米Facebookが5月3日に発表した2017年12月期第1四半期決算によると、毎月フェイスブックを利用する人は19億3600万人となった。世界人口が約75億人と言われている中、実に4人に1人が利用している計算となる。前年同期と比較して17%増となっており、成長は止まらない。

利用者数の増加はピークアウトの気配を見せない

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(写真=PIXTA)

フェイスブック利用者は順調に増加を続けている。日間アクティブユーザー(DAU)は前年同期比18%増の12億8400万人であった。前四半期比でも5%増となっている。

月間アクティブユーザー(MAU)は前年同期比17%増の19億3600万人であった。前四半期比は4%増となっている。

利用者数を四半期毎に着実に伸ばしており、世界人口の4人に1人が利用する規模にまで成長を果たした。フェイスブックの利用者数の増加はアジア・太平洋地域がけん引している。同地域の前年同期比増加率は27%となっており、欧米地域の6%増を大幅に上回る。先進国でもペースは緩やかながらも利用者数の増加は続けており、そこに新興国の勢いが加わる同社の成長はピークアウトの兆しが見えない。

フェイスブックの利用者数は他のSNSと比較しても群を抜いている。各社の公表資料によると、ツイッターのMAUは3億2800万人、LINEのMAUは1億7100万人、フェイスブック傘下のInstagramは7億人となっている。20億人に迫るフェイスブックの規模が如何に多いかが分かる。

節目となるMAU20億人も目前に控えており、2017年12月期第2四半期決算での達成が期待される。

業績も好調 SNSの巨人は未踏の領域へ