楽天ウォレットは楽天グループの子会社である同名の会社が運営する暗号資産取引所です。楽天と連携した独自サービスが特徴となっています。

この記事では、楽天ウォレットでのビットコインの取引に関する情報を、他社と比較しながら解説します。

この記事でわかること
  • 楽天ウォレットは楽天経済圏を活用している暗号資産投資家におすすめ
  • 取引手数料や最小取引単位の低さから、初心者にもおすすめ
  • 取引手数料を抑えたい場合は取引所形式のある国内取引所を検討しよう
ZUU online編集部
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楽天ウォレットの基本情報

おすすめポイント_楽天ウォレット
(画像=ZUU online編集部)
楽天ウォレットの基本情報
取扱銘柄数 3種類(現物)
取引手数料 なし
販売所手数料 無料
日本円入金手数料 無料
日本円出金手数料 税込300円
ビットコイン入金手数料 無料
ビットコイン送金手数料 0.001BTC(約2,900円)
主な特徴 ・楽天グループが運営する仮想通貨取引所
・現物の取り扱いは3種類、レバレッジ取引では5種類
・楽天ポイントで仮想通貨を買える
・販売所取引のみ
※2022年7月25日現在

楽天ウォレットは、楽天証券傘下の楽天ウォレット株式会社が運営する仮想通貨取引所です。

現状は販売所形式の取引しかできないものの楽天のサービスを頻繁に利用するユーザーであれば使い勝手の良い取引所であるといえるでしょう。

楽天ウォレットの口コミ

楽天のアカウントもちなら手軽に口座を作れ、手軽に入金でき、手軽に売買できることが最大の魅力

引用元:App Store

楽天ユーザー、楽天証券を持っていれば1週間程度で利用できることと、ポイント投資、100円から利用できるのはありがたい。

引用元:App Store

楽天ウォレットでビットコインを買うのは実際どうなの?

楽天ウォレットは、楽天経済圏を活用している暗号資産投資家のための暗号資産取引所といえます。余った楽天ポイントを暗号資産と交換できるので、気軽に暗号資産投資をはじめられるだけでなく、レバレッジ取引に対応している楽天ウォレットProなら、上級者も納得の高度な取引が可能です。
取引や入金にかかる主な手数料は無料あるいは他社と同程度で、総合的な取引コストはお得といえます。ただし、販売所形式の取引しかできないので、スプレッドがあることと、送金手数料が高めであることに注意が必要です。

メリット
  • 楽天経済圏でお得に利用できる
  • 小額の予算でも取引ができる
  • 現物取引、レバレッジ取引ごとに用意された専用アプリで簡単に取引可能できる
  • 楽天経済圏でお得に利用できる
    ・楽天ポイントを暗号資産に交換できるので、楽天経済圏のサービス利用で獲得したポイントを無駄なく活用できる
    ・暗号資産を、手数料無料で簡単に楽天キャッシュにチャージして、楽天ポイント同様にネットや街のお買い物で利用できる

  • 小額の予算でも取引ができる
    ・現物取引は100円から手数料無料で購入できる
    ・レバレッジ取引は、証拠金の2倍の金額で取引でき、取引手数料も建玉管理料も無料で利用できる

楽天ウォレットは、楽天経済圏を活用している暗号資産投資家はもちろん、小額投資をしている投資家、暗号資産投資を始めたばかりの投資家にも使いやすい取引所といえます。

デメリット
  • 販売所形式でしか取引できない
  • 暗号資産の送金手数料が高い
  • 取扱通貨が少ない
  • 販売所形式でしか取引できない
    ・楽天ウォレットの提示する価格でのみ取引可能な販売所形式でしか取引できないので、スプレッドを負担しなければならない
    ・楽天ウォレットのスプレッドは他社と比較すると狭い傾向にあるが、取引所形式と比較すると手数料コストが大きい

  • 暗号資産の送金手数料が高い
    ・他社と比較してビットコインの送金手数料が高く、他のアドレスへ頻繁に送金しにくい

  • 取扱通貨が少ない
    ・現物取引は3通貨、レバレッジ取引は5通貨のみ取り扱っており、他社と比べて少ない

楽天ウォレットには多くのメリットがありますが、取引形式の少なさや手数料の一部が高い点に注意が必要です。

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ビットコインのおすすめ取引所を知りたい方はこちら

楽天ウォレットでビットコイン取引にかかる手数料とは?

