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LINE BITMAXは、LINEのアプリ上で仮想通貨の売買ができる取引所です。少額からビットコインを買えたり、レバレッジ取引もできたりといった点で人気を集めています。特に、気軽に使える取引所として仮想通貨の初心者にはおすすめです。
この記事ではLINE BITMAXのメリットやデメリット、実際にビットコインを購入する方法を紹介します。
- LINE BITMAXは少額からビットコインを購入してみたい人におすすめ
- 2倍のレバレッジをかけた取引もできる
- ビットコインの購入方法は、いますぐ注文と予約注文の2種類がある
- 外部のウォレットに暗号資産を送金する場合、他社に比べると送金手数料はやや高い
LINE BITMAX(ラインビットマックス)でビットコインを買うのは実際どうなの?
LINE BITMAXでビットコインを買うのは実際どうなのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、LINE BITMAXは手数料がやや高いものの、気軽に使えるサブの取引所としてはおすすめです。
LINE BITMAXでビットコインを購入するメリット
- LINEから気軽にログインして取引できる
- 売り注文ならレバレッジ取引も可能
- 1円からでも購入できる
LINE BITMAXでビットコインを購入すると、どういったメリットがあるのか紹介します。
・LINEからログインして気軽に使える
LINE BITMAXの一番のメリットは、LINEからログインして気軽に仮想通貨の売買ができる点です。LINEのウォレットタブを開くとLINE BITMAXがあるので、口座を開設していればそのまま取引所のページに移行できます。
・売り注文でのレバレッジ取引ができる
売り注文のみにはなりますが、2倍のレバレッジをかけた取引も可能です。少額で大きな利益を狙いたい場合に便利な機能といえます。(※2022年7月11日時点)
・1円相当額からビットコインの売買ができる
少額からビットコインを購入できるのも魅力です。LINE BITMAXの取引所内で扱っている銘柄なら、ビットコインを含めたすべての通貨を最小1円相当額から売買できます。
LINE BITMAXでビットコインを購入するデメリット
- 手数料がやや高め
- 取扱い銘柄が少ない
- 取引所形式に対応していない
LINE BITMAXには、以下のようなデメリットもあります。
・手数料がやや高い
手数料が比較的高いのは、LINE BITMAXのデメリットです。特に外部ウォレットへ仮想通貨を送金する際にかかる手数料はやや高めに設定されているので、保有資産をLINE BITMAX以外の取引所へ頻繁に送る場合にはあまり向いていません。
・取扱い銘柄が少ない
LINE BITMAXで扱っている仮想通貨は、ビットコインを含めて合計6種類(※2022年7月11日時点)です。国内だと10種類以上、多いところだと20種類以上の銘柄に対応している取引所もあるなか、6種類は比較的少ないといえます。
・取引所形式に対応していない
LINE BITMAXは取引所形式には対応しておらず、仮想通貨は販売所形式で売買するしかありません。販売所では実質的な手数料となるスプレッドが発生するので、損失につながる可能性があります。
LINE BITMAXでのビットコインの買い方
LINE BITMAXで実際にビットコインを購入する方法を紹介します。
- 日本円を入金する
- ビットコインを購入する
日本円を入金する
LINE BITMAXでビットコインを購入するには、まず日本円を入金する必要があります。日本円の入金方法は、主に下記の3種類です。
・LINE Payから入金
・LINE Payに連携している銀行口座のデビット支払いによる入金
・銀行口座から振込入金
詳しい入金方法はLINE BITMAXの公式サイトに掲載されているので、以下のページも参考にしてみてください。
参考:LINE BITMAXの選べる入金方法|LINE BITMAX
ビットコインを購入する
LINE BITMAXでビットコインを購入する方法は、次の2通りです。
・いますぐ注文
・予約注文
どのような手順が必要なのか、それぞれ具体的な買い方を紹介します。
いますぐ注文での買い方
いますぐ注文は、一定の間隔で更新される提示価格を基に、自分の好きなタイミングで仮想通貨の売買ができる注文方法のことです。まずLINE BITMAXのトップページを開いて、取引画面にある銘柄からビットコインを選びます。
以下の画面に切り替わったら、ページ下側にある「買う」ボタンをタップしてください。
画面上部の項目が「いますぐ注文」になっていることを確認したら「金額」の欄に、購入する金額分の日本円を入力します。
右側にある「選択」の項目をタップすると、保有している日本円のパーセンテージで購入金額を決めることも可能です。
金額を入力したら下にある「買う」のボタンを押します。これでビットコインの購入は完了です。
予約注文での買い方
予約注文は仮想通貨を売買したい価格、数量や金額、有効期間を事前に設定することで、注文条件が満たされたときに自動で注文の執行を行う機能です。
詳しいやり方は公式サイトに記載されているので、ここでは予約注文のおおまかな流れを紹介します。
いますぐ注文のときと同じく、まずトップページの取引画面からビットコインを選んで「買う」のボタンを押します。以下の画面になったら、上部の項目を「いますぐ注文」から「予約注文」へと切り替えてください。
次に予約注文価格と、注文金額、注文数量をそれぞれ設定します。下にある項目で、予約注文の有効期間も設定可能です。
すべての項目を設定したら「予約注文する」のボタンをタップします。これでビットコインの予約注文は完了です。あとは設定した条件に達したら、自動でビットコインが購入されます。
