6日の日本経済新聞では、外国人株主の存在感が高まっていると報じています。2014年度末時点で、好業績と株主還元の増加を背景に海外マネーが株価を支える構図が鮮明で、日経平均株価を構成する225社の6割強の143社で外国人の持ち株比率が上昇し、全体では35.3%と半年前より0.3ポイントアップして過去最高の水準になったと伝えています。

こうしたなか投資のヒントでは、この半年で外国人持ち株比率が3ポイント以上上昇した銘柄取り上げましたが、今回は2年連続で外国人持ち株比率が3ポイント以上アップし、外国人投資家が継続的に買い増している銘柄をピックアップしてみました(この半年で外国人持ち株比率が低下したものを除く)。

例えば2014年3月期に10ポイント近く外国人持ち株比率が上昇したソニー <6758> は、業績の急回復を見込んでか2015年3月期も10ポイント以上アップし、その結果として外国人持ち株比率が50%を上回り過去最高となっています。

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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 ニア・マーケットアナリスト

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