普通に仕事をしていて、それほど贅沢もしていないのに、なぜか給料日前になるとお金が残らない……貯金もまったく増えていかない…。そういう人にはいくつか共通する習慣があるようです。自分が当てはまっていないか、確認してみましょう。

習慣1. やるべきことを後回しにしてしまう

(写真=Kaspars Grinvalds/Shutterstock.com)
(写真=Kaspars Grinvalds/Shutterstock.com)

仕事やメールの返信、部屋の片付けなど、やるべきことを後回しにしがちな人は、もしかしたらそれが原因で、無駄な買い物が増えているかもしれません。

朝食に何を食べるか、会社に何を着て行くか、どの仕事から始めるか、など、諸説ありますが、人は1日の中で、数百?数千回もの決断をしていることがわかっています。そして、決断の回数が増えすぎると、「決断疲れ」が起こり、冷静な判断ができなくなります。その典型例が、必要無いものを買うという決断、つまり衝動買いです。

後回し癖がある人に共通するのは、「頼まれていた仕事やらないと」や、「今日こそ部屋を片付けなくちゃ」など、同じことを何度も思い出し、ストレスのかかる決断の機会を自ら増やしていることです。結果、夜には疲れ果て、スーパーやコンビニで余計な買い物をしてしまいます。

仕事に優先順位をつけることも大切ですが、優先順位のせいで細かい作業が後回しになる人は、一度思いついたものから終わらせるようにしてみましょう。「これを放置したら、また思い出してストレスになる」ということを知っていれば、早めにやってしまおうと思えるはずです。

習慣2. 夜更かし

もし慢性的に6時間未満しか眠れていなければ、無駄遣いは睡眠不足のせいかもしれません。

人は、睡眠が不足すると、グルコースという体と脳の主要なエネルギーをうまく使えなくなると言います。通常エネルギーが不足すると、糖分やカフェイン摂取で補うのですが、睡眠不足だといくら摂取してもそれらをエネルギー変換できなくなるようです。

甘いお菓子や何杯も飲むコーヒーはもちろん無駄遣いですが、さらに問題なのが、エネルギーが不足すると、ストレスの管理や理性的な判断ができなくなってしまうことです。結果、感情をコントロールしたり、集中してなにかに取り組むことが難しくなり、あらゆる誘惑に負けやすくなってしまいます。

睡眠不足によるエネルギー不足を解消する方法はいくつかあります。例えば、平日が忙しければ、週末に多めに眠る、休憩時間に少し仮眠するだけでも効果があります。しかし、だらだら夜更かしせずに早く眠ることが、結局は一番の対策になります。

習慣3. テレビやネットでニュースをだらだら見る

テレビは私たちを憂鬱にさせるニュースで溢れています。特に深夜、暗いニュースを見たり読んだりすると、人は、日常ではあまり意識することのない「死」を身近に感じてしまいます。自分はいつか死ぬのだと思うたび、私たちの脳は、それに気づくかどうかはともかく、軽い混乱状態になります。これは心理学では「恐怖管理」と呼ばれる現象です。

この恐怖を感じている状態では、人はそれを打ち消すために、あらゆる誘惑に負けやすくなります。タバコ、お酒などで不安を打ち消そうとし、チョコレートやスイーツで安心感を得ようとします。また、高級時計やブランド品などで、少しでも自分を強く見せようとします。故意か偶然かはわかりませんが、これらの品物のCMが、ニュースの間によく流れているのも事実です。

行ったことのない土地の事故や、海の向こうのセレブのスキャンダルが、自分に必要ないのであれば、一度ニュースから離れてみましょう。また、どうしても見る必要がある時は、自分が何に安心感を求めているのか観察してみましょう。

やるべきことをテキパキこなし、テレビやネットをだらだら見ず、早寝早起きをする。いかにも貯金できていそうなビジネスマン像が浮かびます。貯金していそうなビジネスマンに上の3つの習慣がないのか、悪い習慣が無いからお金を貯めれるのか、どちらかは不明です。今回挙げた3つの対策は、今日からできるものばかりです。是非、どれか1つ、試してみてください。

(提供: Incomepress

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