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(写真=PIXTA)

「中古住宅再販」の年間販売戸数トップはカチタス(群馬県桐生市)―――。

本紙の独自調査によって明らかになった。編集部では中古住宅を買い取り、リフォームした後に、再販売する「中古住宅再販」事業を手掛ける企業を、「年間販売戸数」の多い順にランキング化した。トップの顔ぶれを解説する。

中古住宅再販戸数ランキング

1位のカチタスは年間3001戸の再生住宅を販売し、2位に1640戸の差をつけ断トツのトップとなった。売上高は384億円。同社は中古再販の専業会社で、全国に既存住宅の買取・再生・販売を行う拠点を108カ所展開している。

約550人の従業員が事業に関わっており、あらゆる地域の中古住宅を仕入れられる点が強み。再販ビジネスはマンションが主流だが、同社のメーンの取り扱いは戸建て。家の売却に困っている地方の住宅オーナーから直接不動産を買い取るなど、独自のノウハウを持つ。

2位は1361戸を販売する大阪のビルダー、フジ住宅(大阪府岸和田市)。売上高は226億円。大阪・神戸を地盤とし、「フジホームバンク」「おうち館」といった6拠点で再販事業を展開し、200人近い従業員が携わる。同社は大阪を地盤に新築分譲住宅、マンション開発などを手掛ける住宅メーカーでもあり、中古再販の事業でも工事力やアフターサービスの充実を売りにしている。

3位はマンションデベロッパーの大京(東京都渋谷区)。販売戸数は1056戸で、売上高は234億円。ここ2年間で400戸ほど販売戸数を伸ばし急成長している。マンション開発やリフォームで得たノウハウを、仕入れや再生に生かせる点が強みになっている。(提供: リフォーム産業新聞 6月23日掲載)

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