源泉徴収票の内訳
●支払金額
支払金額とは、会社が各社員に支給した1年間の給与の合計額である。税金、社会保険料などが差し引かれる前の金額で、一般的に「額面」といわれる金額である。
●給与所得控除後の金額
給与所得控除後の金額とは、支払金額から給与所得控除額を引いた金額である。給与所得控除額は、年収に応じて変わってくる。
例えば、2021年の給与収入が500万円の場合、給与控除額は、「収入金額×20%+44万円」で求められるので、「500万円×20%+44万円=100万円+44万円=144万円」となる。よって、給与所得控除後の金額は、「500万円-144万円=356万円」となる。
●所得控除額の合計額
所得控除額の合計額とは、給与控除額以外の所得控除の合計額のことである。毎月の源泉徴収ですでに計算された所得控除と年末調整で計算される所得控除が合算された金額である。
すでに源泉徴収された所得控除とは、社会保険料、配偶者控除、扶養控除、基礎控除の合計だ。年末調整では、会社員から申請された生命保険料控除、地震保険料控除、小規模企業共済等掛金控除などの合計額が、源泉徴収された所得控除額に加算されることになる。
●源泉徴収税額
源泉徴収税額とは、最終的な1年間の所得税の金額である。源泉徴収ですでに納めた所得税額ではなく、年末調整後の最終的な税金の額である。
所得控除の額の合計額にまつわるQ&A
所得控除とは何か?
所得控除とは、ある一定の基準を満たす場合に、所得から一定の金額が控除される制度である。これにより、所得税などが課税される所得額が減額され、税金が軽減される。
所得控除とは、ある一定の基準を満たす場合に、所得から一定の金額が控除される制度である。これにより、所得税などが課税される所得額が減額され、税金が軽減される。
所得控除の額の合計額とは?
所得控除には、基礎控除、配偶者控除など15種類ある。これらの控除をすべて合計し、所得金額から差し引き、その残額に所得税などの税金がかかる。
所得控除には、基礎控除、配偶者控除など15種類ある。これらの控除をすべて合計し、所得金額から差し引き、その残額に所得税などの税金がかかる。
公開日:2020年11月22日
更新日:2022年2月17日
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