米英、アジアの金融の専門家6000人が選ぶ「就職したい企業ランキング」が発表され、JPモルガン・チェースがゴールドマン・サックスに代わって1位に輝いた。3位は昨年同様、Googleという結果になった。

順位に細かな変動が見られるものの、雇用市場を魅了する最大の要因は「高所得」「知名度」「やり甲斐」「職場環境」である点は不動のようだ。テクノロジー企業でランクインしたGoogleやAppleはフレックスタイム制を導入するなど、「就労時間に柔軟性がある」のも人気の秘密である。

時間の束縛されるイメージの強い金融セクターだが、意外なことにシティやHSBC、クレディスイスといった大手銀行も、従業員のライフスタイルに合わせた雇用形態を提供し始めている。

来年あたり上位ランクインが期待できそうな企業は、Amazon(43位から26位に上昇)、Microsoft(31位から24位)あたりだろうか。テクノロジー企業の勢いが着実に増している傾向がうかがわれる。

このランキングは英キャリアサイト「eファイナンシャル・キャリアーズ」が、昨年10月から12月にかけ、2663社の金融の専門家から収集した回答に基づいて作成された。


金融の専門家が就職したい20社