仮想通貨は儲かる?
(画像=ZUUOnline編集部)

2017年、仮想通貨は「ビットコイン」の値上がりでブームを形成しました。当時は、テレビCMなども盛んに流れていたので、普段は投資に親しみがない人でも、ビットコインの名前くらいは知っている人が多いのではないでしょうか。

ビットコインの価格が2020年の終わりごろから再び急騰をはじめたため、現在は“第2次ブーム”とも呼べる状況が到来しています。ここでは、仮想通貨ではどんなケースで儲かることがあるのかを紹介し、仮想通貨投資のノウハウも併せて取り上げていきます。

仮想通貨ってなに?

インターネット上で取引される通貨のこと

そもそも、仮想通貨とはなんなのでしょうか。

日本の中央銀行である日銀のホームページには、仮想通貨について
(1)インターネット上でやりとりできる財産的価値であり、
(2)代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる
(3)電子的に記録され移転できる
(4)法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない
と定義付けしています。

仮想通貨とは、簡潔にいえば、インターネット上でやりとりできるデジタル通貨のことです。現在は、米国をはじめ多くの国や企業が決済に利用したり、国外へ資金を移送したりする際に仮想通貨を活用しています。

2019年、仮想通貨はドルや円などの法定通貨との混同を防ぐため、従来の「仮想通貨」という呼称から「暗号資産」という名称に変更されました。ちなみに、国際的には「Crypto Assets(クリプトアセット)」や「Crypto currency(クリプト=暗号、currency=通貨)」、あるいは単にクリプトと呼ばれています。

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仮想通貨の売買を始めるのにおすすめの仮想通貨取引所(仮想通貨交換業者)4つ

自分に合った取引所を選ぶために

「仮想通貨による儲け方」に入る前に、まずは仮想通貨投資の始め方から紹介します。すでに仮想通貨の売買をしている人であれば、しばらくは読み飛ばしてもらっても構いません。

仮想通貨を売買する準備段階として、仮想通貨取引所や販売所に口座を開設する必要があります。冒頭で紹介した第一次ブーム以前は仮想通貨を扱う業者が乱立していましたが、2017年から暗号資産の取引仲介や仮想通貨関連のサービスを提供するには、金融庁の認可が必要になりました。

2022年5月末現在で、金融庁から仮想通貨の交換業者として認可を受けている業者は30社あります。それぞれ、取り扱っている仮想通貨の種類や手数料、売りと買いの価格差(スプレッド)が違ったり、扱うサービス内容に差があります。自分が投資したい仮想通貨の取り扱いがあるか、あるいは手数料の高低や取引画面の使いやすさなどを比較し、口座を開設する業者を選びましょう。
参考:暗号資産登録業者一覧|金融庁

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おすすめポイント 取引手数料(BTC) 取扱銘柄数 最低取引金額(BTC) 入金手数料
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Coincheck(コインチェック)

Coincheck

コインチェックは、ビットコインやイーサリアムといったメジャーな仮想通貨はもちろん、他のアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)を合わせて全17銘柄を取り扱っています。また、暗号資産取引アプリのダウンロード数は2019年から3年連続で国内1位を獲得し、2021年の時点で153万口座を突破するなど利用者が多いところが特徴です。またアプリが使いやすく、特にアプリ内のチャートが見やすいとの声もあるようです。

手数料がやや高めなのがネックで、数百円~数千円程度の少額取引には不向きな面もありますが、いま話題のNFT(非代替性トークン)を活用した作品、いわゆる「NFTアート」の取引ができるのは魅力です。

気になるセキュリティ面については、2018年にハッキングの被害にあったことでシステムが一新され、セキュリティ面が強化されています。
参考:Coincheckアプリ、ダウンロード数3年連続「国内No.1」を獲得|Coincheck

とても使いやすいです。初めてなので不安もありましたが、触っていく内に覚えていく感じですかね?しいて言えば、税金の申告が簡単に出来る機能があればいいな~と思います。アメリカのスタートアップで仮想通貨の確定申告専用のアプリが開発されたみたいですね。

引用元:Google play

比較的初心者でも分かりやすかった。 数字のところをタップすると説明が出るなどの機能があるとより安心ですね。

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ログインできない事が多いです。パスワードを入れている途中で落ちます。何回かやっても落ちます。これでは大事な時にすぐ取引きできないので困ります。

