株価,PER,割高
(写真=PIXTA)

目次

  1. 投資判断に役立つ、企業の株価対策4選
  2. 手厚い株主還元は投資家から高評価を集める
  3. PERとは? 簡単におさらい
  4. PERが超割高でも買われるケース1 上場後直後で短期資金が流入
  5. PERが超割高でも買われるケース2 材料で急騰
  6. PERが超割高でも買われるケース3 株主優待が株価押し上げ
  7. 株は人気投票 低PERにこだわるな

投資判断に役立つ、企業の株価対策4選

割高株を掴まないための大局観をお伝えしている本連載。前回は企業が行う株価対策が株価に与える影響について解説した。

割高株を回避するためには様々な分析が必要であるが、もっともポピュラーな指標にPERがある。PERは一般的に、値が低いほど割安であるとされるが、単純にそう言い切れない側面も持っている。 【第7回】では、PERが割高な数値を示していても買われる状況について、4つのケースをお伝えする。指標に惑わされない投資勘に繋げてほしい。

手厚い株主還元は投資家から高評価を集める

株式投資の世界には「PER」という非常に有名な投資指標が存在する。株価が今現在、企業の利益に対してどのくらいの水準なのかを数値で確認できることもあり、多くの投資家によって使用されている。

一般的にPERは低いほど良いと思われているが、実際の株式市場では、PERが高い銘柄でも株価が上昇しているものも数多く存在している。また低PERのままいつまでも投資家から見向きもされずに放置されている銘柄が存在するのも事実である。

そこでPERの高い銘柄はなぜ変われるのか、その理由をご紹介する。

PERとは? 簡単におさらい