皆さん、ネット銀行について考えたことはありますか?
最近は金融機関でもインターネットで何でも出来る時代になってきましたね。以前は、必ず店舗に行って身分確認などとても時間がかかることが多かったのですが、今は口座開設でもネットで完了できるようになってきました。
今回は、最近注目されているネット銀行についてご紹介します。
メガバンクとネット銀行の違いはなんだろう!?
まず、通常の銀行とネット銀行の使い方の違いについて考えてみましょう。
大きな違いとしては、メガバンクは日本全国に支店やATMがあり、手続きや入出金が簡単に行えるということです。相談したいことや資産運用をしたい場合は支店に赴いて手続きなどが可能です。一方、ネット銀行は支店を構えていないので入出金はコンビニのATMや駅・ゆうちょなどで行います。また、通帳がないのでメガバンクのように常に記帳をして手元に置いておくことはありません。すべてネット上で管理します。
メガバンク・ネット銀行のメリット・デメリット
では、それぞれのメリット・デメリットは何でしょう。
まずはメガバンク。
こちらのメリットは全国に支店があるため、相談や手続きを対面で行えるという安心感と、大手銀行の安心感が大きいと思います。また、他社とのカード提携などもしているためマイルを貯められたりもします。デメリットとしては、定期預金など引き出したい場合、印鑑や身分証を持って支店に行く必要があるため、平日の15時までという拘束がある点です。また、一定の時間を過ぎると入出金に手数料がかかります。条件を満たせば無料になる場合もありますが、この手数料は結構痛手になりますよね。
そして、ネット銀行のメリットとしては、手続きが全てネット上で完結するため忙しい方でも時間を気にせず簡単に行えるということです。仕事をしていると、銀行に行けるのはお昼休みだけ。しかし、そのお昼休みの時間帯は銀行もとても混んでいるんですよね・・・。また、お金の入出金は基本的にコンビニATMで行いますので、時間を気にせず引き出したいときにお金をおろすことができます。また、手数料が安いということ。
例えばSBIネット銀行は、残高などによって回数は異なりますが、月2回~15回の引き出しが無料。また、それ以降は108円(税込み)の手数料で引き出すことが出来ます。楽天銀行の場合は、引き出すATMによって変わりますが216円~270円の間の金額です。「急きょ飲み会が入った! その前にお金をおろしたい!!」「 今日は土日だけど金曜日にお金をおろしておくのを忘れた・・・」。なんてことはよくありませんか? 双方、無料になるためには残高金額などの条件はありますが、簡単にどこでも安くおろせる事を考えるとお得かもしれませんね。
それでは、ネット銀行のデメリットとはなんでしょう。
私も以前そうだったのですが、「全てネットで完結するのは楽だけど、手元に通帳もなにもないのは何だか不安」という方いらっしゃらないでしょうか?ネットはウイルスなどありますし、勝手に誰かが操作してしまうのでは、なんて不安を一人で勝手に大きくしていました。
確かに、通帳や支店がない事は最初不安に感じていましたが人間不思議なものでその便利さを知ってしまうと自然とその不安も消えていくものです。どうしても不安・・・という方は残高をPDFで確認・印刷も出来るのでちょっと面倒くさいですが保存して管理しておくのが安心かもしれません。
はじめて利用人にとっては、やはり敷居が高く、不安を感じることも多いネットバンク。いきなりメインバンクにするのはちょっと抵抗があるという方でも貯蓄用に使ったり、会社によってボーナス口座を別に設定できたりするところもあります。
まずは、一度小額でも構わないので、ネット銀行の世界を体験してみませんか。手数料、金利、利便性どれをとっても結構あなどれないものですよ。
まりん
新卒で大手証券会社に総合職として入社。資産相談を始め投資家向けセミナーの企画運営を担当。4年勤務後、航空会社へ転職しCAとして乗務。現在は1児の母として育児奮闘中。資産運用アドバイスや証券基礎知識等を分かりやすく説明することを得意としている。
(提供: DAILY ANDS )
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