若い女性投資家の一番の投資情報源は何だと思いますか?全国の20歳以上女性の株投資家(カブジョ)1000名を対象に調査した 「女性投資家の生活実態調査 2016」(スパークス・アセット・マネジメント調べ) で興味深い特徴を発見しました。

カブジョは「ネットの話題」を投資に活用

20〜30代のカブジョは「インターネットで話題のもの」を情報源にしていると答えた人が最も多く、実は「経済ニュース」を一番の投資情報にしていないということが分かりました。特に20代のカブジョの53.0%がインターネットの情報にとても敏感で、実際に投資に活用したことがあると回答しています。反対にもっと上の世代では、やはり経済ニュースを一番の投資情報としているという結果が出ました。

総務省の『情報通信白書』によると、この世代は最もスマートフォン利用者もSNS利用者も高いだけでなく、子どもの頃からインターネットが身近にあった世代。「ネットの話題」から投資のネタを入手する傾向が見られるのも納得ですね。

カブジョは「暮らし目線」を活かした投資傾向が強い

また、カブジョは、ネットで話題の物事にアンテナをめぐらし、気になるものを試して良いものだと感じたらそれに投資をするという暮らし目線の人が多いようです。この日常生活で得た情報や気づきが役に立つと思っている人は、全回答者のうち76.4%にものぼります。

流行り物に飛びつく著者の投資方法も実はこの方法です。ネットで噂になった食品や化粧品などは気になればチェックします。

女性の心をきゅんとさせる商品が投資のカギに

「女性の心をきゅんとさせる商品やサービス」は成長する確率が高いと思っているカブジョは、20代では71.0%、30代では60.5%という結果も見られました。

カブジョは、若ければ若いほど女性の周囲にヒットの種があると実感しているようです。若さゆえの直感も、投資においては隠れた武器になるかもしれませんね。

投資を通じて日常生活に良い影響があったというカブジョが多い

女性投資家の場合、最初はネットの話題やクチコミなどの情報から気軽に投資を始めた結果、20代では85.0%、30代では79.9%もの人が、投資で得た知識が日常生活に役に立っていると感じているそうです。

投資を始めてから「経済ニュースへの関心が高まった」(72.1%)とか「政治ニュースへの関心が高まった」(40.1%)という結果も。最初はネットの声を投資情報のメインとしていたカブジョも、投資を続けるうちに経済ニュースへの関心が高まるようです。

投資仲間は年代を超えて仲良くなれます。幅広い年代層の人たちが集まってオフ会などやっている写真をSNSなどで見かけることも多いです。著者自身も、SkypeやLINEなどのチャットを利用して友人と投資の話題で盛り上がっております。これが、とても楽しいのです。投資を始めることで視野も広がるので、人間的な魅力もアップするでしょう。

確かなものをしっかりと見る目を持っていれば、いつの時代でもカブジョとして成功できる可能性はあるのではないでしょうか。

沼佐 睦美
札幌生まれ札幌育ちのライター。日本の短大卒業後、アメリカの4年制大学に編入・卒業。アメリカで約5年間過ごす。以前は株中心、現在はFX中心に楽しんでいます。新しもの好き、期間限定アイテムに飛びつく習性あり。

(提供: DAILY ANDS

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