2018年2月13日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先々週は、マーケットが混乱状態となったが、株価の下落が落ち着いたかどうかを見極めるには、明日14日(水)に発表される米国の消費者物価指数(CPI)をはじめ、次の雇用統計やFOMCの内容が重要となる。

マーケットでは、今が買い場だという意見と、混乱はまだ続くという意見が半々という印象だ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

株価の暴落に比べると、米ドル/円は底堅い動きを見せている。ユーロ/円や英ポンド/円などのクロス円は、頭打ちしたようにも見えるが、まだ明確な下落トレンドとは言い切れない。

ただし、米ドル/円が107円を割り込んだ場合、下落が一気に加速する可能性が高いため、為替市場では、円高方向に警戒が必要だ。

また、本日13日(火)は、英国の消費者物価指数(CPI)にも注目。明らかに低い数字が出た場合、インフレ傾向が2017年10月、11月でピークアウトしたとの認識が強まり、英ポンドの下落要因となるだろう。英ポンド/円は、過去にサポートとレジスタンスとして繰り返し意識されている、147~148円付近が重要な水準となる。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。