多くのクレジットカードに海外旅行保険、国内旅行傷害保険、動産総合保険が付帯されている。スポーツ中の怪我や賠償責任をカバーするゴルフ保険やレジャー保険が付帯されているカードもある。

カードに付帯されている保険と補償範囲を知ることで、多重加入を防ぐことができる。

海外旅行保険 事故が起きたら保険会社に一報を

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(写真=Thinkstock/GettyImages)

海外旅行保険は、旅行代金の支払いなどカード利用の有無を問わないのが一般的だ。傷害死亡・後遺障害、傷害治療費用、疾病治療費用、賠償責任、携行品損害、救援者費用などがある。

傷害死亡・後遺障害、傷害治療費用保険は旅行期間中の事故等で被った損害が補償される。事故発生から180日以内の死亡・後遺障害や治療費等が対象だ。疾病治療費用保険は旅行期間中に発症した疾病や感染した伝染病などが補償される。

海外旅行保険の旅行期間は、日本の住居を出発してから帰着までで、自宅と空港など合理的な経路による国内移動中の事故も補償される。1回の旅行期間は通常90日限度で、長期出張者や海外居住者はパスポートに記載された最終出国日から90日が補償対象期間となる。

保険会社とキャッシュレス提携がある医療機関の医療費等は保険会社から直接病院に支払われるため、現金を用意する必要がない。医療費のほか病院までの緊急輸送費や交通費、通訳の雇い入れ費用、限度額はあるが国際電話などの通信費や入院に必要な身の回り品の購入費用も対象となる。高額な遺体搬送費や日本で治療する際の患者輸送費は一般に保険会社から先に払い戻しを受けられる。

カードによって補償内容に違いはあるが、海外旅行保険と基本的に同じである。

現地の医療機関で受診した診断書や携行品の盗難届など、帰国後に請求してもなかなか送られてこないケースが多い。旅行先で「保険事故」が起きたら保険会社に一報を入れて指示に従うと良いだろう。保険会社の現地事務所等から通訳支援を受けられることもある。

国内旅行傷害保険 食中毒などは補償されない