ビットフライヤー 買い方
(画像=ZUU online編集部)

bitFlyerは少額から仮想通貨を購入でき、初心者でも使いやすい取引所です。多くのメリットがある取引所ですが、一方でレバレッジ取引の銘柄が少ないことや、レンディングサービスがないことがデメリットとして挙げられます。

本記事では、bitFlyerでの仮想通貨の買い方を詳しく解説していきます。

この記事でわかること
  • bitFlyerでの仮想通貨の購入手順
  • bitFlyerでの仮想通貨の送金方法
  • bitFlyerでできる取引の概要
ZUU online編集部
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プロフィールへ 編集方針
知名度もあり信頼できる取引所だと思います。
個人認証は手間が掛かりましたが、その分厳密にしていると考えればそこまでマイナスポイントでは無いです。
仮想通貨の取引はビットフライヤーが初めてだったのですが、使い方などもわかりやすく初心者にも取り扱いやすいと思います。
今となっては使い道が無くなってしまっているTポイントをビットコインに交換できるのもオススメポイントです。
購入する際も、少額から購入出来るのも良いポイントだと思います。
コインチェックは板取引、もしくは販売所でもビットコインに限ってはスプレッドが狭く設定されているので、ビットコインのみ取引したい人はおすすめです。
アプリやブラウザはビギナーの方にも使いやすく、登録も簡単だしとにかく早いので、とりあえず投資やクリプトを触ってみたい人はコインチェックから始めるのが良いと思います。

bitFlyer(ビットフライヤー)での暗号資産(仮想通貨)の買い方

bitFlyerでは、仮想通貨の購入方法には以下3つが存在します。

3つの購入方法
  1. 取引所
  2. 販売所
  3. レバレッジ取引

それぞれの購入方法について、スマートフォンアプリの画面を用いて詳しく解説していきます。

取引所での現物取引の方法

取引所取引とは、板を用いてユーザー同士で取引を行うことです。

取引所では「指値注文」「成行注文」の方法があります。

指値注文

指値注文とは、価格を指定して注文を出す方法です。

指値注文は、自分が買いたい(売りたい)価格で取引ができる反面、指定した価格に到達しないと取引がいつまでも成立しないという特徴があります。

指値注文の具体的なやり方を以下で説明します。

まずは、ホーム画面で「取引所」を選んで、「BTC/JPY」をタップしましょう。

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(画像=bitFlyer)

次に、取引所の板画面が表示されます。板画面では今の価格がいくらで、どれくらいの量の買い、売り注文が出ているかを確認できます。

画面の左側が購入(=この価格であれば売ってもいいという注文)、右側が売却(=この価格であれば買ってもいいという注文)です。そして最終取引価格とは、購入と売却が拮抗したところにあり、直近で取引が成立した価格を指します。

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ここで、購入の最安値以下の価格で買い注文を出すと「指値買い注文」になります。画像では、購入の最安値は「293万2,356円」なので、それ以下の価格「293万2,008円」で「0.1BTC」の注文を出してみましょう。

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(画像=bitFlyer)

口座に「29万3,201円」以上あれば発注され、その価格で売ってもいい、という人が現れれば注文が成立となります。

続いて、売却時の流れも見ていきましょう。同様に「取引所」を選んで「BTC/JPY」をタップし、板画面に進みます。

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売却は購入と考え方が逆です。売却の最高値よりも高い価格で注文を出すと「売り指値注文」になります。

売却の最高値は「293万669円」なので、それ以上の価格「293万1,000円」で「0.1BTC」の注文を出してみましょう。

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口座に「0.1BTC」以上あれば発注され、その価格で買ってもいい、という人が現れれば注文が成立となります。

以上が、指値買い、売り注文の流れです。

成行注文

成行注文とは、価格を指定せずに注文を出す方法のことです。

例えば、以下の状況だと、購入のもっとも安い価格の「293万2,356円」で「0.02BTC」の注文が出ています。この時「0.02BTC」の成行注文を出すと、自動的に「293万2,356円」の取引が成立します。

ただ、bitFlyerのアプリには成行の項目がありません。そのため、購入の最安値より高い価格で買い注文を出す、もしくは売却の最高値より安い価格で売り注文を出すと、自動的に成行注文の扱いになります。