LINE BITMAXでのビットコインの送金方法
ビットコインを送金する際の手順も解説します。公式ブログにも送金方法が掲載されているので、より詳しいやり方を確認したい人は以下のページも参考にしてみてください。
参考:LINE BITMAXの6つの取引機能|LINE BITMAX
出庫画面で送金するビットコインの数量を入力
まずはトップページ下部にある「入出金/入出庫」のタブをタップして、ビットコインの項目にある「出庫」ボタンを押します。
以下の画面が開いたら「数量」の欄に、送金したいビットコインの数量を入力します。
送金先のアドレスや受取人を設定
ビットコインの数量を決めたら「アドレス」の欄に、送金先の取引所アドレス、もしくはウォレットのアドレスを入力してください。
続いて以下のように、送金先の種類、取引所の所在地と名称(送金先が取引所の場合)、受取人を選びます。
取引所の名称は「選択」ボタンを押して、送金先の取引所を選んでください。選択肢のなかに送金先の取引所がない場合は「その他」をタップし、任意の取引所名を入力しましょう。
すべて設定したら「OK」ボタンを押します。OKボタンが押せない場合は入力漏れの可能性があるため、入力し忘れている箇所がないか確認してみてください。
LINE Payのパスワードと認証番号を入力
OKボタンを押すと以下の画面が表示されるので、LINE Payのパスワードを入力します。
最後にLINEのメッセージで受け取った認証番号を入力し、リクエスト完了の画面が表示されたら、ビットコインの送金は完了です。
ビットコインの送金にかかる時間・手数料は?
ビットコインを送金する際にかかる時間や手数料についても解説します。
送金にかかる時間
ビットコインの送金にかかる時間は公式サイトに記載されておらず、明確な目安は不明です。ただ、ビットコインのブロック生成やマイニングにかかる時間は約10分になる仕組みのため、一般的には送金にかかる時間もおよそ10分だといわれています。
そのため、LINE BITMAXでビットコインを送金するのにかかる時間も、通常は10分程度だと考えていいでしょう。なお、ネットワークが混雑したりセキュリティチェックなどによって、数日かかる可能性もあります。
送金手数料
LINE BITMAXでは、LINE BITMAXのウォレットに送金する場合の手数料は2022年8月31日時点で無料です。LINE BITMAX以外の外部ウォレットに送金する場合は、各銘柄ごとに決められている手数料がかかります。
・ビットコイン:0.001
・イーサリアム:0.005
・リップル:0.15
・ビットコインキャッシュ:0.001
・ライトコイン:0.001
2022年8月31日時点だとリンクの送金機能はサポートされておらず、現在準備中のようです。
LINE BITMAX(ラインビットマックス)でビットコイン取引にかかる手数料とは?
ここからは、LINE BITMAXでビットコインの取引をするときにかかる手数料を解説します。
- 売買手数料
- 送金手数料
- 入出金手数料
売買手数料
LINE BITMAXでは、暗号資産の売買をするのに手数料はかかりません。ただし、取引をする際にスプレッドは発生します。
スプレッドとは、暗号資産の買値と売値の差額のことです。厳密には取引手数料ではありませんが、販売所で取引をする際はこのスプレッドが実質的な手数料になります。
LINE BITMAXの2022年8月31日現在におけるビットコインのスプレッドは以下の通りです。
・ビットコイン購入価格:325万2,529円
・ビットコイン売却価格:316万5,559円
差額の計算式は「325万2,529円-316万5,559円=8万6,970円」となるので、スプレッドは8万6,970円であることがわかります。ビットコインを売買するときは、このようにスプレッドがかかることも考慮しておかなければなりません。
ビットコイン送金手数料
LINE BITMAXは、同取引所のウォレットにビットコインを送金する場合の手数料は無料です。外部ウォレットへの送金だと、0.001BTCの手数料がかかります。ビットコインの価格が300万円だと仮定すると、送金手数料は3,000円になる計算です。
ではLINE BITMAXの送金手数料は高いのか安いのか、他社の手数料と比較してみます。
- GMOコイン:無料
- BITPOINT:無料
- bitFlyer:0.0004BTC(※bitWireを除く)
- コインチェック:0.0005BTC
- bitbank:0.0006BTC
※2022年8月31日現在
他社だと送金手数料が無料、もしくは0.0006BTC以下の取引所が多いという結果でした。比較すると、LINE BITMAXから外部ウォレットにビットコインを送金する場合の手数料は、他社よりもやや高いといえます。
入出金手数料
LINE BITMAXで日本円を入金する際は、どの方法で入金しても手数料は無料です。ただし、銀行振込を利用した場合、各金融機関所定の振込手数料はユーザーの負担になります。
そのため、振込手数料なしで入金したいならLINE Payからの入金、もしくはLINE Pay連携口座のデビット支払いで入金するのがおすすめです。
日本円の出金には、下記の手数料がかかります。
- LINE Payへの出金:110円(税込)
- 銀行口座への出金:400円(税込)
※2022年8月31日現在
出金手数料をなるべく抑えたい人は、LINE Payで出金するのがおすすめです。
LINE BITMAX(ラインビットマックス)でのビットコイン取引の概要
LINE BITMAXでは従来の現物取引以外に、レバレッジ取引やレンディングサービスも利用可能です。より自分の希望やトレードスタイルに合った投資ができるよう、LINE BITMAXでのビットコイン取引の概要も紹介します。
- ビットコインはいくらから買えるのか?
