VR関連銘柄,プレステ VR
(写真=Thinkstock/Getty Images)

米グーグルが現地18日に「VR(仮想現実)」の開発プラットホームを発表したことで、これを土台にVR対応製品やアプリの開発が世界的に加速する方向となった。また、6月に開催される世界最大のゲームイベント「E3」では、ソニー <6758> のVR技術を駆使した新型ゲーム機「プレイステーションVR」が話題を集めることが予想される。視覚に文字や画像といった情報を融合する技術の「AR(拡張現実)」と合わせ、関連銘柄への注目度が再び高まりそうだ。

ソニーはプレステVRを今年10月に世界各国で発売する。E3では現地6月13日にプレス向け発表が行われ、今後のVR戦略などに注目が集まりそうだ。

VR向けソフトでは、バンダイナムコホールディングス <7832> の体験版ソフト「サマーレッスン」が大きな話題を集めたが、今回のE3に出展するカプコン <9697> やスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> 、コーエーテクモホールディングス <3635> なども関連ソフトを打ち出す可能性がある。

一方、グリー <3632> が直近VRの開発者会議を開くなど、スマートフォンのゲームアプリ各社もVRへの取り組みを急ぐ。gumi <3903> やコロプラ <3668> はVR関連の投資を積極化している。

シリコンS、GC達成

ハードとアプリの間で機能する「ミドルウエア」と呼ばれるソフトを手掛けるシリコンスタジオ <3907> は、VR向けの製品開発に注力している。株価は13週移動平均線が26週線を下から上抜き、ゴールデンクロス(GC)を達成した。このほか、音声や映像分野のミドルウエア開発を手掛けるCRI・ミドルウェア <3698> も面白い存在だ。

AR端末でサン電子、穴株ピクセラも注目

ARでは、メガネ型端末「エースリアル」を手掛けるサン電子 <6736> が今3月期期下期(今年10月〜来年3月)にも実証実験を行う予定で、来期の業績への貢献が期待される。スターティア <3393> のARアプリも大手企業の採用が進み、ダウンロード数が大幅に伸びている。サイバネットシステム <4312> は、災害情報を提供するスマホ向けのARアプリのサービスを今年冬に開始する。

穴株では、ピクセラ <6731> に注目したい。同社は旅行先の風景などをリアルに体験できるサービスを手掛け、「AR/VR」を成長事業分野に位置付けている。値動きの良さから、テーマに乗って意外高する展開もあり得るだろう。このほか乃村工芸社 <9716> は「サンシャイン60」(東京・豊島)の展望台でVRを活用したリニューアルを実施し、話題を集めている。(5月20日株式新聞掲載記事)

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