めまぐるしく移り変わる現代の経済状況において、個人だけで資産運用を行うのは至難の業です。より多くの成果を求めるのであれば、お金の専門家に相談をするのがベストでしょう。
しかし、あなたが資産運用で相談しようとしているお金の専門家は、本当に信頼できるのでしょうか。
今回は、本当に信頼できるお金の専門家を見極めるための4つの質問を用意しました。この質問をすることで、本当に信頼できるお金の専門家かどうかを見極める手助けになればと思います。
証券外務員の資格は?
まず信頼できるお金の専門家の前提として、金融の基礎知識があるかどうかが重要です。中には単なるセールストークだけを記憶し、勧誘活動をしている自称専門家もたくさんいます。このため、最低限の金融の基礎知識があるかどうかを確かめなければ、話は進みません。
それを確かめる質問として、証券外務員の資格について聞いてみるという方法があります。勧誘活動ができる銀行員や証券マンは必ずこの資格を取得していますが、2種と1種ではその知識量に大きな差があります。証券外務員1種を取得していれば、最低限の金融の知識があると考えていいでしょう。
ETF? 投信?
顧客のために親身になって相談に乗ってくれているようにみえても、実はノルマ達成や手数料収入のことを考えている営業マンもいるかもしれません。
本当に顧客のために金融商品を選択しているのかを判断するために、日経平均に投資をする場合、通常の投資信託とETF(上場投資信託)のどちらがおすすめかを聞くという方法があります。
通常の投資信託の場合は、一般的に買い付け手数料がETFと比較して多くかかります。一方のETFの場合は、一般的に買い付け手数料が安く抑えられます。もちろん、投資信託そのものがダメだというわけではありません。しかし「日経平均に投資をする」という前提の下で、投信とETFの二者択一を検討している場合には、ETFのほうがマッチしていると考えた方がいいかもしれません。