2018年3月13日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現在、米ドル/円はやや難しい局面に来ているが、そんな中、次の焦点となるのは、来週19日(月)と20日(火)に予定されているG20だろう。

次のG20では、仮想通貨に対する規制が話題となっているが、為替においては、このところ米国が通貨安に誘導しているのではないかという思惑があり、これについて何かしらの動きがあるとみている。そのため、これまでの為替に関する声明文の再確認が行われたり、米国が通貨安誘導をしているわけではないといった内容の発言があるかもしれない。

そうであれば、過度なドル安に対しての牽制となる。米国経済は好調なので、金利上昇からのマーケット波乱も行き過ぎだったように感じているが、最近は株価も安定してきている。株価は直近では、じり高だろうが、マーケットがさらに安定してくれば、徐々にドルの再評価が出てきてもいいだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ここ最近の米国の保護主義や貿易の関係で売られてきていたカナダ/米ドルが、調整で1.25ドル方向とか、カナダ/円でいえば83円~84円の方向に戻すのではないかと思っている。目先の米ドル/円の予想レンジとしては、105.50~107.50円付近で考えている。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。