(写真=PIXTA)
日本経済新聞の集計によると2015年3月期は金融危機前の最高益だった2008年3月期を上回り7年ぶりに最高益を更新したとのことです。
円安を追い風に北米などでの海外需要を取り込んだ自動車や電機が大きく利益を伸ばしたほか、構造改革の効果もあって稼ぐ力が高まっているとしています。
そして今期も増益が見込まれ2期連続で最高益となる見通しだとしています。こうしたなか先週末の投資のヒントでは最高益更新が予想される銘柄のなかから業績の上振れ期待が大きいものを取り上げました。
今回はこうした銘柄の足元の株価と目標株価コンセンサスを比較して上値余地を探ってみました。そのなかには目標株価コンセンサスが株価を下回るものもみられます。
例えば日本M&Aセンター <2127> では目標株価コンセンサスが株価を1割以上下回っています。一方で目標株価コンセンサスが株価を大きく上回るものもみられます。
セイノーホールディングス <9076> では目標株価コンセンサスが株価を3割以上上回るほか、日本新薬 <4516> のように目標株価コンセンサスが株価を2割以上上回るものも幾つかみられます。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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