(画像=Alex Volot/Shutterstock.com)

バーといえば、銀座や赤坂の雑居ビルの中にあるカウンター式のお店を思い浮かべる人も多いだろう。しかしながらバーには、そういったカウンター式のバーと、大型の「ラウンジバー」というものが存在する。このラウンジバーだが、実は使い勝手が良く、最近、脚光を浴びてきているようだ。

第3回では「ラウンジバー」の魅力と東京のおすすめ大型バーを紹介する。

目次

  1. そもそもバーの定義とは何か?
  2. 使い勝手が豊富!大型バーの魅力とは?
  3. リラックスしながら楽しめる都内の大型バー3選
    1. BAR/S(バー エス)(銀座)
    2. MADURO(マデュロ)(六本木)
    3. オリエンタルラウンジ(三越前)
  4. リラックスした空間でゆっくりお酒と会話を楽しめる

そもそもバーの定義とは何か?

まず、バーの定義を確認しておこう。バーの語源は「棒」のバーに由来するようだ。西部アメリカでお酒を飲む際に、馬をつなぎとめておく棒を「バー」と言ったことや、酒樽から勝手にお酒を飲まないように、「棒」を置いて勝手に中に入らないようにした、など諸説あると言われている。

このように語源がいろいろある「バー」だが、実は定義というものは存在しないようだ。英語では、カウンターのことを「バー」と呼ぶのが一般的だが、特にカウンターはなくても「バー」と呼ばれる店も存在する。大きな意味で「お酒を中心に楽しむ店」と考えて良いだろう。

使い勝手が豊富!大型バーの魅力とは?

最近、脚光を浴びているのが「ラウンジバー」とも呼ばれる大型のバーだ。大型のバーも定義としては存在しないが、本稿ではあえて「ソファやテーブルがあり、ある程度の人数を収容できるバー」と捉えたい。使い勝手が良く、最近は料理等も進化していることから、注目が高まっている。

大型バーの1番のメリットは「仲の良いメンバーだけで会話ができること」だろう。カウンターバーの場合、どうしてもバーテンダーを介して会話することが多くなる。時に有効なケースもあるが、特に3人以上で行く場合、横並びで何か話しをすることは、なかなか難しいのではないだろうか。

その点、大型バーは円になって話すことができる。店員も基本的には注文を受けるとき以外は訪れないため、誰かに聞かれたくない話をすることも可能である。複数人での食事会や会食の場にも最適だと言えるだろう。

もう1つのメリットはリラックスできることが挙げられる。薄暗い中、ソファに座りながら飲むお酒は、なんとも言えないリラックス感を出してくれる。カウンターバーだと緊張してしまうという人も、大型バーであればリラックスできるのではないだろうか。

リラックスしながら楽しめる都内の大型バー3選