総合評価点
※ ZUU調べ
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2.59点
"イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード機能、クレジットカード機能、電子マネーWAON機能が1枚に集約されているカードです。イオングループの対象店舗ならいつでもWAON POINTが2倍となるため、普段から対象店舗をよく利用する方は特にお得に使えるカードといえるでしょう。イオンカードセレクトは年会費無料で利用することができます。ショッピング保険や紛失、盗難時の補償やセキュリティ機能も充実しているため、安心して利用できる点も魅力です。なお、イオンカードセレクトの一般カードには原則旅行傷害保険は付帯しないため、旅行傷害保険をはじめ、より付帯保険や特典を充実させたい場合は、同じく年会費無料のイオンゴールドカードセレクトも検討するとよいでしょう。"
- 一般カード、ゴールドカードともに年会費無料
- イオングループの対象店舗ならいつでもポイント還元率が2倍
- ポイントを使える場所や交換できる提携先ポイントが豊富
- イオンシネマの映画チケットをいつでも300円割引で購入可能
- ショッピングセーフティ保険や紛失、盗難時の補償が充実
- 公式アプリは他の家計簿アプリとの連携などはできない
- WAON
- POINTは初回進呈月から最大2年間の有効期限がある
- 旅行傷害保険は原則として付帯しない
専門家のレビュー
消費生活評論家・クレジットカード専門家
岩田昭男のコメント
20代2うぽうぽ
満足度
30代2まる
満足度
イオンカードとは
イオンカードは、イオンクレジットサービスが発行するカードで、提携カードを含めて52種類あります。大きな特徴の1つは、年間50万円以上の利用で招待が受けられるゴールドカードを含めて、実質すべてのカードの年会費が無料であるという点です。イオンカードを利用することで、WAONポイントが貯まりやすくなるため、WAONポイントを貯めている方や、イオングループおよびWAON加盟店の店舗を頻繁に利用される方にはおすすめの1枚です。
イオンカードの特徴
年会費
提携カードを含めて、イオンカードは52種類のカードを発行しています(2022/2/1現在)。イオンカードの年会費は「JQ SUGOCA」と「JMB JQ SUGOCA」の2種類を除いて、年会費が無料です。これら2つのカードも、初年度無料のうえ、毎年1回以上の利用があれば翌年度の年会費は無料になるため、実質全てのカードが年会費無料です。
■カード別年会費(税込価格)
イオンカード (WAON一体型) |
イオンカード セレクト |
イオン ゴールドカード(※) |
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初年度 | 永年無料 | ||
2年目以降 |
付帯保険・付帯サービス
海外・国内旅行傷害保険
新規で発行できるカードには、旅行傷害保険がついていないため注意が必要です。一方で、招待を受けて加入できるゴールドカードは、航空券やパッケージツアー等の旅行料金などをイオンカードで支払うことを条件に、国内および海外旅行傷害保険による補償が受けられます。同伴者分の旅行代金もまとめて支払った場合、同伴のイオンゴールドカード会員も補償対象になる点もイオンカードの特徴です。
■死亡・後遺障害の場合の最高保険金額
海外旅行 カード会員 (本会員および家族会員) |
国内旅行 カード会員 (本会員および家族会員) |
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イオンカード (WAON一体型) |
- | - |
イオンカードセレクト | - | - |
イオンゴールドカード | 5,000万円 ※利用付帯 |
3,000万円 ※利用付帯 |
ショッピングセーフティ保険
イオンカードには、カード決済で購入した品物が破損や盗難等の被害に遭った場合に補償を受けられるショッピング保険が付帯されています。対象となる品物は、購入日から180日以内のものです。
■ショッピング保険の保険金額(年間限度額)
イオンカード (WAON一体型) |
イオンカードセレクト | イオンゴールドカード |
50万円 | 50万円 | 300万円 |
追加カード・電子マネー