ビットコインの取引は日本円やビットコインの入出金から取引まで、さまざまな手数料がかかります。手数料は取引所によって異なるので、楽天ウォレットが自分の投資スタイルにあった取引所であるかよく確認しましょう。

楽天ウォレットでビットコイン取引にかかる手数料
  • ビットコインの売買手数料
  • ビットコインの送金手数料
  • 入出金手数料
  • スプレッド

ビットコインの売買手数料

楽天ウォレットでは、現物取引の「楽天ウォレット」とレバレッジ取引(証拠金取引)の「楽天ウォレット Pro」の2つで取引が可能です。
どちらも楽天ウォレットを相手に売買する販売所形式でのみ利用可能であり、この場合、取引手数料以外に、手数料には現れないスプレッドを考慮しなければなりません。
ここでは、売買にかかる手数料について解説します。

販売所でかかる手数料

楽天ウォレットの現物取引は、ユーザーが楽天ウォレットを相手に取引が成⽴する取引形式が用意されています。この取引形式は一般的に「販売所」と呼ばれ、初心者でも簡単に売買できるというメリットがあります。
販売所の売買手数料は無料ですが、取引価格は楽天ウォレットが独自に決めて提示する価格である点に注意が必要です。購入価格と売却価格の間には「スプレッド」と呼ばれる差額があり、ユーザーにとっての実質的な取引コストとなるからです。

現物取引ルール

売買手数料 無料(スプレッドは売買価格に含まれる)
注文種類 成行

楽天ウォレットの販売所は、手数料無料で気軽に取引できる点や、専用アプリの存在が魅力といえますが、これらは他社も同様です。比較するべきポイントはスプレッドですが、これついてはのちほど他社との比較を含めて解説します。

レバレッジ手数料

売買手数料 無料
ロスカット手数料 無料
建玉管理料 無料
注文種類 成行、指値、逆指値、OCO、IFD、IFO

楽天ウォレットのレバレッジ取引では証拠金の2倍の金額の取引が可能で、少ない資金でも大きな運用が可能です。取引にかかる手数料は無料ですが、取引価格は楽天ウォレットが提示する売値(Ask価格)と買値(Bid価格)で行われるので、現物取引と同様にスプレッドに注意が必要です。
なお、レバレッジ取引には、現物取引用のアプリ「楽天ウォレット」とは異なる、レバレッジ取引専用のアプリ「楽天ウォレットPro」のインストールが必要です。

ビットコインの送金手数料

送金手数料はビットコインを外部の取引所や個人ウォレットへ送金する際に必要で、取引所によってさまざまです。国内取引所の送金手数料と、1BTC=300万円の場合の日本円相当額を比較しました。

ビットコイン送金手数料の他社比較

取引所名 出金手数料 手数料の日本円相当額
(1BTC=300万円の場合)
楽天ウォレット 0.001 BTC 3,000円
GMOコイン 無料 無料
DMM Bitcoin 無料 無料
BITPOINT 無料 無料
bitFlyer 0.0004 BTC 1,200円
Coincheck 0.0005 BTC 1,500円
bitbank 0.0006 BTC 1,800円

楽天ウォレットの送金手数料は、送金数量に関係なく0.001BTCを手数料として支払わなければならず、他社にくらべて割高です。ビットコインの送金を頻繁に行う場合は、よりコストの低い取引所を利用するのがよいでしょう。

入出金手数料

楽天ウォレットの日本円入出金は、楽天銀行口座と連携していると入金後にリアルタイムで口座に反映される等のメリットがありますが、手数料は変わりません。

日本円入出金手数料

入金手数料 無料(振込手数料は自己負担)
出金手数料 銀行口座への出金 300円
楽天キャッシュチャージへの出金 無料

国内取引所の入出金手数料を比べてみると、多くの取引所が銀行振込による入金手数料を無料としていることがわかります。一方、出金手数料は取引所によってさまざまです。GMOコインやDMM Bitcoin、ビットポイントは無料ですが、bitFlyerやCoincheck、bitbankは金額にかかわらず有料です。
楽天ウォレットは入金は無料で、出金手数料も出金先を楽天キャッシュチャージにした場合は無料になります。楽天ポイントは1ポイント=1円として利用可能。よって、楽天ウォレットの入出金は、楽天キャッシュ利用者にとって非常に利便性が高いといえるでしょう。

