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(写真=PIXTA)

3月期決算企業の第1四半期決算がスタートし決算発表が本格化しています。こうしたなか先週末はTOPIX500採用の3月期決算銘柄で100社近い企業が決算を発表し、主要企業でみると決算発表のピークとなりました。

しかし、今週も引き続き決算発表が相次いで行われています。そこで今回は8月3日から昨日までの決算をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に早速、集計してみました。

第1四半期決算ということもあって業績予想の修正に踏み切った企業は引き続き限定的となりました。しかし、決算に株価が大きく反応した銘柄は少なくありません。

例えば業績予想を上方修正した大陽日酸 <4091> や、第1四半期時実績が大幅増益となったテルモ <4543> が1割以上上昇し、テルモは上場来高値を更新しています。

一方で第1四半期の実績がコンセンサスに届かなかった丸井グループ <8252> や、通期予想を下方修正したIHI <7013> が大きく売られています。

決算集計(8月3日-5日発表分)

営業利益8-6-1

営業利益8-6-2

営業利益8-6-3


もう一つの投資のヒント

◆明日の決算発表スケジュールは

3月期決算企業の第1四半期決算が本格化しています。こうしたなか明日は東レ <3402> や住友不動産 <8830)、KDDI <9433> などが決算発表を予定しています。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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