1972年5月に設立されたCME(Chicago Mercantile Exchange・シカゴ商品取引所)内にある国際通貨先物取引部門。シカゴ筋と呼ばれる。3月、6月、9月、12月の第3水曜日が決済日。一般的には、公表されるデータの中で、Non-Commercial(非商業部門)のLong(買い)とShort(売り)の枚数が最も注目されている。投機筋の動向を探り、相場の方向性を見ることができる。というのも、取引に参加しているヘッジファンドや金融機関などの投機的なポジション(現在どの通貨を買い持ちまたは売り持ちにしているか)がわかることで、買い持ちが過大になれば相場下落、売り持ちが過大になれば相場上昇の可能性が高まっていると考えられるからである。