本記事は、水野 俊哉氏の著書『成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせするのか? ~あなたを超一流にする40の絶対ルール~』(サンライズパブリッシング)の中から一部を抜粋・編集しています。

高級ホテル
(画像=Hatai / stock.adobe.com)

成功者はリッツ・カールトンでビジネスミーティングする

成功者がミーティングを行うとき、彼らが選ぶのは、ザ・リッツ・カールトンホテルやマンダリンオリエンタルホテルなど、高級ホテルのラウンジだ。

1杯のコーヒーの値段が1,500円以上するホテルのラウンジでミーティングをするなんて、打ち合わせコストがかかりすぎじゃないかと思われるかもしれない。

だが、実は高級ホテルのラウンジでのミーティングは、コーヒー1杯300円のチェーン店や、1杯600円の喫茶店での打ち合わせよりも、ずっと価値がある選択になりえる。

私もよく高級ホテルのラウンジで打ち合わせをするが、1時間おきに数件の打ち合わせをまとめていれるため、全部の打ち合わせが終了したら、会計が2万円くらいになっていることもザラだ。

だが、仮に1日に2万円の打ち合わせ代を払ったとしても、ミーティングには断然ホテルラウンジを利用するべきだと私は断言したい。

その理由として、まずは単純に「高級ホテルのサービスは、非常に快適である」という点。

チェーン店の従業員は学生やフリーターなどのアルバイトが多いのに比べ、一流ホテルの従業員は、サービスのプロである。

だから、オーダーや支払い時なども、スマートに対応してくれる。

さらに、テーブルとテーブルの間隔も広めにとられているため、打ち合わせの内容が隣の人に伝わる心配もない。そもそものコーヒーの味や椅子の座り心地、内装などが豪華で快適なため、自分も相手も、「大事な商談をしているんだな」というセルフイメージがアップする気がする。

残念な例としては、大事なビジネスの打ち合わせをチェーン店などで済まそうとすると、隣の席の話し声がうるさすぎたりして商談に集中できないなんてことになりかねない。

そんな店で「1億円儲かります」などと言われても、まず嘘だと思われるのがオチである。ところが場所がリッツのラウンジだとすると、途端に話の信ぴょう性がアップするくらいの雰囲気を持っている。

自分だけでなく、クライアントにとっても最高の状態でミーティングに挑んでもらうことは、ビジネスにおいて非常に大事な要素だ。

高級ホテルのラウンジを選んでおけば、店選びが悪かったばかりに、クライアントの機嫌を損ねて、大切な商談がなくなってしまうという事態は、ほぼ排除できる。

多少コストを払ったとしても、外的な不安要素は一切排除しておくに限ると成功者は考えるのだ。

そうした意味で、高級ホテルのラウンジは、ビジネスミーティングにとっての最高の選択肢といえるだろう。

成功者になるための鉄則
打ち合わせでは、高級ホテルのラウンジを利用する

成功者は周囲の声に耳を貸さない

大きな成功を収めるためには、それと引き換えに、大きな決断を下さなければならないこともある。

「本当にこの決断は正しいのか?」
「自分の判断に間違いはないのか?」

リスクを恐れるばかりに、自分1人では確信をもって決められず、周囲にその決断を相談したくなる人も多いだろう。

だが、「大事な決断ほど、周囲の人の意見を求めるな」と私は声を大にして言いたい。

なぜなら、身近な人であればあるほど、彼らは必ず「その決断に反対するから」だ。

もちろん彼らには悪気があるわけではない。相手を心配する気持ちがあるからこそ、できるだけ失敗が少なく、リスクのない道を提案するのは当然のことだ。

彼らの意見は世の常識であり、多数の人が「正しい」と思う答えに違いない。

もしかしたら無一文になったり、大きな借金を残すことになるかもしれない道には、誰だって大事な人を送り出したいとは思わない。

だが、世の中の大半の人が「正しい」と思うことをしても、成功者にはなれない

これが多くの人が成功者になりたいと願うのに、結局はその境地にたどり着けない大きな理由だと私は思っている。

成功者の多くは、明らかに普通の人では考えつかなかったアイデアを思いついたり、普通の人であれば決してとらないようなリスクのある行動をとることが多い。

どう考えても、「常識」とはかけ離れているのだ。

極端なたとえだが、もしも「40階建てのビルの最上階から飛び降りたら、10億円もらえる」といわれたら、あなたはどうするだろうか。

おそらく、1万人のうちの9,990人は、「そんなことをしたら死んでしまう」と断るだろう。

でも、世の中には一握りの常識を気にしない人たちがいて、残り10人の〝逸脱者〞たちは、なんとかして40階から飛び降りても助かる方法を考えるのかもしれない。

そのくらい、ぶっとんだ思考の持ち主でないと、成功を掴むことはできない。

仮にあなたの頭に素晴らしいアイデアが思い浮かび、そのアイデアを実行するためにリスクのある行動を取る必要がでたとしても、決して周囲の人の声を聞いてはいけない。常に常識を疑い、自分の頭で考え、自分を信じること。

これが、成功者になるためには、絶対に欠かせない素質なのだから。

成功者になるための鉄則
周囲の人の反対意見は気にしない誰もやらないことをやるから、成功者になれる
『成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせするのか?』より引用
水野 俊哉
1973年生まれ。作家、出版プロデューサー、経営コンサルタント、富裕層専門コンサルタント。ベンチャー起業家、経営コンサルタントとして数多くのベンチャー企業経営に関わりながら、世界中の成功本やビジネス書を読破。近年は富裕層の思考法やライフスタイル、成功法則を広めるべく執筆活動をしている。現在は自ら立ち上げた出版社2社や文化人タレントプロダクション、飲食業のオーナー業の傍ら、執筆やコンサルティング、出版プロデュース業を営んでいる。国内外問わず富裕層の実態に詳しく、富裕層を相手に単にビジネスにとどまらない、個人の真に豊かな人生を見据えたコンサルティング・プロデュースには定評がある。著書は、シリーズ10万部突破のベストセラーとなった『成功本50冊「勝ち抜け」案内』(光文社)の他、『「法則」のトリセツ』(徳間書店)、『お金持ちになるマネー本厳選50冊』(講談社)、『徹底網羅!お金儲けのトリセツ』(PHP研究所)、『幸福の商社 不幸のデパート』『「99%の人が知らない」人生を思い通りに動かす大富豪の教え』(いずれもサンライズパブリッシング)など27冊、累計40万部を突破している。最新刊に『富豪作家 貧乏作家 ビジネス書作家にお金が集まる仕組み』(秀和システム)がある。

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『成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせするのか?』
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