日本円入出金手数料の他社比較

取引所名 入金 出金
楽天ウォレット 無料 ・無料
(楽天キャッシュチャージの場合)
・300円
GMOコイン 無料
(即時入金、銀行振込※)
・無料
・400円(大口出金)
DMM Bitcoin 無料
(クイック入金、銀行振込※)
無料
BITPOINT 無料
(即時入金サービス、銀行振込※)
無料※
bitFlyer ・無料
(住信SBIネット銀行)
・330円(上記以外)
220円~440円(三井住友銀行)
550円~770円(上記以外)
Coincheck ・無料※
・770円~1,018円(コンビニ入金)
・770円~入金金額×0.11% + 495 円(クイック入金)
407円
bitbank 無料※ 550円~770円
参照:楽天ウォレットGMOコインDMM BitcoinBITPOINTbitFlyerCoincheckbitbank
※銀行振込手数料のみ自己負担

スプレッド

「スプレッド」は販売所で提示される売値と買値との差額を意味し、実質的な取引コストとなっています。取引コストを抑えたければ、スプレッドが狭い販売所を探す必要があります。ビットコインを購入しても、スプレッド以上に価格が上昇しなければ売買益が発生しないからです。
国内取引所のスプレッドを以下の表で比較してみました。スプレッドは相場環境によって常に変動しているため、比較の価格を取得した時刻差は5分以内としています。

販売所BTCスプレッド比較

取引所 価格取得時刻 売値(Bid) 買値(Ask) スプレッド
DMM Bitcoin 2022/07/22 18:45 3,194,392円 3,245915円 51,523円
bitbank 2022/07/22 18:59 3,175,508円 3,272,554円 97,046円
楽天ウォレット 2022/07/22 19:00 3,150,996円 3,293,889円 142,893円
GMOコイン 2022/07/22 18:53 3,141,182円 3,302,268円 161,086円
bitFlyer 2022/07/22 18:52 3,133,036円 3,327,022円 193,986円
BITPOINT 2022/07/22 18:56 3,127,759円 3,318,856円 191,097円
Coincheck 2022/07/22 18:45 3,128,100円 3,324,300円 196,200円

この結果から、スプレッドは取引所ごとに大きく異なることがわかります。DMM BitcoinとCoincheckの間には、144,677円(=196,200円-51,523円)のスプレッド差がありました。
楽天ウォレットはDMM Bitcoinと比較して、スプレッドが91,370円(=142,893円-51,523円)広いですが、全体的にはスプレッドが狭いといえます。楽天ウォレットの販売所を利用するのなら、他社とのサービス内容の違いも含めて検討するとよいでしょう。
また、スプレッドが存在しない取引所形式を提供する取引所を利用するのもおすすめです。

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楽天ウォレットでのビットコインの買い方

楽天ウォレットは日本円だけでなく、楽天ポイントを使ってビットコインを買うこともできます。ここでは日本円、楽天ポイントそれぞれを用いたビットコインの買い方を画像を用いて解説します。

日本円で購入する場合

ビットコインの買い方(日本円で購入する場合)
  1. 「ホーム」を選択し、「ビットコイン」をタップします。
  2. ビットコイン取引画面で「購入」をタップします。
  3. 「購入金額」を入力し、「次へ」をタップします。購入は100円から可能です。
  4. 注文内容を確認して「購入」をタップします。
  5. 注文の完了通知が表示されるので、「ビットコインへ」をタップして購入履歴を確認しましょう。
  6. 取引完了履歴に、完了通知で表示された数量のビットコインが表示されていることを確認しましょう。

手順①:「ホーム」を選択し、「ビットコイン」をタップします。

「ホーム」を選択し、「ビットコイン」をタップします
(画像=楽天ウォレット)

手順②:ビットコイン取引画面で「購入」をタップします。

ビットコイン取引画面で「購入」をタップします
(画像=楽天ウォレット)

手順③:「購入金額」を入力し、「次へ」をタップします。購入は100円から可能です。
下記画面では、例として1,000円を購入してみます。

「購入金額」を入力し、「次へ」をタップします
(画像=楽天ウォレット)

手順④:注文内容を確認して「購入」をタップします。

注文内容を確認して「購入」をタップします
(画像=楽天ウォレット)

