者でも比較的始めやすいでしょう。日本国内の市場で発行されるサムライ債(サムライボンド)と、外国の市場で発行されるユーロ円債があります。

4.外貨建て債券とは何ですか?

最も一般的な外債で、外国通貨で発行されるものです。外貨で取引されるため、為替リスクが存在します。外貨建て債券の中には、デュアル・カレンシー債やリバースデュアル・カレンシー債といった、元本の支払いと利子および償還金の受け取りが2種類の通貨で行われる二重通貨建て債券もあります。

5.新発債と既発債の違いは何ですか?

新たに募集される債券を新発債、すでに市場で流通している債券を既発債といいます。新発債は発行価格で購入可能です。既発債の購入価格は時価です。発行価格よりも安い価格で購入できれば、償還時に償還差益を得られます。しかし、高値で購入してしまうと、償還差損が発生する可能性には注意が必要です。

6.外債はどこで購入できますか?

外債は主に証券会社で取引が可能です。取り扱いの有無や取り扱っている商品は、証券会社によって異なります。事前に確認することが重要です。募集期間が短いものも多いため、外債投資を希望するならあらかじめ証券外務員資格を持ったアドバイザーに相談し計画的に手続きを進めてみてください。

平均利回り4.5%の手堅い利回りファンド

融資型クラウドファンディング「COOL」を活用すれば、最低1万円から円建てで値動きのない 手堅い利回り投資をすることができます。

・平均利回りは4.5%(税引前)*23年10月時点
・3ヶ月〜12ヶ月程度の短期運用ができるファンドが多数
・円建てで株のような値動きなし
・最低1万円から投資が可能

過去には、高級焼肉店やすっぽん・フカヒレ店の優待券がもらえる特典付きファンドや、 より安心感のある保証付きのファンド等、申し込みが多く募集開始直後に満額となったファンドもございます。

気になるファンドの投資機会を見逃さないためにも、まずは口座開設をしておきましょう。

詳細&無料口座開設はこちらから!

cool
著者
山本希美
この記事の執筆者

中央大学法学部を卒業後、都市銀行に就職。ファイナンシャルプランナーとして、経営者や資産家といった富裕層の資産運用に携わる。退職後は、銀行で得た知識を活かし資産運用情報を発信。自身も20代より、株や投資信託・保険商品などを組み合わせた資産運用を続けている。

その他の執筆記事・プロフィール一覧へ