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基本的に動作が重たい。他アプリを起動するとバックグラウンドで起動状態を維持できず落ちやすい。そのため出金申請の際に認証アプリを行き来するだけで落ちていて出金するのに苦労した。仮想通貨は手数料が高いので今後は利用しません。

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DMM Bitcoin

DMM Bitcoin

DMMビットコインは、金融のほかに、エンターテイメント、イベントなど幅広い事業を手掛けるDMMグループの仮想通貨取扱い業者です。取扱銘柄は、現物取引が11種類、レバレッジ取引が15種類あります。口座に預け入れた資金以上の取引ができるレバレッジ取引の銘柄の種類が豊富なのは、より大きなリターンを狙う人にとっては注目すべきポイントです。

また、取引手数料だけでなく入金・出金手数料などさまざまな手数料が無料となっています。新機能である「ミッド(仲値)価格」での取引が可能であり、売り値と買い値の価格差(スプレッド)を気にせず注文が出せるのは大きな魅力です。

土日も問い合わせ可能なサポートが充実していて、セキュリティ面の評判も高くなっています。パソコンとスマホの同時使用ができないことや、メンテナンスが多いなど不満の声も上がっているが、これも強固なセキュリティの裏返しと言えそうです。安心して仮想通貨の売買をすることができる一社でしょう。
参考:DMM Bitcoinが選ばれる理由|DMM Bitcoin
BitMatch注文とは?|DMM Bitcoin

初めて使うアプリですが、私との相性が良い事も有るのか、まるで長年 使い込んだか の様な馴染み具合でチャートを見て取引に もスムーズに繋げられ満足してます。 引き続き、取引を無理の無い範囲で、 楽しんでみます。ありがとうございます。

引用元:Google play

簡単にビットコイン運用が出来て良かった、スタートに2000円分キャンペーン必ず貰えるので!最初は様子を見て運用出来ます。

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更新/メンテナンスで取引停止になる時間が多い。しかも取引停止が予定より長引くことも多く、リアルタイム取引には不向き。

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皆さんのおっしゃる通り送金が不便です。他の取引所みたいに少額でも送れるようにして欲しいです。

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GMOコイン(ジーエムオーコイン)

GMOコイン

GMOコインは、金融業界を中心に幅広く事業を展開するGMOグループの仮想通貨取引所、販売所です。IT業界で実績のあるGMOグループだけに、堅牢なセキュリティ体制を構築しており、信頼性が高いといえます。取扱い銘柄は国内最多の21銘柄で、手数料は即時入金、出金手数料が無料となっています。取引画面のユーザーインターフェースも高評価ですので、仮想通貨の初心者はもちろん、上級者にも使い勝手がいい業者と言えます。

DMMなどと並んで頻繁にキャンペーンも行っているので、口座開設や取引の際にはキャンペーンのチェックもしておきましょう。

参考:手数料(入出金・取引)|GMOコイン

他の国内取引所と違って、トレンド、オシレーター表示があるので便利です。この厳選されたオシレーターは、レバレッジ取引の経験値が上がる気がします。。。願わくば、ワンタッチで3つの画面設定を切り替えられるようにしてほしい。各分足も。横画面の表示も改善求む!!指の運びが上に行ったり、右下に行ったりも忙しい!

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使いやすくて、機能面もいい。3年以上使っているけど健全な運営に今まで不満はなく、感謝しかないかな。

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現物取引を主に種類が増えすぎて、目当ての物が確認し辛い。 お気に入りを設定して、それのみ表示出来るようにする、自由に並べ替えて見たい物をまとめて近くに(上に移動)出来るようにする、等の機能が欲しい。 これ以上増えたら、使えなくなる。

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ワンタイムパスワードがSMSじゃなくてメールで来るのと、入金する度に生年月日と口座番号や合言葉を入力させられるのが面倒。 それと、現在取引所にいるのか、販売所にいるのか等が分かり難い。

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bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyer

ビットフライヤーは、ビットコインの取引量が業界トップクラスの老舗の仮想通貨取扱い業者です。知名度が高く、ユーザー数も多いため、ビットコインの取引所取引での流動性は申し分ありません。取扱い銘柄も主要な銘柄を押さえているので、初心者が仮想通貨投資を始めるのに問題はないでしょう。

7年以上もハッキング「ゼロ」というのは業界最長レベルで、セキュリティもしっかりしています。出金や送金手数料が高いとの声があり、頻繁に出金や送金をする人にとっては、その点が不便かもしれません。

