先週木曜日で2015年度も終わりとなりましたが、年度末となった先週木曜日の日経平均は昨年3月末に比べて2,448円下げ、2015年度の日経平均は13%の下落となりました。
日経平均は昨年6月に21,000円に迫る場面もみられたものの、その後、中国の減速懸念や原油価格の下落、円高、米国経済の先行き不透明感などを受けて大きく水準を切り下げました。その結果、日経平均は年度ベースでみると5年ぶりの下落となりました。
こうしたなかで2015年度に株価が大きく下げた銘柄も少なくありません。しかし、なかには今後の巻き返しが期待されているものもみられます。そこで今回はTOPIX500採用銘柄を対象に2015年度の下落率がマイナス15%以上の銘柄で、目標株価コンセンサスが株価を4割以上上回るものをピックアップしてみました。
例えば昨年度に2割を超す下落となったソフトバンクグループ <9984> では目標株価コンセンサスが株価を4割以上上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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