- レバレッジ取引
- レンディング(貸暗号資産)
ビットコインはいくらから買えるのか?
LINE BITMAXでは、ビットコインなら最小0.00000001BTCから購入できます。1BTCを300万円だとした場合、0.00000001BTCを日本円に換算すると0.03円です。つまり、1円相当の金額からでもビットコインを買えます。
ちなみに、LINE BITMAXで各仮想通貨を売買する際の取引単位と、最小取引数量の一覧は以下の通りです。
売買時の取引単価と最小取引数量
通貨ペア | 取引単位 | 最小取引数量 |
---|---|---|
LN/JPY | 0.000001LN | 1円相当額 |
BTC/JPY | 0.00000001BTC | 1円相当額 |
ETH/JPY | 0.00000001ETH | 1円相当額 |
XRP/JPY | 0.000001XRP | 1円相当額 |
BCH/JPY | 0.00000001BCH | 1円相当額 |
LTC/JPY | 0.00000001LTC | 1円相当額 |
ビットコイン以外のすべての銘柄も、1円相当額から購入できます。少額から気軽に仮想通貨投資ができるのは、初心者にとっても大きなメリットといえます。
レバレッジ取引
また信用取引の画面で、レバレッジ取引もできます。
- 信用取引:保証金となる日本円を取引所に預け、暗号資産の現物を借り入れて取引をする方法
- レバレッジ取引:保有資金を証拠金として担保にすることで、元金の数倍の金額でトレードする方法
LINE BITMAXでは、最大2倍のレバレッジをかけたトレードができます。少し複雑ですが、簡単にいうと信用取引という仕組みを使い、手元にある日本円の2倍の金額でビットコインの取引が可能ということです。
なお、LINE BITMAXは売り注文のレバレッジ取引にのみ対応しています。つまり、ビットコインが特定の価格より下がると予想したときに売り注文を出し、そのあと予想通りに価格が下がれば利益を得られる仕組みです。
反対に売り注文を出したときよりもビットコインの価格が上がると、損失になってしまいます。
特定の価格で買い注文を出し、そのあとビットコインの価格が上がれば利益になる、買い注文のレバレッジ取引には対応していません。
公式サイトにもレバレッジ取引に関する詳細が載っているので、気になる人は以下のページも参考にしてみてください。
参考:暗号資産信用取引サービスの使い方|LINE BITMAX
レンディング(貸暗号資産)
レンディングとは、保有している仮想通貨を取引所に貸し出し、その分の利子として仮想通貨をもらえるサービスのことです。
LINE BITMAXでは、以下2種類のレンディングサービスがあります。
・固定期間型
・変動期間型
固定期間型は、30日間、60日間、90日間の3つのプランから貸出期間を選択できるサービスです。仮想通貨を一定期間貸し出す代わりに、貸借料率がやや高めに設定されているのが特徴です。
貸出期間が長くなるほど、貸借料率も高くなります。正式にレンディングサービスが開始されると、原則として貸し出した仮想通貨の返還申請はできません。貸出期間満了後は最短当日~7日以内の返還が可能です。(HP内更新日:2021年2月22日時点)
一方の変動期間型は、最短1日からのレンディングができます。途中で貸し出しをやめたくなったときは、いつでも返還申請が可能です。ただし、短い期間でも貸し出しができる分、貸借料率は低めに設定されています。
どちらのレンディングも、取引所に特定の仮想通貨を貸し出すだけで、その通貨の数量を増やせる便利なサービスです。特に長期で保有しているだけの仮想通貨がある場合は、レンディングサービスの活用も検討してみることをおすすめします。
参考:持ってる資産は貸して増やす【暗号資産貸出サービス】|LINE BITMAX
まとめ
LINE BITMAXでビットコインの現物を購入する方法は、いますぐ注文と予約注文の2通りがあります。現物取引以外に、レンディングサービスの利用や売り注文でのレバレッジ取引も可能です。
LINE BITMAXは他社と比較すると送金手数料はやや高いものの、LINE上で気軽に仮想通貨の取引ができる、少額からでもビットコインを購入しやすい、といったメリットがあります。仮想通貨の投資経験が少ない初心者でも使いやすい取引所なので、ぜひ口座を開設してみてはいかがでしょうか。