9月12~16日の株式市場は、日米の金融政策のイベントを控え模様眺めムードが強まった。
20~21日開催の日銀金融政策決定会合、FOMC(米連邦公開市場委員会)を見定めるまで、株式市場も新規には仕掛けにくい状況のようだ。日銀決定会合は「総括的な検証」がまとめられる予定。FOMCでは利上げを検討する可能性が高いとの観測もある。
売り残増加、低位大型株目立つ
それでは、今回は東証1部の「信用売り残増加」上位10社をとりあげたい。
(1) ANAホールディングス <9202> 1099万1000株 544万4000株 1.05倍
(2) 神戸製鋼所 <5406> 2242万0000株 310万0000株 2.46倍
(3) 日本曹達 <4041> 380万3000株 275万5000株 1.05倍
(4) リクルートホールディングス <6098> 410万4500 269万1100株 0.31倍
(5) 川崎汽船 <9107> 932万7000株 263万8000株 0.45倍
(6) 京王電鉄 <9008> 315万7000株 238万3000株 0.10倍
(7) 丸紅 <8002> 358万7100株 218万0300株 2.39倍
(8) 島津製作所 <7701> 197万9000株 174万5000株 0.22倍
(9) 日本郵船 <9101> 525万4000株 174万4000株 6.22倍
(10) ユニチカ <3103> 454万0000株 158万7000株 3.34倍
※銘柄、証券コード、売り残、前週比増、信用倍率の順。9月13日公表分。
信用取引の売り残データは、原則として週末時点の数字が翌週の火曜日に更新される。今回のランキングは9月9日までの1週間に売り残が増えた順を示している。株数ベースのため、ランキング上位は低位大型株が目立つ結果となった。