手順⑤:注文の完了通知が表示されるので、「ビットコインへ」をタップして購入履歴を確認しましょう。
注:注文内容確認時の表⽰価格と実際の取引価格は、システム通信の時間差等によって価格差(スリッページ)が生じる場合があります。

「ビットコインへ」をタップして購入履歴を確認
(画像=楽天ウォレット)

手順⑥:取引完了履歴に、完了通知で表示された数量のビットコインが表示されていることを確認しましょう。

取引完了履歴に、完了通知で表示された数量のビットコインが表示されていることを確認
(画像=楽天ウォレット)

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楽天ポイントと交換する場合

ビットコインの買い方(楽天ポイントと交換する場合)
  1. 「ホーム」を選択し、「楽天ポイント交換」をタップします。
  2. 交換対象の暗号資産をタップします。ここではBTCを選択します。
  3. 交換するポイントを入力し「次へ」をタップします。下記画面では、例として100ポイントを交換します。
  4. 注文内容を確認し、「確定」をタップします。
  5. 注文の完了通知が表示されるので、「ビットコインへ」をタップして購入履歴を確認しましょう。
  6. 入庫(ポイント交換)として取引完了記録に追加されていることを確認して作業完了です。

手順①:「ホーム」を選択し、「楽天ポイント交換」をタップします。

「ホーム」を選択し、「楽天ポイント交換」をタップします
(画像=楽天ウォレット)

手順②:交換対象の暗号資産をタップします。ここではBTCを選択します。

交換対象の暗号資産をタップします
(画像=楽天ウォレット)

手順③:交換するポイントを入力し「次へ」をタップします。下記画面では、例として100ポイントを交換します。

交換するポイントを入力し「次へ」をタップします
(画像=楽天ウォレット)

手順④:注文内容を確認し、「確定」をタップします。

注文内容を確認し、「確定」をタップします
(画像=楽天ウォレット)

手順⑤:注文の完了通知が表示されるので、「ビットコインへ」をタップして購入履歴を確認しましょう。
注:注文内容確認時の表⽰価格と実際の取引価格は、システム通信の時間差等によって価格差(スリッページ)が生じる場合があります。

「ビットコインへ」をタップして購入履歴を確認
(画像=楽天ウォレット)

手順⑥:入庫(ポイント交換)として取引完了記録に追加されていることを確認して作業完了です。

入庫(ポイント交換)として取引完了記録に追加されていることを確認して作業完了
(画像=楽天ウォレット)

ビットコインの送金方法

ビットコインを送金する際には、マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与防止の観点から、送付依頼人と受取人に関する一定の事項を申告しなければなりません。ここでは申告の方法を含めた送金方法を解説します。

ビットコインの送金方法
  1. 出庫先アドレスを入力する
  2. 出庫情報を入力する
  3. 受取人と送付依頼人の情報を入力して送金する

出庫先アドレスを入力する

①:「ホーム」を選択し、「BTC」をタップします。

②:「出庫」をタップします。

③:出庫先のビットコインアドレスを入力して「次へ」をタップします。
楽天ウォレットでは暗号資産アドレスの登録はできず、都度入力の必要があります。また、既に処理が開始されている出庫依頼はキャンセルできません。 アドレス入力は、コピーアンドペーストやQRコードを用いて確実に入力しましょう。

出庫情報を入力する

手順④:出庫情報を入力します。

出庫数量 0.00001BTCから可能
出庫先地域 受取人が日本国内に所在する場合は「日本国内」、日本国外に所在する場合は「日本国外」を選択する。

参照:楽天ウォレット Q&A
出庫目的 目的に合致しているものを選択し、詳細欄に具体的な内容を入力する。該当する目的がない場合、「その他」を選択し、詳細欄に具体的な内容をご入力する。

詳細欄の入力例)米国の学校に留学中の娘の今年度の学費を娘あて送金するため

参照:楽天ウォレット Q&A

受取人と送付依頼人の情報を入力して送金する

手順①:受取人に関する情報を入力します。

ⅰ:受取人が「お客様ご本人」か「お客様ご本人以外」か選択します。「お客様ご本人以外」を選択した場合、受取人の氏名または法人名(カナ)の入力が必要となります。

ⅱ:出庫先の取引所を選択します。個人ウォレットへの出庫や取引所名が選択肢にない場合は「その他社口座」を選択し、取引所名を入力してください。

ⅲ:送付依頼人に関する情報を入力します。登録情報に基づいた氏名がカナで表示されているので、最新の本人確認書類の氏名と一致していることを確認してから、英表記で記入してください。英表記氏名入力方法についての詳細は楽天ウォレット Q&Aをご確認ください。

