格差を測る指標の1つに「ジニ係数」と呼ばれるものがあり、今回はこの数値をベースにランキング形式で世界の格差について迫ってみよう。
格差が少ない国はヨーロッパ、旧ソ連諸国
1位 スロベニア 23.7%
2位 ウクライナ 24.6%
3位 デンマーク 24.8%
4位 スウェーデン 24.9%
4位 チェコ 24.9%
6位 オランダ 25.1%
7位 ベルギー 25.9%
8位 スロバキア 26.0%
9位 モンテネグロ 26.2%
10位 ベラルーシ 26.5%
トップ10に名を連ねた国は、ヨーロッパと旧ソ連の国々だ。特にデンマークやスウェーデンといった北欧諸国は、税金の負担が高い代わりに、福祉で手厚い保護が受けられ、こうした課税と社会保障制度を通じて、所得の再配分が進み格差が是正される。また、人口それほど多くないことも所得是正効果を高めている。