2018年3月27日に、国土交通省が2018年1月1日時点の公示地価を発表した。全用途(全国)はプラス0.7%と3年連続上昇し、緩やかながら資産インフレが進んでいるようだ。今回は「住宅地の価格トップ10」と「商業地の価格トップ10」さらには「工業地の価格トップ10」を紹介しよう。

公示地価,住宅地,商業地,工業地
(画像=Sean Pavone/ Shutterstock.com)

そもそも「公示地価」とは

国土交通省が毎年3月に公表する1月1日時点の全国の土地価格のことだ。「住宅地」「商業地」「工業地」など土地の用途を分類して発表している。あくまで土地の価格なので、建物が建っていても更地として評価する。

公的機関が公表する主な地価の指標として、公示地価の他に、国税庁が夏に公表する路線価(1月1日時点)、都道府県が調べて国交省が9月に公表する基準地価(7月1日時点)がある。

憧れの高級住宅地がズラリ 住宅地トップ10

それでは土地価格ランキングを見ていこう。まずは住宅地からだ。

10位:港区赤坂6丁目1911番『赤坂6-19-23』
9位:千代田区平河町2丁目2番23『赤坂6-19-23』
8位:千代田区九段北2丁目6番26『九段北2-3-25』
7位:港区南麻布1丁目35番1外『南麻布1-5-11』
6位:千代田区一番町16番3『一番町16-3』
5位:千代田区三番町6番25
4位:港区南麻布4丁目19番1
3位:港区白金台3丁目55番4外『白金台3-16-10』
2位:千代田区六番町6番1外
1位:港区赤坂1丁目1424番1『赤坂1-14-11』

やはりトップ10は港区と千代田区に集中した。詳細の住所を見ても赤坂、千代田区の番町、白金台、南麻布といった憧れの高級住宅地がズラリと並んでいる。このような場所には一体どんな人が住んでいるのだろうか。

やっぱり強い銀座 商業地トップ10

続いて商業地。国土交通省が発表した資料に建物名が記載されている場合は、建物名を優先して載せている。

10位:新大手町ビルヂング『大手町2-2-1』
9位:塚本素山ビルディング『銀座4-2-15』
8位:銀座尾張町TOWER『銀座6-8-3』
7位:新宿高野第二ビル『新宿3-30-11』
6位:新宿区新宿3丁目807番1外(建物名なし)
5位:丸の内ビルディング『丸の内2-4-1』
4位:ZARA『銀座7-9-19』
3位:明治屋銀座ビル『銀座2-6-7』
2位:対鶴館ビル『銀座5-4-3』
1位:山野楽器銀座本店『銀座4-5-6』

やはり銀座は強く、半分以上を銀座アドレスが占めている。その他、丸の内や新宿など日本を代表する商業地がランクインした。

「工業地」ランキングもあり

ちなみに土地用途には、住宅地と商業地の他に「工業地」も存在する。最後に工業地のトップ10を紹介しよう。

10位:大田区東糀谷6丁目1335番1外『東糀谷6-2-16』
9位:足立区綾瀬6丁目455番1外『綾瀬6-11-17』
8位:江戸川区臨海町3丁目6番25『臨海町3-6-3』
7位:江戸川区松江5丁目1126番1『松江5-22-21』
6位:大田区南六郷3丁目16番29『南六郷3-16-17』
5位:品川区八潮2丁目7番『八潮2-7-8』
4位:江東区東雲2丁目9番42『東雲2-14-19』
3位:江東区佐賀2丁目22番4『佐賀2-10-13』
2位:江東区辰巳3丁目10番1『辰巳3-8-5』
1位:大田区東海2丁目7番1『東海2-1-2』

(ZUU online 編集部)