テクニカル,オシレーター,株価チャート
(写真=PIXTA)

目次

  1. 相場の割高感、割安感はどのように判断する?
  2. 現在の相場は買いなのか
  3. 日経平均が好調でも保有銘柄が上がるとは限らない
  4. 株式投資で儲けるために 株価水準が割安なのか割高なのかを判断する

相場の割高感、割安感はどのように判断する?

割高株を掴まないための大局観をお伝えしている本連載。前回は急騰した銘柄の売り時を見極めるための分析として、ファンダメンタル、テクニカル、ショートバーを解説した。

売買のタイミングを見定めるとき、相場を分析することは重要であるが、現在の相場が割高なのか割安なのかを見極める場合は、テクニカル指標の分析が特に役立つ。 【第4回】では、テクニカル指標の一つである「RSI」を使って市場の過熱感を把握する方法をお伝えする。

現在の相場は買いなのか

2017年10月、日経平均株価は1996年以来となる高値圏水準まで上昇し、10月24日までに16連騰を記録した。

その後も2018年も10月に2万4000円台をつけるなど堅調な推移をみせ、12月14日の終値は2万1374円となっている。

3営業日ぶりに反落したとはいえ、米中の貿易摩擦という懸念材料があるなかで日本の株式市場は好調な地合いが継続しているといえるだろう。 では現状の地合いは株式投資にとって「買い」と言えるのだろうか?

日経平均が好調でも保有銘柄が上がるとは限らない