目次

  1. 投資判断に役立つ、企業の株価対策4選
  2. 手厚い株主還元は投資家から高評価を集める
  3. 対策1 配当を増やす
  4. 対策2 株式を分割する
  5. 対策3 企業が自社の株を購入する
  6. 対策4 株主優待を導入する
  7. 株主還元の重要性は高まるばかり

投資判断に役立つ、企業の株価対策4選

割高株を掴まないための大局観をお伝えしている本連載。前回は暴騰株に潜むリスクと回避方法についてお伝えした。

割高株を掴まず利益を出すには「割安で強い銘柄」に投資するしかないのだが、優良な銘柄を見極めるのは容易いことではない。 しかし企業の株価対策を注意深くみていくと、投資判断に役立つ情報を得られることがある。【第6回】では、企業が自ら行う株価対策を4つご紹介する。株価上昇のシグナルとなることもあるので参考にして頂けたら幸いだ。

投資,銘柄選び
(画像=PIXTA)

手厚い株主還元は投資家から高評価を集める

この記事を読みはじめた読者の皆さんは今、株式投資における銘柄選びでお困りではないだろうか。実際、株価の動きは予測するのが難しく、企業業績にしても先行きが見通せないところがあり、どこの企業を買って良いのかわからないという人は多いものだ。

株式投資を長年続けるプロでも銘柄選びには苦戦しているのが事実である。ただ、企業が行う株価対策によっては投資家から高い評価を集めるものがいくつかあり、その対策を行うことで投資家からの資金が集まって株価が上がることもある。ここでは企業の株価対策をいくつかご紹介したい。

対策1 配当を増やす