イオンカードのすべてのカードで、ETCカードや家族カードに加えて、オートチャージ式で使える「WAONカードプラス」を年会費無料で発行することができます。また年会費1,100円(税込)で、会員価格で東海道、山陽、九州新幹線のネット予約、チケットレス乗車ができる「プラスEXカード」も発行できます。電子マネーは、「イオンiD」、「Apple Pay」、「電子マネーWAON」が利用できます。
カード特典
イオンマークカードの共通特典
イオンカードで決済をすると、利用金額200円ごとにWAONポイントが1ポイント付与されますが、その他にイオンマークが付いたカードには、次のような共通特典があります。
■イオンマークのカード共通特典
イオングループ対象店舗 (イオン、イオンモール、ダイエー、マックスバリュなど) |
・WAON POINTがいつでも基本の2倍 ・毎月20、30日の「お客さま感謝デー」は、お買い物代金が5%OFF ・(55歳以上の会員限定)毎月15日「G.G感謝デー」は 5%OFF |
その他の店舗 | ・毎月10日「AEONCARD Wポイントデー」はイオンカードのお支払いで、WAON POINTが基本の2倍 ・優待加盟店ご利用でポイントがたまる ・イオンシネマで映画鑑賞割引 |
参照:イオンカード | イオンマークのカード共通特典
トラベルサービス
ゴールド以外のカードには海外旅行傷害保険は付帯されませんが、世界15ヵ国22ヵ所に設置された「イオンワールドデスク」が利用できます。ここでは、観光情報の案内やカード紛失時のサポートなどを無料で受けられるほか、有料でレストランの予約などを行ってくれます。なお、ゴールドカードでは、国内空港ラウンジが利用できます。
セキュリティ対策
カード情報は全て裏面に記載
2022年11月よりカードデザインがリニューアルされ、氏名、カード番号、有効期限のカード情報は裏面にまとめられました。これによって、盗み見に起因する不正利用の心配は軽減されています。完全ナンバーレスではないため、盗難や紛失をした場合には第三者による不正利用の被害が発生する可能性がありますが、不正利用による損害が判明した場合には、届け出をした日を含めて61日前にさかのぼって損害額が補償されます。
本人認証サービス(3Dセキュア)
インターネットショッピングにおいて、ワンタイムパスワードや固定パスワードによる本人認証を経て決済を行うことで、第三者による不正利用を防止できます。
不正防止モニタリング
カードの不審な利用を24時間365日監視しているので、第三者によるカード番号の悪用や不正利用の被害を最小限に抑えることができます。
イオンカードのメリット
WAONポイントが貯まりやすくなる
クレジット機能がついていないWAONポイントカードを提示して、WAONポイント加盟店でポイントを貯めることもできます。しかしながら、この「現金+WAONポイント」の組み合わせの場合には、「200円=1ポイント」という基本的なポイントしか獲得できません。既に紹介したように、イオンカードを持っている場合、イオングループの店舗において、ポイント付与率が「200円=2ポイント」に増量されます。したがって、イオングループの店舗をはじめとするWAONポイント加盟店を頻繁に利用し、WAONポイントを貯めている方は、クレジット機能がついたWAONポイントカード(つまりWAONカード)を持つ方がお得です。
ゴールドカードを無料で利用できる
イオンゴールドカードは、イオンカード(通常デザイン)の保有者が発行条件(年間カードショッピング50万円以上)を満たした場合に発行される「招待制」のカードです。他社を見渡しても、年会費無料で利用できるゴールドカードはあまりありません。年会費は無料ながらも、他のスタンダードグレードでは付帯されていない国内外の旅行傷害保険が手厚く設定されているほか、全国のイオンラウンジや、国内空港のラウンジを利用できます。1枚で十分な機能が備わったカードになるため、安くゴールドカードを保有したいコストパフォーマンス重視の方には大変メリットがあります。
公共料金の支払いでも同じ還元率が適用される
イオンカードでは、電気やガス、水道、放送、通信、国税、国民年金保険料などの各種公共料金の支払いでも、ショッピング利用と同じ0.5%(200円=1ポイント)の還元率が適用されます。各種公共料金の支払いにおけるカード決済は、定期的にポイントを多く獲得するチャンスです。しかし、カード会社によっては、公共料金の支払いにおけるポイント還元率が通常よりも低い場合があるため、ポイント重視の方にとっては大きなメリットになることでしょう。
