2018年2月21日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
NYダウが堅調でボラティリティの脅威が収まりつつある。2月6日(火)からのドルの急落も現在は止まっているため、目下のテーマは米国の通商政策や、財政赤字拡大にシフトしている。
直近の注目材料としては、本日21日(水)夜中、22日(木)早朝のFOMC議事録の公表だ。こちらはNYダウの下落より前の1月30日、31日開催分であるため、タカ派な内容が予想される。しかしタカ派な場合でも、ここ最近のタカ派イコール金利上昇でドル上昇、という相関は崩れているため、相関に基づいたトレードではなく、リアルなマーケットの反応に、柔軟に従うことが重要だろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円のコアポジションは引き続きショートだが、現在は調整局面に入っているため、どこまで戻してくるかが焦点となる。
米ドル/円の日足チャートをみると、16日(金)に長い下ヒゲをつけており、テクニカル的にも転換点と見なすことが出来る。また21日移動平均線のレベルである108.43円付近をターゲットとしたいが、あと少しで届きそうだ。このターゲットまで引きつけてから、戻り売りで臨みたい。
井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。