2017年1月からここが変わる!
それでは、2017年1月から改正される点には何があるのだろうか。最大の変更点は、個人型の確定拠出年金の対象者の範囲が拡大する点だ。2017年1月からは、基本的にすべての人が加入できるように変更される。
つまり、これまで加入対象ではなかった公務員、専業主婦も今後は個人型に加入できるのだ。さらに、従業員100人以下の中小企業で個人型の確定拠出年金に加入している従業員に対しても、企業が事業主拠出をできるようになる(今後2年以内に変更予定)。
なお、2018年1月からは、現在月額いくらと決まっている拠出額を、年額いくらに変更し、ボーナス月などにはまとめて拠出できるように変更される見込みだ。この結果、運用において柔軟に対応できるようになる。
このように、確定拠出年金の改正によって2017年1月から制度が改良されることになる。うまく使いこなせば、税制・運用の両面から恩恵を受けることができるのが確定拠出年金。制度改正が大きな呼び水となることになるかもしれない。(提供: 確定拠出年金スタートクラブ )