上記4つの業者は、インターネット上で口座開設を完結できます。所要時間は5~10分程度です。口座開設が終われば、取引の準備は完了します。

とても使いやすいし、見やすいと思いますが、銘柄を任意に順番を変えられたら便利と思いました。例えばイーサを1番上に、2番目をクラシックにしたり自由に出来たらいいと思いました。上昇率で揃えて降順で一覧出来たりもしたらいいと思います。

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セキュリティーがしっかりしていて初心者には解りやすく使いやすいです。

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通貨に投資をするのに初めて利用した取引所。他の取引所と比べて手数料やスプレッドが高く利益が出しにくいと感じた。これから投資を始める方にはオススメしません。

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非常に使いづらい。画面のカスタマイズ性も低いし、注文の多様性もない。色んなところがユーザーフレンドリーでないし、チャートを横画面で見れないなど、トレーディングアプリとしての利便性は低いと感じました。

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仮想通貨の「積み立て投資」

ポイントは取引所選びと投資額!

仮想通貨は、株式投資をはじめとした他の金融商品と同様、基本的に「安く買って高く売る」ことで利益が得られます。最近では、株式投資などで積み立てによる資産形成が広まりつつあります。仮想通貨でも長期資産形成を目指す取引方法として積み立て投資が可能であるため、現物取引やレバレッジ取引と比較しながら解説します。

現物取引とは

上記で紹介したGMOコインでは、ビットコインの最小注文数量は0.0001BTCです。これは、購入時の1BTC(ビットコイン)の価格が400万円だったとすると、0.0001BTC=400円から購入することができることを示しています。

最小数量の400円分だと、仮にビットコインの価格がそこから10倍になってもそれほど利益は大きくない(4000円-400円=3600円で、利益は3600円)が、40万円分を購入していた場合は40万円が400万円となり、利益は360万円になります(利益にかかる税金は除外)。もちろん、これは「ビットコインの価格が購入時から10倍になった場合」の話であり、実際にここから10倍になる確率は高いとは言えません。

上記はあくまでもわかりやすくするための例で、このようにビットコインやイーサリアム、リップルといった仮想通貨の価格と同額の資金で購入することを「現物取引」と呼びます。

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現物取引に対しレバレッジ取引とは

一方で、口座に預け入れた資金を担保(証拠金)に、その資金以上の仮想通貨を売買するのが「レバレッジ取引」です。FX(外国為替証拠金取引)では、国内の業者で最大で元金の25倍のレバレッジを掛けて取引できますが、仮想通貨はもともと値動きが激しいため、レバレッジは最大2倍までと金融庁によって定められています。

それでも、100万円分の元金を担保に200万円分の仮想通貨が買えるので、購入した仮想通貨の値動きに対して2倍のリターンを得ることができます。ただその分、損失のリスクも2倍になるので注意が必要です。

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積み立て投資でリスクを抑える

仮想通貨の激しい値動きを日々チェックするのが面倒、あるいは仕事などでできない人におすすめなのが、仮想通貨の「積み立て投資」です。これは、毎月の決まった日に、一定の金額で購入を続ける手法になります。

ポイントは「毎月(毎週や数ヵ月に一度などでもOK)」と「一定の金額で」という点です。これによって、購入した仮想通貨の価格が下落すれば多めの数量を購入することができ、反対に価格が上昇すれば、少なめの数量を購入することになります。要は、「価格が安い月には多めに仕入れて、価格が高い月には少なめに仕入れる」ということです。

これは「ドルコスト平均法」という投資手法で、仮想通貨の投資リスクを抑えるのに有効な方法と言われています。

銘柄によって多少の差はあるものの、仮想通貨は基本的に値動きが激しく、ハイリスクでハイリターンの金融商品が多くなっています。このドルコスト平均法で投資リスクを抑えつつ、長期的に大きな資産を形成するという方法になります。ドルコスト平均法は仮想通貨に限らず、株式など値動きのある金融商品に使える手法となっています。

ちなみに、前述した4つの取引業者をはじめ、多くの仮想通貨業者が口座から自動で資金が引き落とされる「自動積み立てサービス」を提供しています。「自分で売買のタイミングを計るのは難しいけど、仮想通貨に投資してみたい」という人は、この自動積み立てサービスを活用するといいでしょう。