成行注文は、すぐに取引を成立させたい時におすすめの取引方法です!
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売却の場面も見ていきましょう。
売却のもっとも高い価格は「293万669円」で「0.1BTC」の注文が出ています。この時「0.1BTC」の成行注文を出すと、自動的に「293万669円」の取引が成立する、ということになります。

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販売所での取引の方法

販売所取引とはユーザーと取引所の間で取引をすることで、ユーザーは取引所が提示する価格で売買を行います。
販売所での取引は操作が簡単で取引が成立しやすい反面、価格にスプレッドが上乗せされているため、取引コストがかかる特徴があります。

スプレッドとは
(画像=ZUU online編集部)
スプレッドは取引所ごとに価格が異なり、常に変動しているためチェックが必要です。
今回ご紹介しているのは、仮想通貨の取引の中でもスプレッドが狭いと言われている「取引所形式」のスプレッドになります。

販売所で売買をするには、まずホーム画面で「販売所」をタップしてください。販売所では、現在合計17種類の仮想通貨の取引ができますが、今回はビットコインを選択します。

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ビットコインを選択すると以下のような画面になります。

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ビットコインを買いたい場合は「買う」、売りたい場合は「売り」を選択してください。注意点として、表示されている価格「293万1,311円」で売買できるわけではないことを覚えておきましょう。

買うを選択すると以下のような画面に進みます。

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価格が「303万124円」と先ほどより増えているのが確認できますでしょうか。この価格の差がスプレッドです。

この画面上部で価格を入力すると自動で購入できるビットコインが計算されます。「⇅」を選択すると数字が逆になり、ビットコインの量から必要価格を計算も可能です。

この後、口座に売買するのに十分なお金があれば取引画面に進むことができ、「買い注文を確定する」をタップすると注文が行われます。

売却時も同様です。「売る」を選択すると以下のような画面に進みます。

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売却価格は「285万3,811円」と、こちらもスプレッドがあることがわかります。注文は売りたい数量を入力して「売り注文を確定する」をタップすると行われます。

販売所は取引所と比べて操作回数が少なく簡単ですが、取引所にスプレッドを支払わなければなりません。なるべくコストを抑えたい人は、取引所で取引を行うといいでしょう。

レバレッジ取引の方法

仮想通貨のレバレッジ取引とは、口座資金に最大2倍までレバレッジをかけて取引ができる買いと売りのポジションを持てることに特徴がある取引です。bitFlyerでは、現物取引に加えてレバレッジ取引も行うことができます。

bitFlyerのレバレッジ取引には「Lightning FX」「Lightning Futures」があります。両者の違いは以下の通りです。

■Lightning FX/Futuresの特徴

最大レバレッジ Lightning FX SFD
(価格剥離を調整するための手数料)
決済期日
Lightning FX 2倍 あり なし
Lightning Futures 2倍 なし あり
※2022年8月23日現在

Lightning FXでは、現物取引価格とレバレッジ取引価格の乖離が5%以上発生している時に「Lightning FX SFD」が発生します。
これは手数料の一種で、価格差が乖離する方向の取引は徴収、価格差を縮小する方向への取引には新規注文のみ還元されます。また、ポジションを決済しなければならない「決済期日」は存在しません。

Lightning Futuresでは、Lightning FX SFDは発生しませんが、決済期日が存在します。いつまでもポジションを持っておくことはできないので注意しましょう。



取引方法については、Lightning FXを例にして紹介していきます。

以下は、Lightning FXのPCの取引画面です。画面を開いたら、損益や証拠金が記載されている欄を確認しましょう。

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現在ある証拠金に対して、約2倍のポジションを持つことが可能です。

レバレッジ取引の注文方法は「指値」「成行」「特殊」の3つがあります。特殊とは以下の取引のことをいいます。

■IFDとIFDOCOの特徴

IFD 〇〇円に到達したら新規で買い(売り)、その後〇〇円に到達したら決済するという注文方法
IFDOCO 〇〇円に到達したら新規で買い(売り)、その後〇〇円に到達したら利益確定、〇〇円に到達したら損切りするという注文方法
IFD(イフダン)はIf Doneの略、OCO(オーシーオー)は One-Cancels-the-Other orderの略です、IFDOCO(イフダンオーシーオー)とはIFDとOCOの組み合わせとして理解しましょう。
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3つの方法からいずれかを選び、証拠金の範囲内で数量を決めて注文を行いましょう。