イオンカードのデメリット
基本のポイント還元率は高還元のカードに見劣り
200円ごとに1ポイント付与され、「1ポイント=1円」で利用できるWAONポイントの基本還元率は0.5%です。ごく一般的な還元率ではあるものの、1%以上還元するカードがあるなかでは見劣りしてしまいます。既に紹介した様々な特典を活用して、簡単にポイントアップすることができますが、基本的にはイオングループ対象店舗での利用を想定したものであり、また極端に増えるわけではありません。
したがって、ポイント重視の方で、近くにイオングループの対象店舗やWAON加盟店が少ない場合には、イオンカードのメリットが得られないため注意が必要です。一方で、イオングループの対象店舗を頻繁に利用される方は、日常の買い物がポイントアップの機会になります。年会費が無料であることからも1枚持っていて損はないカードと言えます。
ステータスが低い
イオンカードのステータスは、JCBカードやアメリカン・エキスプレス・カードなど国際ブランドが発行するカードや、銀行や信販会社が発行するカードよりも一般的に低い位置付けです。特に、実質全てのカードの年会費が永年無料のイオンカードは、誰でも簡単に発行しやすいカードです。したがって、ステータスを重視される方は、メインカードに次ぐカードとして検討するといいかもしれません。もしくは、ゴールドカードの招待が受けられる年間利用額50万円を早く達成して、グレードアップすることもステータスを高めるためにも有効です。
イオンカードの選び方
イオンカードセレクトとWAON一体型の違い
イオンカードセレクトでは、電子マネーWAONへのオートチャージでもWAONポイントを貯めることができます。イオングループの対象店舗であれば、電子マネーWAONでの支払で200円で2WAONポイントが貯まるため、オートチャージ分と合わせて1.5%の還元率です。したがって、イオングループ対象店舗を利用する機会が多い方は、イオンカードセレクトで電子マネーWAON払いをする方がお得です。一方で、WAON一体型は、引き落とし口座をイオン銀行以外にしたい方や、急いで発行する必要がある方におすすめのカードです。なお、WAON一体型からイオンカードセレクトへ後から切り替えることもできます。
■イオンカードセレクトとイオンカード(WAON一体型)の比較
イオンカードセレクト | イオンカード (WAON一体型) |
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---|---|---|
搭載機能 | クレジットカード 電子マネーWAON キャッシュカード |
クレジットカード 電子マネーWAON |
引き落とし口座 | イオン銀行のみ | イオン銀行以外も可 |
電子マネーWAONへの オートチャージ |
イオン銀行口座からの即時引き落とし | クレジットカードから (イオンカードの他の利用分と合わせて請求) |
電子マネーWAONへのオートチャージで貯まるポイント | 200円のチャージで1WAONポイント | ポイントは付与されない |
公共料金の支払いで1件につき毎月5WAONプレゼント | 〇 | × |
イオン銀行を給与振込口座に指定して毎月10WAONプレゼント | 〇 | × |
最短5分発行 | × | 〇 |
提携カードという選択肢
イオンカードは、これらのプロパーカード以外に、公共交通機関や高速道路、ガソリンスタンド、映画キャラクター、銀行などの企業と提携したカードを発行しているため、よく利用する店舗やサービス、好きなキャラクターデザインから選ぶこともできます。
50代女性とう子
満足度
30代女性ひまわり
満足度
40代男性いおんだいすきさん
満足度
50代男性ニコ爺
満足度
イオンカードセレクトは、クレジットカードとイオン銀行キャッシュカード、そして電子マネーのWAONと3つの機能が1枚になった年会費無料の多機能カードです。電子マネーWAONでの買い物はもちろん、オートチャージでも電子マネーWAONポイントがたまるから、おトクにお買い物ができます。各種公共料金の口座振替1件につき5WAONポイントがもらえるのも嬉しい特典。また、給与振込口座に指定すれば毎月10WAONポイントも加算されます。年間カードショッピング50万円以上など、一定の条件を満たせば年会費無料のゴールドカードが発行されるので、メインカードとして使いたくなる1枚と言えるでしょう。