突然ですが、言葉選びを間違ってしまったと思う時がありませんか?

そのせいなのか、ここ数年、前の言葉が持つイメージを全く変えてしまうような、新しい言葉が増えてきています。その中には、すぐにイメージができてクスリと笑えるものもあれば、説明されるまで分からないものもあります。

ただし、言葉によって受けるイメージは人によって微妙に違いますし、心境や言い方によっても変わってしまいます。楽しく表現したはずなのに、下品に思われたり、意地悪に思われたりすることも無きにしもあらず。

ここでは多くの人がイメージしやすく、ネガティブイメージはとりあえず消えたような感じがする言い換えを3選、紹介します。

婚外恋愛

「不倫」と「婚外恋愛」では、同じことを指していても、全然イメージが違って聞こえませんか。

「不倫」という言葉が持つネガティブなイメージを「婚外恋愛」は持ちません。この言い換えを会話で使うのはアリではないでしょうか。わかりやすいです。

実際に一昔前までと現在では「不倫」という関係が変わっているようです。今は女性も外で活躍する時間が長くなり、外で遊ぶ機会もとても多かったりします。携帯、スマホなどを持ち、SNSなどもあります。出会うチャンスは一昔前に比べて、圧倒的に多くなっています。

いわゆる「婚外恋愛」は今や珍しくはない時代になっているのかもしれません。周囲に当事者がわりといる可能性もあるでしょう。そういう変化がこの言い換えに現れているような気がします。

セカンドパートナー

セカンドパートナーという言葉は、初めて聞いた時にはその意味を正確にイメージしにくい気がします。この言葉にはひとつ、大きな特徴があり、それはプラトニックな関係だということですね。

プラトニックな理由は、お互いに結婚をしていたりして、正式な立場の人がいるからなのでしょう。体のつながりがないので、「不倫」とか、「婚外恋愛」とは言わないようです。そうはいうものの、ただの異性の友達とも違い、身体の関係のない「次のパートナー」という位置づけなのでしょう。

実に絶妙なバランスで成り立っている関係だと感じますが、その当事者全員、誰も悲しんでいないのであれば、きっと良い関係なのでしょう。ただし、全ての人が維持できる関係ではなさそうですね。

卒論

あちらの卒論も、こちらの卒論も書いたことのある筆者の立場、心境から申しますと、これは強烈に微妙です。親しい仲間同士や、当事者が使うのであればOKでしょう。提出するまでは厳しいですが、提出して審査が通れば卒業できますから、「卒論」とは言い得て妙です。

ただ、「卒論」前後の心境が全然違います。当事者2名、あるいはそれ以上の方々全員が、離婚の先にハッピーな道が見えている場合は「卒論」と表現するのはばっちりでしょう。実際はそうでない方も多いので、一般受けしにくい言葉なのではないでしょうか。

「離婚届け」という言葉は確かにインパクトが強いです。けれど、シンプルに「離婚」ということのみを指している感じがして、かえってとてもニュートラルな感じがするという筆者の考え方はいかがでしょうか? ずれているでしょうか?

こうやって見てみると、日本語って奥深いですね。ネガティブな感じの言葉をポジティブ、あるいはニュートラルに変える言い換えは、シーンに合っていれば、会話を楽しむエッセンスになります。仲間内や、同世代、立場が近い人同士では共通語になるでしょう。

逆に、そうではない関係の方と話す時には、誤解されてしまうかもしれません。理解してもらえなくて説明に時間がかかり、会話のキャッチボールができないなんていうことも・・・。その言葉が広く定着していて、かなりポジティブ感が強いものを使うとよさそうですね。

沼佐 睦美
札幌生まれ札幌育ちのライター。日本の短大卒業後、アメリカの4年制大学に編入・卒業。アメリカで約5年間過ごす。以前は株中心、現在はFX中心に楽しんでいます。新しもの好き、期間限定アイテムに飛びつく習性あり。

(提供: DAILY ANDS

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