レバレッジ取引の特徴として、最初から「売り」で入ることもできます。売りは価格が下がると利益がでる注文方法で、下げ相場でも取引チャンスを見出すことができます。レバレッジ取引ではぜひ売りのチャンスも探してみてください。

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かんたん積立での購入方法

かんたん積立とは、仮想通貨の積立投資を自動で行える投資方法です。

仮想通貨は数週間〜数ヶ月といった短中期スパンでは価格が乱高下しますが、5年から10年といった長期スパンでは価格が上昇すると予想されています。定期的に一定額ずつ購入し続ける積立は、仮想通貨では有効な方法であると考えられます

ただし、あくまでAIによる価格予想にすぎないため、実際の価格は5年後、10年後にならなければ分からない点に注意しましょう。

かんたん積立はスマホアプリからも設定可能です。ここでは、キャプチャを用いて手順に沿って紹介していきます。

積立頻度を選ぶ

最初にアプリのメイン画面から「メニュー」を選択して、「かんたん積立」をタップします。

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かんたん積立の設定画面に進むので、一通り内容を確認した後に「積立を設定する」のボタンを押してください。

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その後、仮想通貨の選択画面に進みます。bitFlyerで取り扱う17種類全ての銘柄を選択できますが、今回はビットコインを選択します。

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積立価格を入力する

銘柄の選択が完了したら、積立の条件を設定していきましょう。

まずは積立頻度を決めます。かんたん積立では「毎日1回」「毎週1回」「毎月2回(1日と15日)」「毎月1回」のいずれかから選ぶことができますが、今回は毎週1回に設定します。

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毎週1回を選択した場合のみ、曜日の設定が必要です。積立日という欄が出てくるので、月〜日曜日のいずれかを選択しましょう。今回は月曜日に設定します。

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次に1回あたりの積立金額を入力します。かんたん積立では1円〜100万円まで設定可能です。選択肢から選ぶか、右下のキーボードのアイコンから任意の金額を入力してください。

ここでは500円に設定します。入力が完了したら「設定内容を確認する」のボタンを押します。

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最後に確認画面が表示されるので、内容に問題がないかチェックしましょう。「内容を確定する」を押すことで設定が完了し、積立投資が開始します。

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設定完了と積立キャンセルについて

設定が完了して指定した日を迎えると、口座から引き落としが行われます。引き落としの時間帯についてはbitFlyer任意の時間となり、指定はできません。

もし積立をキャンセルしたい場合は「かんたん積立設定」の画面から、いつでも削除ができます。

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積立頻度や積立額変更の場合でも、一度削除して最初からやり直す必要があるので注意してください。

暗号資産(仮想通貨)の送金方法

続いて、仮想通貨を送金する方法を解説していきます。ここでは、Binanceのアドレスを登録してビットコインを送金する方法を例にします。

アドレスを登録する

まずは、Binanceのアドレスを登録していきましょう。

アプリのホーム画面で「入出金」からビットコインを選択します。

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すると、以下の画面が出るので「出金」を押してください。

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次に「アドレスを登録する」のボタンを押します。

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すると、メール送信画面に移行します。bitFlyerに登録したメールアドレスにメールが届いているので、そこに添付されたリンクをタップしてください。

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次に「BTC出金」の画面に進むので、ラベルとBinanceの入金アドレスを入力をします。ラベルはアドレスにつける名前のようなものでなくても問題ありませんが、入金アドレスは必ず必要です。Binanceのアドレスから確実にコピー&ペーストしてください。

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その後「アドレス所有者」「送付先」「送付先(取引所)」「国、地域」を選択します。送付先は「海外取引所」、送付先(取引所)はBinanceにチェックをしてください。

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入力が完了すると、送付先完了画面が出てきます。内容に問題がなければ、プライバシー、利用規約にチェックを入れて「保存」をタップしましょう。

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その後、2段階認証を設定している場合は認証を行い、登録が完了します。