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仮想通貨で儲けるさまざまな仕組み

ほかにも、仮想通貨を活用した「儲ける仕組み」が存在します。

貸仮想通貨(レンディング)

保有している仮想通貨を取引業者に貸し出すことで利息を得る方法です。利回りは業者によって異なり、1〜10%程度と幅広く設定されています。

たとえば、Coincheckの「貸暗号資産サービス」の利率は最大5%です。頻繁に売買せず、口座に仮想通貨が眠らせている人なら、レンディングの利用を考えるといいでしょう。サービスの名称、対象となる暗号資産は業者によって違うので注意しましょう。

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エアドロップ

エアドロップとは、「一定期間の保有」「SNS上によるアカウントフォロー」といった条件をクリアすることで、業者や企業からその仮想通貨を無料で受け取れるイベントやキャンペーンのことを指します。新たな仮想通貨が誕生したり、業者が新しい仮想通貨の取り扱いを始めたりした直後などに、その仮想通貨の認知度向上や取引量の確保、発行体の資金調達などを目的に行われます。

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NFT取引

NFTとは「非代替性トークン」のことです。「オンリーワンのデジタル資産」として、デジタルのアート作品やトレーディングカード、ゲーム分野などで活用され、それらの売買には仮想通貨が使われます。NFTのアート作品を購入し作品の価値が上がれば、売却して利益を得ることも可能です。すでに、数千万円~数十億円という、高値が付く作品が生まれています。

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アービトラージ(裁定取引)

取引所ごとの仮想通貨の価格差を活用した取引の手法です。たとえば、A取引所では1BTCが400万円、B取引所では410万円の値がついていたとすると、「A取引所で購入」した直後に「B取引所で売却」するだけで、差額の10万円を獲得できます。いわゆる「さや取り」と呼ばれる手法です。

以前はFXでも活用されていたが、FXは競争激化によって業者間の価格差が小さくなったため、さや取りを行うメリットは少なくなりました。その点、仮想通貨はまだ取引所間の価格差が大きくなるタイミングもあるため、さや取りで利益につながる場合があります。

ただ、仮想通貨の価格の上昇を狙うのに比べ、期待できる利益の額は小さいです。その上、取引所間の送金手数料が発生します。さらに取引所間の価格差を常にチェックする必要があるなど、手間がかかるのが難点となっています。

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マイニング

仮想通貨の取引記録の管理や不正の監視は、特定の個人や企業ではなくネットワーク上のコンピューターが行っています。その作業を行う報酬として、新たに生成された仮想通貨が支払われます。作業が金鉱石などの採掘に似ていることから、マイニング(採掘)という名称がつけられました。

ただしマイニングである程度の仮想通貨を手に入れるには、大量のパソコンやサーバ、それを置くスペースが必要で、大規模な設備投資が欠かせません。これらの設備を稼働するには大量の電力が必要なため中国がマイニングを禁止するなど、一部の国では規制を強化しており、環境面での負荷も懸念されています。

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イールドファーミング

ブロックチェーン技術で作られた金融システム「DeFi」(ディーファイ、分散型金融)が運用する取引所(DEX=分散型取引所)に保有する仮想通貨を預けて、報酬をもらうことを指します。「保有する仮想通貨を預けて報酬をもらう」という点ではレンディングと共通しているが、レンディングは預ける対象が取引所や販売所の運営企業であるのに対し、イールドファーミングはDEXが対象となります。

報酬は預け入れた仮想通貨ではなく、そのDEX独自のトークン(管理者がいるデジタル通貨)です。利回りはそのトークンの価値やDEXによって異なるが、数十%あるいはそれ以上の利回りをうたったイールドファーミングも存在します。ただし、価格の下落やハッキングによる被害などリスクも高いです。

仮想通貨投資の狙いはあくまで値上がり益

ここまで、仮想通貨から派生するサービスなどを活用して儲ける仕組みを紹介しました。しかし大きな利益を狙うことができるのは、やはり仮想通貨の価格自体の値上がりで得られる「値上がり益」でしょう。仮想通貨は株や為替などと比べて値動きが激しく、銘柄によっては10倍、100倍に上昇する可能性を秘めています。

現在は、仮想通貨全体で5割近いシェア(時価総額ベース)を誇るビットコインも、2009年に誕生した直後は、1円以下で取引されていました。それが、誕生から12年後の2021年には800万円近くまで100万倍以上に上昇したのです。ちなみに、ビットコインの生みの親とされるサトシ・ナカモト氏は100万BTC以上(4兆円以上)を保有しているとされます。