手順②:出庫内容を確認し、「出庫」をタップします。

手順③:2段階認証方法で表示される6桁の認証コードを入力し、「出庫」をタップすると、完了通知が表示されます。

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楽天ウォレットでのビットコイン取引の概要

楽天ウォレットでのビットコイン最小取引単位やレバレッジ取引専用アプリ「楽天ウォレット Pro」、そして暗号資産を楽天キャッシュに交換するサービスについて解説します。

楽天ウォレットでのビットコイン取引の概要
  • ビットコイン最小取引単位・金額
  • レバレッジ取引「楽天ウォレットPro」
  • 楽天キャッシュにチャージして買い物ができる

ビットコイン最小取引単位・金額

楽天ウォレットの最小取引単位

最小単位(購入) 100 円
最小単位(売却) 0.0001 BTC

楽天ウォレットの最小取引単位は購入時が100円、売却時が0.0001 BTC(1BTC=300万円の場合300円相当額)と、低額に設定されています。最小取引単位が小さければ、予算が少ない投資家やお試しでビットコイン投資を開始したい初心者でも気軽にビットコイン投資ができます。
他社と比較してみると、bitFlyerやbitbank、GMOコインは、更に小さい単位から取引が可能です。しかし、00円から300円で売買可能な楽天ウォレットも少額取引を行うのに適した取引所1だといえるでしょう。

他社の最小取引単位(販売所)

取引所名 最小取引単位
bitFlyer 0.00000001 BTC
bitbank 0.00000001 BTC
GMOコイン 0.00001 BTC
BITPOINT 買注文:500円以上
売注文:0.00000001 BTC
DMM Bitcoin 0.0001 BTC
Coincheck 0.001 BTC または 500円相当額

レバレッジ取引「楽天ウォレットPro」

取引概要(証拠金取引ルール)

取扱資産 JPY、BTC、ETH、BCH、LTC、XRP
注文種類 成行、指値、逆指値、OCO、IFD、IFO
1注文の最小発注単位 0.01 BTC
建玉管理量 無料
ロスカット手数料 無料
入金手数料 無料(振込手数料は自己負担)
出金手数料 300円

楽天ウォレットProは、レバレッジ専用のアプリで取引ができます。豊富な注文方法やテクニカル指標を搭載した取引ツールは上級者でも満足できる仕様になっています。最小発注単位は0.01 BTCで、1BTC=300万円と仮定した場合、3万円相当額ですが、証拠金を元手に取引を行うレバレッジ取引では標準的な数量といえます。楽天ウォレットProが提供するレバレッジ取引の建玉管理料やロスカット手数料は無料でスプレッドも比較的狭いので、頻繁に売買をする短期取引でも中長期間の運用でもどちらにもメリットがあるといえます。
楽天ウォレットProは取扱資産数は少なめですが、取引をしたい通貨があるのなら非常にお得な取引所といえるでしょう。

楽天キャッシュにチャージして買い物ができる

楽天ウォレットは、貯まった楽天ポイントを暗号資産に交換して入手するだけでなく、保有する暗号資産を楽天キャッシュに変換することもできます。
楽天キャッシュは楽天経済圏で使うことができるオンライン電子マネーです。楽天の各種オンラインサービスだけでなく、楽天ペイや楽天ポイントカードを介して街での買い物にも利用可能です。

楽天キャッシュへのチャージは銀行口座への出金に比べて、出金操作や現金引き出しなどの手間がなく、出金手数料もかかりません。楽天経済圏のユーザーにとって、出金の手間と手数料を削減してくれるお得なサービスです。

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まとめ

本記事では、楽天ウォレットのビットコイン取引にかかる手数料を他社と比較し、買い方や送金方法などを解説しました。
楽天ウォレットは楽天経済圏を活用している暗号資産投資家におすすめできるだけでなく、取引手数料や最小取引単位の低さから、初心者にもおすすめできる暗号資産取引所です。
ただし、販売所形式でしか取引できないため、取引手数料を抑えたい場合は取引所形式のある国内取引所を検討しましょう。