お礼の品や特典も楽しみな「ふるさと納税」
「納税」という言葉がついているものの、実際には都道府県や市区町村への「寄附」である「ふるさと納税」。自分の故郷だけでなくどの自治体にもふるさと納税ができ、自己負担額となる2,000円を除いた全額が控除の対象となる。
もちろん控除も魅力的なのだが、特産品や工芸品、サービスが受けられる特典などといった「ふるさと納税へのお礼」が人気を呼んでいることも見逃せない。多種多様な「お礼」を紹介したサイトも増えているので、選ぶ楽しみも満喫できるはずだ。
「1石3鳥」の確定拠出年金
DCの略称で知られる「確定拠出年金」には、対象者が各個人で掛金を支払う「個人型」と、企業が掛金を支払う「企業型」の2通りがあるが、いずれに対しても税制上の優遇措置が取られている。とりわけ個人型確定拠出年金については、掛金や運用収益、さらには受取りに至るまで、いわば「1石3鳥」の税制優遇が受けられる。
まず、加入者が毎月支払う年金資産としての掛金は、全額が所得控除の対象になる。年金資産の形成は、自分のライフプランに合わせて自由に運用商品を選べるのだが、利息や運用益などの運用収益もすべてが非課税扱いになる。
積み立てた年金資産は、原則として60歳以降に受け取ることができる。そしてこの給付金にも退職所得控除が適用されるので、例えば30年間掛金を積み立てて一時金で受け取る場合なら、なんと1,500万円までが非課税になるという。
努力を惜しまず将来に備えたい
以上のとおり、ざっと眺めただけでも、さまざまな制度を活かすことによって税負担は随分と軽くなる。やみくもに老後の心配をしているよりも、正確に制度を知るためのちょっとした努力を惜しむことなく、着実な資産形成を心がけたいものだ。(提供: 確定拠出年金スタートクラブ )