仮想通貨は現在1万銘柄、あるいはそれ以上の仮想通貨が存在すると言われており、その全銘柄の中から将来性のある銘柄をピックアップするのは困難でしょう。

しかし時価総額ランキングで比較的上位に位置する銘柄からでも、大幅に値上がりするコインが誕生する可能性は否定できません。その可能性が、世界中の投資家を仮想通貨市場に惹きつけているのです。

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仮想通貨投資の強みとは?「空売り」から入れるレバレッジ取引も

仮想通貨投資の強みは24時間365日、取引が可能である点や少額でも取引できる点、レバレッジ取引ができる点です。

仮想通貨は休場日がなく、少額から投資できる

仮想通貨には株式や為替相場のような「休場日」がないため、平日は多忙で取引どころではないという人でも、休みの日に取引できるのはメリットと言えます(厳密にいうと、取引所や販売所のメンテナンス時には取引不可)。

また、現時点で1単位の価格が数百万円のビットコインでさえ、数百円という少額から投資できるのもポイントの一つです。

GMOコインでは、ビットコインへの投資が400円程度から始められることを紹介したが、イーサリアム(ETH)もやはり0.0001ETHから購入できます。2022年6月8日現在の1ETH=24万円程度なので、最小24円でイーサリアムを買えるわけです。最小購入単位は取引所や販売所によって異なるので、あらかじめチェックが必要になります。

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「売り」からスタートできるレバレッジ取引

さらに先に紹介した「レバレッジ取引」では、「買い」ではなく「売り」から入ることができます。株式投資では株価が下がれば儲かる「信用取引の売り(空売り)」という手法があるが、仮想通貨にも同様の仕組みがあるということです。売った時点より価格が下がれば、その差額が利益になります。

「売り」は「買い」よりも上級者向けのテクニックではあるものの、仕組みを理解すれば下げ相場でも儲けることができるのは心強いともいえます。

ビットコインのように決済の手段として活用が広がったり、あるいはその仮想通貨をベースとしたビッグプロジェクトが控えていたりする銘柄は、将来性が評価され、長期的に大きく値上がりする可能性を秘めています。当然将来は価値が全くなくなってしまう銘柄も数多く出るだろうが、その銘柄についてきちんと調べれば、そのようなリスクは軽減できます。

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仮想通貨の「儲けやすいタイミング」とは?

実は、仮想通貨には「儲けやすいタイミング」が存在します。最もわかりやすいのは、その銘柄に関する好材料が出た時です。

仮想通貨に関する良いニュースが発表されたとき

たとえば2021年6月、中米のエルサルバドルでは、自国の通貨に加えてビットコインを法定通貨とする法案が国会で可決されました。これによって、ビットコインの世界的普及への期待が高まり、一時的ではあるがビットコインの価格は上昇しました。

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システムの更新による価格上昇

また各仮想通貨は、システムや機能などの更新(アップデート)を行っていて、そのアップデートの内容によっては、価格が上昇するケースがあります。

たとえば、イーサリアムはマイニングの電力消費抑制を主な目的とした大型アップデート「The Marge(ザ・マージ)」を控えており、これに関連するアナウンスによって、たびたび価格が上昇しています。

その仮想通貨がどんなアップデートを控えているかについては、ある程度メジャーな銘柄であれば、ネット検索ですぐ出てくるので、期待されているアップデートの直前に購入したり、発表後の価格上昇の波に乗ったりすることで、勝率を上げることができるでしょう。

主要な仮想通貨は、一度明確な上昇トレンドが発生すると、そのトレンドが続く傾向があます。好材料やアップデートによって発生する上昇トレンドの初期段階で購入できれば、大きな利益を得るのも夢ではありません。

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ビットコインのマイニング半減期

ビットコインにはマイニングの数量調整のため、マイニングの報酬が半分になる=もらえるビットコインが半分になる「半減期」が存在します。

ビットコインの数量は時間の経過とともにマイニングによって増え続けているが、ビットコインには2100万枚という「発行上限」が定められています。仮に同じペースでマイニングが続けられると、すぐにその上限に達してしまうため、「半減期」によって数量を抑制し、その価値を維持しようというわけです。

