Boxing
(写真=PIXTA)

最近は、ビジネスパーソンでも体を鍛えるようになってきた。特に、経営層や何事にもストイックなビジネスパーソンほど、ランニングなどの有酸素運動を定期的に行ったり、スポーツジムに通ったりしている。欧米の場合、肥満体型はビジネスパートナーとして歓迎されることが少ないとさえいわれているようだ。

的確な分析や俊敏な判断、素早い行動などのフットワークの軽さが、スピードを必要とするグローバルな情報化社会の中では求められているのだろう。そのようなビジネスパーソンの間で、体を鍛える方法として今注目されているのが『格闘技』だ。単に体を動かすだけでなく、体力面や精神面などでビジネスや普段の生活に応用・活用できる付加価値を求めちるのだ。

ここで気になるのが、初めて格闘技に挑戦するような場合、何を選択すべきなのかということだろう。自身の運動経験や、何を目指すのかという目標など、自分に合った格闘技を見つけることがポイントになる。

ストレス発散や闘志を高めることを目的とする場合

● ボクシング
男性なら誰でも一度は憧れたことがあるのではないかというほど、メジャーな格闘技の1つだろう。動きの特徴は、上半身の動きと下半身のステップで相手の攻撃をかわしながら、両手で相手の顔面やボディーなど上半身を打つことだ。

サンドバッグを打つことによるストレス発散や、スパーリングなどの実戦練習による闘志の高ぶりを得られることも、ボクシングの魅力の1つかもしれない。

● 空手
日本人に広く知られている武術の代表格で、100以上の流派が日本に存在するといわれている。流派により、顔面へのパンチ以外の打撃が可能なもの、防具着用が必要なもの、寸止めのみなどルールが異なっている。空手は防御として、打撃を避けることよりも受けることに重きをおいており、結果として腹筋などの筋肉が鍛えられるのだ。

鍛えられた相手に通用するような攻撃練習も行うため、仕事の中で打ち破らなければいけない壁に立ち向かう闘志が身につくことも期待できるかもしれない。

ダイエットなど体形を良くすることを目的とする場合

● キックボクシング
立ち技最強と称されるムエタイが源流といわれる。ボクシングと同様のパンチ動作に加え、ひざ蹴りやひじ打ち・他の蹴り全般を使用できるので、攻撃パターンが多種多様である。脚を鞭のようにしならせ、全身の力で打ち込むキックは破壊力抜群だ。

キックは下半身だけでなく上半身の力も利用しなければならないので、まさに全身を使った激しい運動だ。キックにおける捻りの動きはお腹回りの筋肉を刺激するため、腹筋が鍛えられる。

● 総合格闘技
名前の通り、さまざまな格闘技を取り入れ発展してきた近代格闘術だ。打撃・投げ・関節技など全ての攻撃と防御術を取り入れている。

打撃ではパンチ・キックの練習、投げではレスリング系の組み合う練習、関節技では柔道のような寝技の練習と、運動量の多さでも格闘技の中で群を抜いている。真剣にトレーニングを行えば、短期間でのダイエット・体形改善も可能かもしれない。

一生の習い事を身につける目的の場合

● 柔道
日本人に最も親しまれている武術の1つだ。武術とはいえ、相手に傷を負わせずに対処することも可能なため、警察官が使用する武術として採用されている。

礼節を重んじる日本人の精神性によく合っており、仕事や家庭においてトラブルがあった場合など、精神を平静に保つためのトレーニングにも適しているだろう。体と心を鍛えていくことを目的とするならおすすめだ。

戦いよりも運動を行うことを目的にする場合

● ボディーコンバット
キックボクシングやテコンドー、太極拳など、さまざまな格闘技のアクションを組み合わせた運動プログラムである。音楽に合わせて一定時間運動を行い続けるため、有酸素運動としての効果が大いに期待できる。

レッスンプログラムとして、一般的なスポーツクラブで実施されている。ボディーコンバットのプログラムがあるかどうかを、スポーツクラブに問い合わせてみるといいだろう。

格闘技を習うことで得られる最も大切なメリット

格闘技を習えば体を鍛えることができ、身を守る術も手に入れられるが、得られるメリットはそれだけではない。

格闘技は何を行うにしても、辛く厳しいトレーニングを必要とする。時にはスパーリングのように、実戦形式で相手と向き合わなければならない。強靭な精神力と集中力を要するのだ。

そうすることで身につく、忍耐力や適応力、逆境に立ち向かう心、ピンチを乗り越えるために必要な勇気は、私生活だけでなく仕事面でも役立つことがあるだろう。壁を突破する力や挑戦し続ける力を身につけたいのであれば、格闘技の習得が適しているといえるのかもしれない。(提供: 百計オンライン

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