先週からスタートした3月期決算銘柄の第3四半期(4-12月期)決算発表も徐々に本格化しています。TOPIX500採用の3月期決算銘柄に限ってみても昨日までに60社を超える企業が決算を発表しています。
そこで今回は早速、昨日までの決算をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に集計してみました。11月以降大きく円安が進んだこともあって通期の業績予想を上方修正する企業も少なからずみられますが、そうした銘柄の株価の反応はまちまちとなっています。
例えば安川電機 <6506> や日本電産 <6594> 、アドバンテスト <6857> では、決算発表前に株価が高値を付けていたこともあって業績予想を上方修正したにも関わらず決算後の株価の反応は冴えないものとなりました。
一方で日立化成 <4217> やアルプス電気 <6770> 、日立ハイテクノロジーズ <8036> では上方修正を受けて決算後に株価が好反応を示し、日立ハイテクノロジーズは上場来高値を付けています。
もう一つのヒント
◆明日の決算発表スケジュールは
23日の安川電気 <6506> からスタートした3月期決算企業の第3四半期決算発表も今週に入って一段と本格化しています。こうしたなか明日はカルビー <2229> や武田薬品工業 <4502> 、日立 <6501> などが決算発表を行う予定です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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