初心者をはじめ、株主優待目的で投資をする「優待投資」は個人投資家から人気を得ている。本来、優待投資は株主優待を楽しむことを目的としているが、投資先の企業の株価は業績動向によって上下するので、利益が出ることもあれば損失が出ることもある。

直近だと業績の拡大によって株価が大化けしたヤーマン <6630>やペッパーフードサービス <3053>のような優待株も見られるようになった。

魅力ある優待だけでなく安定した業績もあわせて選ぶことで、思わぬお宝銘柄を発掘できそうだ。そこで、ここでは優待も人気があり、かつ業績も安定している増収増益の企業をご紹介していきたい。

※本記事は、特定銘柄の売買を推奨するものではありません(記事内の見解は、2018年3月10日時点のものです)

今期通期予想が増収増益の株主優待株5選

株主優待,増収増益
(画像=HAKINMHAN / Shutterstock.com)

前期から今期にかけて増収増益予想の優待株を選んだ。株価は上昇トレンド継続中で現在は押し目を形成しているものも多い。

1.ロック・フィールド <2910>

【どんな企業?】
高級お惣菜を百貨店や駅ナカなどで展開する。代表的なブランドにRF1、神戸コロッケ、日本のさらだ、などがある。

【業績推移】
前期売上高507億2000万から今期522億4600万円へ増収予想
前期純利益20億8400万から今期22億4700万円へ増益予想

【優待内容】(4月)お惣菜券
200株以上で1000円相当(株数増加で優待券増加)

2.カーリット <4275>

【どんな企業?】
産業の爆薬や自動車用緊急保安炎筒など化学品事業が主力。ボトリングなど飲料充填業務なども。

【業績推移】
前期売上高477億6700万から今期510億へ増収予想
前期純利益7億6500万から今期12億へ増益予想

【優待内容】(3月)UC ギフトカード
100株で1500円相当(株数増加で優待券増加)

3.トリドールホールディングス <3397>

【どんな企業?】
セルフ式のうどん店丸亀製麺を主軸にとりどーる、丸醤屋などを展開。台湾などでも海外展開を行っている。

【業績推移】
前期売上高1017億7900万から今期1122億33万へ増収予想
前期純利益56億3100万から今期59億7000万円へ増益予想

【優待内容】(9月)割引券100円分
100株で20枚(株数増加で優待券増加)

4. 柿安本店 <2294>

【どんな企業?】
老舗の精肉店、松坂牛販売に強みがある。ららぽーとなどショッピングセンター内でのお弁当、惣菜販売、口福堂などでは和菓子の販売も行う。

【業績推移】
前期売上高435億800万から今期440億へ増収予想
前期純利益12億5300万から今期16億へ増益予想

【優待内容】(2月)株主優待利用券1000円分
100株で1枚(株数増加で優待券や優待内容増)

5.SFPホールディングス <3198>

【どんな企業?】
磯丸水産、鳥良など展開。クリレスホールディングスの傘下。

【業績推移】
前期売上高357億から今期370億へ増収予想
前期純利益20億8100万から今期24億5000万へ増益予想

【優待内容】(2月・8月)優待食事券
100株で4000円(株数増加で優待券や優待増)

業績が好調なら優待内容が良くなることも

株主優待投資でも業績を考慮に入れて投資することは株価の安定や上昇という点で効果があると言えそうだ。それに加えて、業績が好調であれば企業は優待内容を拡充したり、株価上昇にともない株式分割の形で実質的に優待内容を増やしたりすることもある。

谷山歩(たにやま あゆみ)
早稲田大学法学部を卒業後、証券会社にてディーリング業務に従事。Yahoo!ファイナンスにてコラムニストとしても活動。日経BP社の「日本の億万投資家名鑑」などでも掲載されるなど個人投資家としても活動中。個人ブログ「インカムライフ.com」。著書に「超優待投資・草食編」がある