10位 キャセイパシフィック航空(香港)

ホスピタリティ溢れるサービスで定評のあるキャセイは、本年度ワールド・トップ10ベストエアライン第3位を獲得、当エコノミーシート部門でも10位にランクイン。B777-300ERとA330-300に順次導入中の新エコノミーシートは、ゆりかご状の構造を採用、リクライニングやヘッドレストに快適さとゆとりを追及した。シートピッチは約81㎝。

9位 アシアナ航空(韓国)

本年度同アワードのワールド・ベスト・エコノミークラスエアラインで総合第1位獲得のアシアナ航空。B777-200ERで約86㎝、横幅約46㎝。スリム化されたシートは膝元にもゆとりがある。海外のエアラインのなかで日本へ就航している空港数が16 と最も多い。韓国乗り継ぎでの第三国へのアクセスも良好だ。

8位 オマーン航空(オマーン)

中東オマーンのフラッグ・キャリア、オマーン航空は中東部門でも第4位を獲得。現在、日本へは就航していない。シートピッチは約86㎝。通路側でも上げられるアームレストなど、快適さを追求しよくデザインされたシートが特徴的。



7位 サウジアラビア航空(サウジアラビア)

以前は関空に乗り入れていたサウジアラビア航空。現在は日本との直行旅客便はないが、アジア、北米、ヨーロッパ、アフリカ各国を縦横に結ぶ国営エアライン。約86㎝ピッチのシートは、体のポジションや動きに合わせて自動的に調整するという革新的なものだ。

6位 大韓航空(韓国)

過去にはベストエコノミーに選出されたこともある大韓航空。2011年に中長距離路線に導入が完了したニューエコノミーシートは、スリム化されたことによりシートピッチ約86㎝、シート幅約46㎝、リクライニング118度のゆとりの空間を実現。

5位 シンガポール航空(シンガポール)

こちらも同アワードの上位常連エアライン、シンガポール航空。昨年成田―シンガポール便に導入のB777-300ERは、シートピッチ約81㎝、座席幅約47㎝。背中のクッション性やヘッドレストも快適度がアップした。座席モニターは11.1インチに進化(従来機では10.6インチ)、1,000以上のエンタテインメントプログラムが楽しめる。

4位 カタール航空(カタール)

今年のワールド・トップ10ベストエアライン堂々の第1位獲得のカタール航空。ビジネスクラスシートとベスト・エアライン中東部門でも1位を受賞した。羽田―ドーハ便に導入のB787-8はシートピッチ約79㎝。1,000チャンネル超の映画・オーディオプログラム、USBポート、電源(3席に2つ)と充実の装備。

3位 エバー航空(台湾)

おなじみハローキティ・ジェットのB777-300ER、A330ともにシートピッチは約84㎝と足元ゆったり。エバー航空は同アワードのワールド・トップ10・ベスト・エアライン9位、清潔度を評価する部門で堂々1位を受賞している。

2位 ガルーダ・インドネシア航空(インドネシア)

昨年導入されたB777-300ERはシートピッチ約81㎝。従来のA330型機よりも5㎝狭くなったが、シートの快適度はアップ。電源が3席に2つ、USBポートは全席に設置。成田―デンパサール(バリ)便で導入されている。関空・羽田―デンパサール、成田・関空・羽田―ジャカルタ便は従来のA330シリーズ。

本年度のエコノミークラスシート部門は、中東・東南アジア・東アジアのエアラインが占めるという興味深い結果となった。実際お世話になることの多いエコノミークラス、せっかく乗るなら快適度の高いシートを選んで旅の一部として楽しんでみてはいかがだろうか。