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スプレッドとは販売所での暗号資産の買値と売値の差であり、ユーザーが負担する実質的な手数料(コスト)です。 仮想通貨取引所によって異なるだけでなく、取引のタイミングや銘柄によっても大きく変動します。
そのため、複数の仮想通貨取引所に登録したうえで、売買したいタイミングでスプレッドの小さい取引所を使い分けるのがおすすめです。
- 各取引所のイーサリアムのスプレッドはどれくらいあるのか
- イーサリアムのスプレッドが比較的狭いのはBITPOINT(ビットポイント)
- イーサリアムのスプレッドを小さく抑える方法
イーサリアムのスプレッドを取引所ごとに比較
まずは、イーサリアムのスプレッドが取引所によってどの程度異なるのかを分かりやすいように、例として2022年7月29日に各取引所のスプレッドを調査した結果を紹介します。
仮想通貨取引所のイーサリアムのスプレッド比較表(販売所)
取引所名 | 購入価格 | 売却価格 | 販売所のETHのスプレッド | 口座開設 |
---|---|---|---|---|
1.BITPOINT (ビットポイント) |
210,739円 | 208,955円 | 1,784円 | 口座開設 |
2.GMOコイン | 213,477円 | 203,063円 | 10,414円 | 口座開設 |
3.DMM Bitcoin | 214,397円 | 202,752円 | 11,645円 | 口座開設 |
4.bitFlyer (ビットフライヤー) |
216,163円 | 201,542円 | 14,611円 | 口座開設 |
5.Coincheck (コインチェック) |
216,900円 | 201,328円 | 15,572円 | 口座開設 |
イーサリアムが買える仮想通貨取引所を紹介
ここでは、イーサリアムが買える仮想通貨取引所を「販売所のスプレッドが小さい(狭い)順(2022年7月23日現在)」にご紹介します。 スプレッドが小さいほど利益率の高いトレードを実現しやすくなりますので、ぜひ参考にしてください。
※各取引所での売買価格やイーサリアムの価格は、2022年7月23日の記事制作時点において取得したものです。
※スプレッドの計算方法は、「イーサリアム/日本円」を基準として算出
BITPOINT(ビットポイント)
- 21万7,490円-21万5,439円=
2,051円
BITPOINT(ビットポイント)の販売所におけるイーサリアムのスプレッドは、「1イーサリアムあたり2,000円」と、あくまで調査時点ではありますが、最もスプレッドが狭い仮想通貨取引所でした。
また、イーサリアムだけでなく、ビットコインやリップルといったその他の主要な仮想通貨のスプレッドも狭い取引所であるため、取引時にかかるコストをとにかく削減したい方におすすめです。
BITPOINTの基本情報
合計取扱銘柄数 | 14種類 |
---|---|
販売所取扱銘柄数 | 14種類 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
主な特徴 | ・スプレッドが狭い ・初心者だけでなく中級者にもおすすめ ・取引手数料が無料 |
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
- 21万9,744円-21万2,633円=
7,111円
DMM Bitcoinの販売所におけるイーサリアムのスプレッドは、「1イーサリアムあたり約7,000円」と、今回調査した中ではスプレッドが狭い部類に入る仮想通貨取引所です。
仮想通貨の取り扱いは販売所形式のみで取引所形式には対応していませんが、20種類もの銘柄を取り揃えており、特にレバレッジ取引の取扱銘柄数では国内トップクラスを誇っています。
DMM Bitcoinの基本情報
合計取扱銘柄数 | 20種類 |
---|---|
販売所取扱銘柄数 | 13種類 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | なし |
主な特徴 | ・スプレッドが狭い ・取引所取引は取り扱いがない ・取引がマッチングすることでスプレッドを抑えられる「BitMatch」機能を実装 |
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GMOコイン
- 22万1,233円-21万441円=
1万792円
GMOコインの販売所におけるイーサリアムのスプレッドは、「1イーサリアムあたり1万1,000円」と、今回調査した中では平均的なスプレッドでした。
ただし、GMOコインは販売所と取引所、両方の形式の取引に対応しているため、取引時にかかるコストを抑えたいなら、取引所でイーサリアムを売買するのもひとつの手です。
GMOコイン 基本情報
合計取扱銘柄数 | 22種類 |
---|---|
