2017年10月10日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ※チャート付き
)
現在の為替相場の傾向や相場観
6日(金)に発表された米雇用統計は、予想よりも強い数字となり、米ドル/円は発表後に113円台に乗せた。しかし、北朝鮮リスクで上値が重く、すぐに112円台まで反落。ただし、112円台前半は本邦勢の買いが入りやすく、下値も限定的。
本日は朝鮮労働党の創建記念日ということで、警戒感が強まっているが、何もなければ米ドル/円は少し反発すると予想している。
また、ドイツの選挙来、調整局面にあったユーロ/米ドルは、1.17ドル前後のしっかり感が印象的で、堅調推移となっている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今月末に予定されているECB理事会では、テーパリングに関する何らかの決定が発表されることが期待されている。ECB理事会に向けて、ユーロは買い戻しが優勢となりそうだ。
また、マーケットの焦点はFRB次期議長の人事にあり、タカ派のウォルシュ元FRB理事であれば米ドル高、従来路線を継続すると見られるハト派のパウエルFRB理事に決まれば少し米ドル安になるだろう。
日本の総選挙については、希望の党の支持率が急落していることから、マーケットの注目度は薄まっている。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「
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