2018年4月17日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
米ドル/円は、105~108円のレンジという大枠は変わらず、方向感のない相場が続いている。いよいよ本日17日(火)から明日18日(水)にかけて、日米首脳会談が行われる。本来、首脳会談の前には、事務方が折衝を重ねるものだが、今回はそういった情報が漏れ伝わっておらず、会談内容の予測ができない。シリア問題などのリスク要因に対して、今のマーケットは楽観的で、首脳会談を前にやや浮ついている印象を受ける。
米国の貿易問題に注目が集まる中、トランプ米大統領は、昨日16日(月)、自身のTwitterで、中国とロシアは「通貨切り下げゲームに興じている」と非難するなど、トランプ米大統領の発言は相変わらず予測不能だ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
13日(金)に公表された米為替報告書によると、米ドル/円は過去20年の平均値と比べ25%も円安であるとの記載があった。つまり、米ドル/円のフェアバリューは80円台ということになり、今後さらなる円安が加速するという展開は考えづらい。
首脳会談の内容次第ではあるが、トランプ米大統領の発言によっては、突発的な円高のリスクもあるため注意が必要だ。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。