販売所取扱銘柄数 | 19種類 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker -0.01%/-0.03%、Taker 0.05%/0.09% |
主な特徴 | ・合計22種類の仮想通貨の取り扱い ・取引手数料はマイナス手数料を採用 ・販売所のスプレッドはやや高め |
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Zaif(ザイフ)
- 22万3,515円-20万9,777円=
1万3,738円
Zaif(ザイフ)の販売所におけるイーサリアムのスプレッドは、「1イーサリアムあたり1万4,000円」と、今回調査した仮想通貨取引所の中ではスプレッドが大きい部類に入ります。
ただし、GMOコインと同じように取引所形式(Orderbook trading)でのイーサリアムの売買にも対応しており、取引手数料も0円~に設定されているため販売所よりお得に取引することも可能です。
Zaif(ザイフ)基本情報
合計取扱銘柄数 | 13種類 |
---|---|
販売所取扱銘柄数 | 9種類 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker 0%、Taker 0.1% |
主な特徴 | ・2016年4月に設立された歴史のある仮想通貨取引所 ・カイカコイン(CICC)、フィスココイン(FSCC)など珍しいアルトコインの取り扱い ・販売所のスプレッドはかなり広い |
Coincheck(コインチェック)
- 22万4,750円-20万9,140円=
1万5,610円
Coincheck(コインチェック)の販売所におけるイーサリアムのスプレッドは、「1イーサリアムあたり約1万6,000円」と、今回調査した仮想通貨取引所の中ではスプレッドが最も大きい結果となりました。
コインチェックは取引所形式での取引に対応しているものの、現時点(2022年7月23日現在)でイーサリアムには対応しておらず、イーサリアムを取引するなら販売所での売買のみとなっています。
取引所の手数料自体は、売り、買いともに0.000%ですので、取引所で取り扱っている銘柄はコインチェックで取引し、イーサリアムについては他の仮想通貨取引所で売買するのもひとつの手でしょう。
Coincheck(コインチェック)基本情報
合計取扱銘柄数 | 17種類 |
---|---|
販売所取扱銘柄数 | 17種類 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
主な特徴 | ・2020年上半期のアプリダウンロード数において国内No.1 ・販売所のスプレッドは広め ・取引所の取り扱いは「ビットコイン(BTC)」「モナコイン(MONA)」「パレットトークン(PLT)」の4種類で、取引手数料は無料 |
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イーサリアムのスプレッドを小さく抑える方法
店頭販売形式であり、売買価格がひと目で分かる販売所での取引は確かに手軽ですが、やはり気になるのは実質的な手数料である「スプレッド」です。
とはいえ、スプレッドは仮想通貨取引所ごとに異なりますし、時間の流れとともに刻一刻と変化するものでもあるため、工夫次第ではスプレッドを小さく抑えることも可能です。
ここでは、スプレッドを小さく抑えるコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
チャートの変動が小さい時に取引する
スプレッドは、仮想通貨取引所の実質的な手数料であり、同じ銘柄、同じタイミングであったとしても取引所によってスプレッドは異なります。
ただし、スプレッドを少しでも小さく抑えるためには、「スプレッドの仕組み」をあらかじめ理解したうえで、どのような要因でスプレッドが変動するのかを踏まえて判断することが大切です。
この仕組みを理解するうえで知っておきたい、販売所のスプレッドに影響を与える主な要因は以下の2つです。
・市場における流動性
・市場における価格変動
まず、流動性についてですが、ここで述べる流動性とは「対象銘柄の市場における交換のしやすさ」だと考えてください。
つまり、流動性が高い銘柄は取引量が多いため交換がしやすい、というわけです。
そしてこの流動性はスプレッドとも関係しており、流動性が高いほどスプレッドは小さくなる傾向にありますので、取引量が多いタイミングほどスプレッドを抑えやすくなります。
次に、市場における価格変動についてですが、仮想通貨では価格の急激な高騰、もしくは下落が起こると、比例してスプレッドも大きくなる傾向にあります。
したがって、なるべくスプレッドを抑えたいなら、チャートの変動が小さいタイミング(価格が安定したタイミング)が狙い目だといえるでしょう。
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スプレッドとは?
