アドウェイズの海外戦略
アドウェイズの海外事業においては、中国を中心としたアジアや北米において、現地企業と各国における外国企業を対象として、インターネットマーケティングの総合支援サービスを提供しています。アドウェイズは、スマ―トフォンアプリ向け広告配信サービス「AppDriver」を東南アジア全域で開始し、スマートフォン広告に注力しています。
【例示】AppDriverChina : スマートフォンアプリ向け広告サービス「AppDriver」を中国でも展開。アプリの収益化を支援するリワード広告と、 成果報酬型のユーザー獲得機能を持つ広告サービスです。アプリの「集客」と「収益」両機能の仕組みをワンストップで提供します。
アドウェイズの海外戦略の重要性と今後の展望
アドウェイズCEO岡村氏は、「「世界のインターネット商社」を目指します!」と目標を掲げており、そうであれば、当然、国内だけでなく海外展開を進めることになり、海外戦略は経営者の岡村氏の情熱に由来するものであり、海外の市場規模が拡大していくからというようなロジカルな理由だけでは説明できないと思われます。したがって、アドウェイズにとって海外戦略は重要なものです。
アドウェイズは、海外事業はアジアを中心に10 カ国でアフィリエイト広告等を展開し、長期的にはアジア地域でのスマートフォン広告No.1 を目指しています。2014年3月期決算では、海外事業は売上高が前期比53.0%増の28.9 億円、セグメント損失は1.3 億円(前期はセグメント損益2.1 億円)へ縮小しました。エリア拡大で増収を確保し、セグメント利益は人員拡充などの先行投資負担増で赤字のままですが、赤字幅が縮小しており、近い将来黒字化することが期待されます。
まとめ
アドウェイズは、アジア・北米を中心とする海外で、スマートフォン向けサービスの充実を図り、海外における広告主のニーズに応えることで海外事業を拡大していくとしています。中期で海外売上高比率30%(前期9%)目標としています。