2018年3月26日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
今週は30日(金)がグッドフライデーで、日本以外の主要市場がほぼ休場となるため、実質29日(木)の前半までが主戦場となるだろう。
経済指標は、28日(水)に米国の第4四半期GDPの確報値、そして29日(木)に米国のPCEデフレーターの発表が予定されているが、市場予想と大きなずれがない限り、市場を動かす材料にはならなそうだ。このところは、経済指標への注目度が低く、市場の反応も小さくなっている。
今週一番の注目は、明日27日(火)に予定されている、佐川元国税庁長官への証人喚問だ。内容次第では株価に対してネガティブな材料となる可能性もあるため、注意しておきたい。
そして、米中貿易戦争は、米国の対中制裁のための制裁品目リストの作成に時間を要するため、しばらくは小康状態となることが予想される。
米ドル/円は、下値に買いが入っているため、今週はあまり動かない週となりそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で103.50~106.00円、ユーロ/米ドルで1.2250~1.2450ドル、ユーロ/円で127.50~131.00円を予想している。
竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や西原宏一さんのメルマガを通じて情報配信を行なう。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。