スプレッドとは、簡潔に述べると「販売所における仮想通貨の購入価格と売却価格の差」のことです。
例として、以下の「GMOコインの販売所におけるイーサリアムの売買価格(2022年7月23日現在の価格)」をご覧ください。
こちらは「1イーサリアムを日本円で取引する際の売却、購入価格」です。
どちらも同じ1イーサリアムであるにも関わらず、売却と販売ではおよそ「1万1,000円」の価格差があるのが分かります。
この価格差こそがスプレッドであり、販売所はこうした形で「安く買って、高く売る」ことにより実質的な手数料を得ているのです。
仮想通貨に限らず、商品やサービスを売買する際に「安く仕入れて高く売る」のはビジネスの基本ですから、仮想通貨取引所はこのスプレッドが貴重な収益源となっているわけです。
ユーザー同士が取引額を決める「取引所」に対し、「販売所」はあくまで仮想通貨取引所が売買価格を決定していますが、後者はあらかじめ手数料が加えられた価格が設定されていると考えれば分かりやすいでしょう。
取引手数料との違い
スプレッドと取引手数料は、いずれも仮想通貨を売買する際に発生するコストであるため、「違いがよく分からない」という方もいらっしゃるでしょう。
両者はいずれも「仮想通貨売買の際に発生する実質的な手数料」という点では同じですが、以下の点が大きく異なります。
・スプレッド:常に変動するものであるため、事前に固定価格を明示することができず、販売所の売買価格に含まれる形で発生する ・取引手数料:多くの取引所で「Maker -0.01%、Taker 0.05%」といった形で事前に明示されており、取引の数量に合わせて容易に計算できる
つまり、スプレッドは「あらかじめ目に見えにくい手数料」、取引手数料は「あらかじめ把握できる手数料」であるという点が大きな違いです。
コインによる違い
スプレッドは仮想通貨取引所やタイミングによって変わるだけでなく、コインによっても大きな差があります。
なぜなら前述のとおり、スプレッドには「流動性」が深く関係しているからです。
買い手も売り手も多く取引量が多いビットコインに比べて、取引量が少ないアルトコインでは流動性に大きな差があるため、取引量が少ないアルトコインほどスプレッドは大きくなりがちです。
ただし、イーサリアム、リップルといったアルトコインは取引量が多いため、アルトコインの中でも比較的スプレッドが小さい傾向にあります。
スプレッドは時間帯によって変動する
実際に販売所のレートを見てみるとよく分かりますが、売買価格は秒単位で変動するほど目まぐるしく変化していきます。
すでにお伝えしたように、販売所での売買価格には実質的な手数料が加えられているなどの理由でスプレッドが発生する仕組みですので、売買価格が常に変動しているということはスプレッドも同じく変動していることを意味しています。
例として、以下にDMM Bitcoinの販売所におけるイーサリアムの「2022年7月23日14:00時点の売買価格」と「2022年7月23日16:30時点の売買価格」をご用意しました。
【2022年7月23日14:00時点の売買価格】
【2022年7月23日16:30時点の売買価格】
それぞれのスプレッドを整理すると、「2022年7月23日14:00時点のスプレッド:約7,000円」「2022年7月23日16:30時点のスプレッド:約5,000円」と、たった数時間でスプレッドが2,000円ほど変わっているのが分かります。
このようにスプレッドは、たとえ同じ販売所、同じ銘柄、同じ取引量であったとしても時間によって大きく変化するものであるため、取引コストをなるべく抑えたいなら「取引するタイミング」も非常に重要です。
イーサリアムとは?