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Binanceへ送金する

登録が完了したら、再びアプリのホーム画面の「入出金」からビットコインを選択してみましょう。手順に問題がなければ、新しいアドレスが登録されているはずです。

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送金する際は、新しく登録されたアドレスをタップして、送金したい数量を入力してください。

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出金が完了した後は、数十分〜数時間程度でBinanceのアカウントまで着金します。

bitFlyer(ビットフライヤー)での暗号資産(仮想通貨)取引の概要

最後に、bitFlyerでできる仮想通貨取引の概要をまとめていきます。

最小取引単位・価格

bitFlyerの「ビットコイン」「イーサリアム」「リップル」の最小取引単位は以下の通りです。

■bitFlyerの最小取引単位

ビットコイン イーサリアム リップル
bitFlyer(ビットフライヤー) 0.00000001BTC
(約0.03円)
0.00000001ETH
(約0.0022円)
0.000001XRP
(約0.000047円)
※2022年8月23日現在

他の取引所と比較すると、以下のようになります。

■bitFlyerの最小取引単位を各取引所で比較

ビットコイン イーサリアム リップル
bitFlyer(ビットフライヤー) 0.00000001BTC
(約0.03円)
0.00000001ETH
(約0.0022円)
0.000001XRP
(約0.000047円)
Coincheck(コインチェック) 500円以上 500円以上 500円以上
DMM bitcoin(DMM ビットコイン) 0.0001BTC
(約300円)
0.001ETH
(約220円)
1XRP
(約47円)
GMOコイン 0.00001BTC
(約30円)
0.0001ETH
(約22円)
1XRP
(約47円)
bitbank(ビットバンク) 0.0001BTC
(約300円)
0.0001ETH
(約22円)
0.0001XRP
(約0.0047円)
※2022年8月23日現在

bitFlyerでは、1円から購入することができます。

レバレッジ取引

bitFlyer含む5社のレバレッジ取引の概要と手数料は、以下の通りです。

■レバレッジ取引の比較

レバレッジ倍率 取引手数料 レバレッジ手数料
(スワップポイント)
取扱銘柄 その他レバレッジ取引に関する手数料
bitFlyer(ビットフライヤー) 2倍 無料 0.04%/日 1銘柄(ビットコインのみ) Lightning FX SFD
DMM ビットコイン 2倍 無料 0.04%/日 20銘柄 なし
GMOコイン 2倍 無料 0.04%/日 10銘柄 ・ロスカット手数料
・追加証拠金が解消されないことに伴う強制決済手数料
SBI VC トレード 2倍 無料 日によって変動(直近では0.004%〜0.008%ほど) 7銘柄 なし
※2022年8月23日現在

bitFlyerのレバレッジ取引の手数料は無料で、取り扱い銘柄はビットコインのみです。また、「Lightning FX SFD」という、レバレッジ取引価格と現物価格との価格を調整するための手数料がかかることがあります。

レンディング(貸暗号資産)

レンディングとは、保有している仮想通貨を取引所などに預けることで、配当がもらえるサービスです。bitFlyerでは、レンディングが行われた実績は確認できませんでした。

かんたん積立

bitFlyerでは、かんたん積立というサービスを提供しています。かんたん積立に登録すると、口座に入っているお金を使って、仮想通貨を定期的に自動で購入してくれます。

手数料や購入タイミングについては以下の通りです。

■かんたん積立の特徴

手数料 購入タイミング レート 取扱銘柄
かんたん積立(bitFlyer) 無料 ・毎日1回
・毎週1回
・毎月2回(1日と15日)
・毎月1回 のいずれからから選択
積立時の販売所の価格を参照 17銘柄
※2022年8月23日現在
かんたん積立は、普段相場を見られない、分析する時間のない人にはおすすめのサービスです。

まとめ

bitFlyerの取引、送金画面は使いやすく設計されており、ユーザーからの評価も高いです。初めて仮想通貨取引を行う方も、すぐに使いこなせるようになるでしょう。

bitFlyerでは「取引所」「販売所」「レバレッジ取引」「かんたん積立」など、さまざまな投資方法が用意されています。ぜひbitFlyerで口座を開設して、仮想通貨取引を始めてみてはいかがでしょうか。