本記事は、水野 俊哉氏の著書『成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせするのか? ~あなたを超一流にする40の絶対ルール~』(サンライズパブリッシング)の中から一部を抜粋・編集しています。

成功者は打ち合わせで水しか飲まない
多くの人は、打ち合わせで「何を飲むか」と問われれば、ほぼ反射的に「コーヒーをください」と答えがちだ。
だが、コーヒーをビジネスシーンで飲むのは本当に効率がよいのかを考えてみると、案外そこには疑問も多い。
では、成功者はどんな飲み物を打ち合わせで頼むのか。
それは、「水(ミネラルウォーター)」だ。
なぜ彼らが水を選ぶのかといえば、単純にそれが体に一番よい飲み物だから。 成功者は自分にとって最良なルーティンを持っているため、それを崩すことは少ない。
そのため、些細な選択であっても、全力で考え、吟味し、ルーティンに取り入れる。
このように書くと「たかが飲み物ぐらいで、そんな大げさな」と思う人もいるだろう。
たしかに、打ち合わせで飲む1杯のドリンクなど、ごくごく小さな問題に見えるかもしれない。
だが、その習慣も何十年も続けてみたらどうだろうか。
コーヒーも目覚めの1杯や食後の1杯には最適だが、打ち合わせのたびに1時間に1回も飲んでいてはナンセンスである。毎日飲むコーヒーを、水に切り替えるだけで、どれだけ体は健康になるだろうか?
長期的な視点でできるだけ体によいものを摂取したいと考えるからこそ、成功者たちは水を選択する。
自身がコーヒー愛好家でいろんな種類を試したいのなら、毎回違うコーヒーを飲むのは正解だろう。ただしその場合でも1日に何杯もコーヒーを飲む必要があるだろうか。
もしも自分が惰性でコーヒーを頼んでいると感じた人は、その考えを改めてほしい。
ちなみに私はミーティングの際のドリンクはトマトジュースと決めている。時には日中2、3杯トマトジュースの場合もあるが、ランチを食べないので、プロテイン+トマトジュースが昼食替わりだ。
3回に1回くらい、いつものコーヒーをミネラルウォーターやトマトジュースなどに切り替えてみると、見える世界が少し変わってくるかもしれない。
- 成功者になるための鉄則
- どんな些細な選択でも、「自分のためになる最良の選択」を心がける
成功者は読書家である
あなたは1か月に何冊の本を読むだろうか?
少し古いデータではあるが、2009年の日経新聞が取った統計調査によれば、年収800万円以上の人が書籍にかける費用は月額2,910円だった。
それに対して、年収400万円未満の人の書籍代は月額1,914円だったとの結果が出た。
また、経営コンサルタント・竹内正浩氏の著書『30代で年収3,000万円を実現した300人に聞いた! 稼げる人 稼げない人』(東洋経済新報社)によれば、年収3,000万円の人の毎月の平均読書量は、9.88冊だったという。
ビル・ゲイツや、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグなど多くの大富豪たちは、大変な読書家として知られている。
私自身もかつては年間1,000冊ペースでビジネス書を読んでいたし、いまだに話題の本には必ず目を通すようにしている。
今の時代、欲しい情報はネットで簡単に手に入る。それゆえ、「本など読まなくてもネットで十分だ」と考えがちだ。確かにSNSなどで、メディアよりも早く貴重な情報を得る手段は増えた。
だが、成功者が成功者たりえるためには、いかに未来を予見して動けるかがポイントになる。そのためには、できるだけ精度が高い情報を大量にインプットしていくことが重要だ。
本に掲載されている情報は、ネットに掲載されている情報よりも事実チェックが厳密だし、論理的に構成されているケースが多い。
出版社のフィルターがかかっているため、本の著者になる人はなんらかの専門家だ。それゆえ、掲載された情報も専門性が高くなる。
そのため、ネット上で得られる情報と読書で得られる知識はまったく種類や用途が違うと考えておいたほうがいいだろう。
ネットの情報だけに頼るのではなく、きちんとした本を読むこと。
そして、周囲の人が知らない情報をいかに手に入れられるかが、自分を飛躍させるコツだと心してほしい。
- 成功者になるための鉄則
- ネットの情報だけに頼らず、本を読もう

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