今回は「イーサリアムのスプレッド」をテーマにさまざまな情報をご紹介していますが、そもそも仮想通貨を運用するときは、各銘柄の特徴を把握したうえで取引銘柄や運用方法を判断することが大切です。
そこでここからは、イーサリアムに関して押さえておきたい情報を分かりやすく解説します。
基本情報
イーサリアムの概要一覧表
通貨単位 | ETH |
---|---|
時価総額(2022年7月23日現在) | 約26兆1,810億円(第2位) |
発行上限枚数 | 発行上限なし |
ホワイトペーパー | White Paper |
公式サイト | ethereum.org |
イーサリアムは、ロシア系カナダ人のプログラマー「ヴィタリック・ブテリン」によって2013年に考案され、2015年7月に正式リリースされたプラットフォームの名称です。
イーサリアム自体は暗号通貨ではなく、厳密にはプラットフォームの名称です。このプラットフォーム内で使用される仮想通貨をイーサ(英: Ether、単位: ETH )と呼びます。
ただし、日本では一般的に仮想通貨自体をイーサリアムと呼ぶケースが多く、今回の記事でも「イーサリアム=ETH」としてご紹介しています。
そんなイーサリアムですが、2018年ごろリップル(XRP)に時価総額第2位を奪われる場面もあったものの、現在では時価総額において3位以下を大きく突き放す地位を確保しており、長らく「ビットコインに次ぐ時価総額第2位の地位」を市場で維持しています。
ただし、確固たる地位を獲得してはいるもののイーサリアムにも課題はあり、その代表格が「スケーラビリティ問題」です。
スケービラリティとはシステムの規模の変化に対する能力、柔軟の度合いを意味しますが、イーサリアムでは取引量が膨大になった際のスケーラビリティ問題として以下の点が課題となっています。
・取引の承認時間が長くなる ・イーサリアム利用時に発生する手数料(通称:ガス代)が高騰する
これらスケーラビリティ問題がイーサリアムの大きな課題ではあるものの、課題解決のためにネットワーク効率を向上させる取り組みが検討、検証されており、今後の動向に注目が集まっています。
スマートコントラクト
イーサリアムという名称は、正式にはプラットフォームの名称であると述べましたが、プラットフォームであるイーサリアムの特徴的な機能が「スマートコントラクト」です。
スマートコントラクトとは、「人の手を介することなく自動的に契約を実行する機能」で、第三者を介さずに契約プロセスが自動化されるため、以下のようなメリットをもたらします。
・契約内容を第三者に改ざんされない ・契約の不履行防止に役立つ ・取引仲介者が必要ないため取引期間を短縮できる ・人的コストの削減に役立つ
世の中ではさまざまな場面で契約が結ばれ、その内容に従って取引が実行されますが、スマートコントラクトには「従来の契約より、安心安全に、素早く、低コストで契約を履行できる」という多様な利便性が備わっているのです。
そのため、金融業界や不動産業界をはじめとしたさまざまな業界から実用化への期待が高まっているとともに、すでに2017年にはイーサリアムの企業利用を目指したプロジェクトにサンタンデールやJPモルガンといった有名企業が参画するなど、着々と実用化への前進を続けています。
分散型アプリケーションプラットフォーム
分散型アプリケーション(dApps)とは、前述のスマートコントラクトを駆使したアプリケーションの総称です。
スマホアプリやPC向けアプリなど、世の中にはさまざまなアプリケーションが存在しますが、従来のアプリケーションは開発者や管理者などの中央管理者に権限が集中する仕組みで成り立っていました。
一方、分散型アプリケーションでは「特定の条件を満たすと自動でプログラムが実行される」スマートコントラクトをベースとすることで分散管理を実現できるため、通常のアプリケーションと比べて以下のようなメリットに期待できます。
・分散管理であるため、常に稼働を続けられる(通常のアプリでは異常発生時やメンテナンスにより稼働が止まることがある) ・誰でもコードを検査可能であり、操作履歴が永久に保存されるため開発状況などの透明性が高い
仮想通貨の先駆けといえばビットコインですが、イーサリアムは「スマートコントラクトと分散型アプリケーションの先駆け」ともいえる存在であり、実際にほとんどの分散型アプリケーションはイーサリアムのプラットフォーム上で開発されていますので、アルトコインの中でも一線を画す存在であるといえます。