家計を見直すことによってムダな支出をなくしていくことができれば、その分を貯蓄に回せます。今回は家計を見直すときのポイント、しっかりとお金を貯めていくことのできる方法をお伝えします。
固定費を見直す方法は?
毎月決まった額を支出する固定費は、月単位で見るとわずかな金額と思うかもしれませんが、年間にすると思った以上に多額となります。例えば、家賃が月に1万円違うだけでも年間にすると12万円、10年では120万円もの差が広がります。家計の見直しをする際、固定費は積極的に見直すべきポイントといえます。
固定費は、一般的に毎月支払うことが決まっているものを指します。住居費である借家の家賃、新聞代、NHK受信料、インターネットのプロバイダー代、各種保険料などが該当します。水道代、電気代などの光熱費は毎月金額の変動はありますが、毎月決まって支払うことから家計の面では固定費に該当します。
それではどのように固定費を見直せばいいのでしょうか。
まず、住宅に関して見てみましょう。収入に対して家賃などがあまりに高い場合、思い切って住み替えも視野に入れましょう。もちろん引っ越し代や敷金・礼金の支払いが発生しますので、出費と家賃の差額を考える必要があります。持ち家でも、住宅ローンの金利について見直すことが大切です。金利の低い金融機関に借り換えることができれば節約になります。
保険については、必要な保障内容になっているかという点と、適切な保険料になっているかという点について注目して見直すとよいでしょう。例えば、以前に契約した保険のままだと、その後の生活環境の変化によって必要な保障内容・保険料とかい離している可能性があります。結婚や年齢など、ライフステージによって必要な保険内容は変わるものなので、適切なタイミングで見直すことが重要です。もし、どこを見直せばいいのかわからないのであれば、専門家に相談するとよいでしょう。
変動費を見直す方法は?
変動費とは食費や交際費、レジャー費などが該当し、一般的に毎月変動する支出のことです。ムダかどうかという視点で一気になくしてしまうのではなく、回数の見直しを検討しましょう。
例えば、毎週1回外食をしていた場合、外食をまったく禁止にするのではなく、月1回にするなど回数を減らします。コーヒーショップなどで毎朝コーヒーを購入している場合は、仮に1杯400円だと30日で1万2,000円、年間14万6,000円になります。家から持参すると、この分節約できます。仮に1杯150円のコンビニコーヒーにすると、30日で4,500円、年間5万4,750円の節約になります。
しかし、たまにはコーヒーショップのコーヒーを飲みたいときもあるでしょうから、すべてをやめるのではなく1週間2回までにするなど、回数を減らすことから始めてみましょう。このように変動費は一気になくすことも可能なものですが、ストレスなく家計を見直していくにはバランスが大切となります。
家計の見直しのコツはあるの?
家計の見直しのコツは、過度に無理をせずに上手に節約していくことです。生活するための費用は必ずかかります。短期ならば多少無理をしても問題は生じないかもしれませんが、長期にわたって無理をしているとストレスがたまってしまう可能性があります。また、節約するにあたり、今までの浪費癖を見直す必要がある人もいるかもしれません。浪費癖は少しずつ改善していくことが重要です。
節約を長く続けるには、お金を貯める楽しみを見つけるといいでしょう。節約は老後のためだけではありません。ムダ遣いをなくしていけば、その分を貯蓄として貯めることができます。その際に一部分をレジャー費に充てれば旅行に行けたり、おいしい食事を食べたりすることもできます。家計の見直すべきポイントは見直し、節約のごほうびを設定してみてはいかがでしょうか。
ガッチリ家計を見直してお金を増やしましょう
家計の中で固定費の割合が高いと自由にできるお金が少なくなることから、金銭に余裕がなくなります。そのため、順序としてはまず固定費で見直すことができるものは積極的に見直していきましょう。その後に変動費は頻度を減らすことでバランスよく見直していくといいでしょう。
お金を貯めることは長期にわたります。過度に無理せず、着実にお金を貯めていく習慣を身につけると、心にも余裕が生まれるのではないでしょうか。(提供: 保険見直しonline )
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