ビットコインは2009年に誕生して以来、これまで2012年、2016年、2020年と4年ごとに半減期を迎えています。中でも、2016年と2020年の半減期に関しては、その前後から価格が上昇に転換しました。このことから、今後も半減期が価格上昇のきっかけになるとの見方が少なくありません。

次回の半減期は2024年の中頃になることが予測されています。少し先の話だが、ビットコインの相場動向を占う上で、頭の片隅にでも置いておきましょう。

といっても、半減期による価格上昇の確実性には疑問符がつきます。

2016年の価格上昇局面は、ビットコインの知名度が上がり、第一次仮想通貨ブームが起きつつあった時期でした。また、2020年は5月が半減期だったにも関わらず、本格的にビットコインの価格が上がり始めたのはその年の年末近くになってからでした。

この時期は、日、米、欧の中央銀行が金融緩和によって一斉にお金をバラまき始めたタイミングとほぼ合致します。世界の投資市場にバラまかれたお金の一部が仮想通貨市場に流れ込んだことで、価格が上昇したと考えるほうが自然でしょう。

そのような意味で、ビットコインやアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の価格は、あくまでその他のマクロ的要因によって動くと考えるべきです。「そのマクロ的要因の一つに半減期がある」程度のとらえ方がベターかもしれません。

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仮想通貨にまつわるリスクへの対処法

リスクを理解し、賢く仮想通貨を始める

これまでにも述べたように、仮想通貨は大きなリターンが狙える半面、リスクの高い金融商品です。多少の手間がかかるとしても、さまざまなリスクを少しでも抑えるためには、どのようなリスクがあるのか、そのリスクにどう対処すべきかを知っておくことが大切です。

仮想通貨の激しい値動きを考慮し、分散投資

株式投資では、個別銘柄の株価は長期的に企業業績や財務状況などの「ファンダメンタルズ」に収束するとされます。しかし、仮想通貨にはそのような数字的裏付けはなく、その仮想通貨の機能や将来性など、目に見えない部分によって価格が形成される側面が強いです。値動きが激しいことを合わせて考えると、仮想通貨に保有資産の大部分を投じるのはハイリスクでしょう。

そもそも、金融商品への投資は生活費や娯楽費など人生に必要なコストを差し引いた資金でやるべきなのだが、その投資用資金のうち、「3割は株式、3割は投信、2割はキャッシュ、残りの2割をビットコイン」といった感じで、資金を分散させるのがスマートでしょう。それは、時価総額において断トツトップのビットコインについても同様です。

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ハッキングのリスクにはコールドウォレットサービスで

ビットコインをはじめとした仮想通貨には、価格急落のリスクのほか、ハッキングによる盗難のリスクを忘れてはいけません。仮想通貨のベースとなるブロックチェーンは、基本的にハッキングが“ほぼ”不可能とされる技術ではあるものの、100%ではありません。実際、これまでハッキングによる仮想通貨の盗難被害がたびたび報じられています。

保有している仮想通貨の管理は自動的に購入した販売業者に任せることになりますが、それではわずかながらハッキングされるリスクはあります。そのリスクを失くすには、外部ネットワークから遮断された「コールドウォレット」機能を利用できる業者を選ぶといいでしょう。先に紹介した4社は、いずれもコールドウォレットのサービスが用意されています。

もう一つの方法として、自分が所有するHDDなどの記録媒体で仮想通貨を管理する手もあります。ただ、世界にはそれを実行してプライベートのパスワードを紛失し、ずっとHDDにある仮想通貨を取り出せない投資家もいるようです。自分で管理する手間を考えると、結局はセキュリティが堅固な業者を選んで預けるのがベストでしょう。

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ネット取引にありがちなシステム障害にも口座の分散で対応

また、口座を開設して売買している、もしくは購入した仮想通貨を預けている業者にシステム障害が発生し、肝心な時に取引ができなくなってしまうケースも考えられます。これは株式などネット取引全般に言えることです。

業者のシステム障害を自分で避けることはできないが、口座を複数に分散しておくことで、障害の影響を軽減させることはできるでしょう。

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仮想通貨の仕組みとリスクを知って利益を狙う

仮想通貨の始め方から利益を得る仕組み、おすすめの仮想通貨取扱業者などを紹介しました。仮想通貨は値動きが激しい金融商品のため、リターンは大きいがリスクも少なくありません。仮想通貨で利益を狙うなら、これらのリスクを十分に理解したうえで極力減らし、安心して取引できる環境を作りだすことを意識しましょう。